カリン・スローターのレビュー一覧
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アンディ31歳、惰性で生きている。目の前で男が二人の女性を殺害した。すると母親のローラが犯人のナイフ素手で受けて制圧し殺した。その後、ローラは襲撃されそうになり、その際にアンディは逃げるように言われた。メールも電話も一切自分からはしないように、貸倉庫の場所や逃げる方法も指示され。携帯電話や大金があった。平凡な女性だと思っていた母の過去を辿ると・・・
うーむ。そんなに悪くはないのだけれど
他のカリン・スローターの珠玉の名作と比べるとちと落ちる。
主人公アンディにいまひとつ魅力が感じられないのが大きい。同一作者によるウィル・トレントには魅力が感じられるのに。
2018年の現在と1986年の過 -
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ネタバレ死者が多い。この出来事を乗り越えていくのは相当困難だと思うが……エンディングで作中人物は良くも悪くも麻痺している、ような。それが前を向き、強くなるということか?
おそらく、ジェインが司法取引で伝えた話は真実通りではないのだろう(そうですよね?)。パーカー男の身の上に起きたことが警察に解明されないのも不思議な気がするが、まあいい。真実を知る者は彼女自身しかおらず、読者にもすべては開陳はされない。文字通り「彼女のかけら」だ。
マイクとジャスパーの動きが上手くミスリードになっていて、そこが面白かった。
サスペンスとしていえば、個人的にはパトリシア・コーンウェルの筆致のほうが好きだ -
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ネタバレウィル・トレントシリーズ⑤
のっけから苦手なフェイス登場で読む気力が萎えた フェイス姉さんが相変わらず苦手です…
サラVSアンジー もちろん、サラを全力で応援しましたよ かしこサラがクソビッチアンジーにチクリと刺す言葉 溜飲が下がった
ウィルVSアンジー 粘着アンジーがウィルをことごとく陥れる言葉を吐く その言葉、そのまんまあんたに返したるわ 腐れ縁アンジーと切れる決断をしたウィルがアンジーにバシッと別れを言い放つ ここまで、長かった この二人の関係にはずっとイライラしっぱなしやったから、やっとのやっとこさ感満載
もぅ、さっさとウィルはクソリングをはずしてベティ連れてサラんちに引っ越し -
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上巻はフェイスの性格に嫌気がさしたが、下巻ではアンジーがマジ無理
ウィルとアンジーのドロドロな腐れ縁関係にサラを巻き込むなよ
ウィルは指くわえて遠くから聖女サラを眺めるだけで満足してくれ
聖女サラはジェフリーの想い出を大事にしてもっと穏やかな(アンジーみたいなややこいのがくっついていない)人と出会って再出発してほしい
でもサラはウィルみたいな男に惹かれるのかな
上司アマンダがGB 最初は苦手だったアマンダの好感度上昇中w
フェイスは内勤に移動した方が良いんじゃないでしょうか
誘拐監禁された女性の共通点は “拒食症”
表紙(背骨が浮き出た体躯)センスあるな
スピード良く読めた -
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カリン・スローター『罪人のカルマ』ハーパーBOOKS。
ウィル・トレント・シリーズの第6作。相変わらずの切れ味の無さ。解説で北上次郎が絶賛しているが賛同しかねる。切れ味の無さは毎度のことなのだが、それでもカリン・スローターの新作にはついつい手を出してしまうから不思議。
女子大生失踪事件が発生し、特別捜査官のウィルは何故か捜査から外され、空港警備に回される。40年前に発生した連続殺人事件と失踪した女子大生の他殺体の犯行手口が酷似。果して……
またまた警察組織のゴタゴタと男女の色恋沙汰にページが浪費され、下手な翻訳も相まって読みにくいことこの上ない。 -
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カリン・スローター『サイレント 下』ハーパーBOOKS。
本当に人気作家なのだろうか…明らかにアリスン・ブレナンやコーディ・マクファディンといった同じ系統の女流作家の作品より劣ると思う。
帯に書いてあるような「一気読み。読み始めたとたん、話の渦に巻き込まれる。」こともなかったし、「『羊たちの沈黙』を彷彿させる恐怖。』もなかったし、『こんなに胸躍る作品に出合えたのは久しぶり。続きが気になって眠れない。』ことなど全くなかった。
やっと、主人公のウィル・トレントが本格的に動き出し、少しずつ明らかになる事件の真実。留置場で自殺したトミー・ブラハムは真犯人なのか…
取って付けたような事件の真相、 -
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カリン・スローター『サイレント 上』ハーパーBOOKS。
ウィル・トレント・シリーズなのだが、誰が主人公なのかはっきりしない。ストーリーは半ば殺人事件そっちのけで、サラ・リントンとレナ・アダムズを中心に展開しているようにも思う。また、肝心の展開場面の描写が希薄で、まるで原稿の欠落があったのではないかと首を傾げる場面も…『プリティ・ガール』を読んだ時も思ったのだが、翻訳に問題があるような気がする。
アメリカの田舎街で起きた女子大学生の殺人事件。犯人はナイフで刑事を刺した上で逃走を図るが、直ぐに逮捕され、犯行を自供する。しかし、犯人は留置場内で自殺し、留置場の壁に無実を訴えるメッセージを残して -
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後半になってやっと理解できたのは、これは猟奇ミステリーなどではなく、姉妹と家族の物語ということです。
ある日突然娘を失って崩壊してしまった家族が、20年以上の歳月を経て、再び危機に曝され、残されたなけなしの勇気を振り絞って立ち向かう、そういうお話。
そういう視点で思い返せばよく練られていて読後感も悪くないと感じました。
ただ、文章から脳内へのビジュアル変換がうまくできないというか、テンポよくすんなり入ってくる部分とそうでない部分があり、なかなか時間がかかりました。
これは翻訳もののせいなのかそれともアメリカの生活習慣やライフスタイルを知らないせいなのかは判然としません。
あとで「あ、あれはど