桃栗みかんのレビュー一覧
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ネタバレ
どっろどろ、だがそこがイイ
1巻のレビューですが既刊7巻読んでの感想です。
まず最初に。爽やかスポ根野球マンガをお求めの方にはオススメしません。
主人公の修二が暗くて拗らせててスポーツマンガのヒーローとしてはかなり面倒くさいタイプ。他のレビューにもあるようにライバルの空くんの方がよっぽど主人公むき。
だけど、だからこそ生まれる葛藤とかぶつかり合いとか人間ドラマが深くて重くて読みごたえがめちゃくちゃあります。夢を叶えられなかった人、目標を持っていたけど挫折してしまった人、諦めてしまった人にはものすごく刺さる作品だと思います。特に3、4巻までは本当に重く、エピソードごとに泣いていたせいでなかなか読み進めなかった -
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ネタバレやばい。
なんだよこの胸のトキメキは。
そういえば少女マンガだった。
男だらけだけど。
後半怒涛の過去話に全部持っていかれましたが、バッテリー組の関係も試合の運びも、それぞれの心境の揺れに終始本当に胸が熱くなりました。マンガで久しぶりに泣いた。
でもやっぱりアキ先輩の過去話がとんでもなく少女マンガで、元彼(語弊あり)と今彼(語弊あり)のあだ名が一緒とか、最初はお互い嫌ってたのに、気付いたら1番側で思ってくれて救ってくれたのが今彼とかなんかもうなんなんですかね!!笑
もう!!もう!!言葉にならない……!!!
3年生の出番はもうないのだろうかー!!!!
そして角ヶ谷は大丈夫だろうかー!!
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土曜に3巻まで、日曜に6巻(最新刊)まで買ってしまった。
久しぶりにこんな読みふけるマンガを発掘できた気がする。
野球マンガだけど、おお振りほど野球要素は濃くなく、主人公達の葛藤がメインなところがなるほど少女マンガなのかなー。と思いました
あの嫉妬とネガティブは女性的。
いちご100%の作者だと知り、びっくり。確かに当時も絵柄が好きでした。女の人だったんですね。重ねてびっくり。
空くんがとてつもなく美少年でかわいい。
そして脇役も含め、どのキャラも濃すぎず薄すぎず見ていて気持ちいい。メインふたりが重いので、先輩たちが盛り上げている感じ、微笑ましい。女性向けなキャラクターが多い気もするけど -
購入済み
空の視点から、この巻で明らかになった事実によって、修ちゃんの見方がすこし変わりました。修ちゃんは自分のことが嫌いなので、本人の視点からみると主人公と思えないほど情けないのですが、小学生の頃の挫折の裏にそんな事情があったなんて。
空一家が引っ越してこなければ明るくて面倒見の良い子のままだったかとおもうと気の毒になる……笑。 -
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Posted by ブクログ
最近また読み返したのでひとつ。
これものすごい王道ファンタジー。入植者、建国王、失われた民、異端、魔法使い、魔術師、精霊、妖精、ドラゴン、騎士、極めつけが聖剣伝説!ベタベタです。当時のコバルト文庫で読めたのが不思議なくらい。
でも今読んでもちゃんとコバルト風味なんですね。そこがさすがの樹川さとみ節です-_-b! 人物の主観の方をメインに描写している感が、物語そのものの重厚さをあまり意識させない。この軽妙さというか韜晦というかフラットなというか、これが好きです。あと、説明し過ぎないところもいいですね。余白の美、とでも言うのかな。
おそらく一般書店では現在手に入らないでしょうが、古書店等で見かけ -
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Posted by ブクログ
表紙の美麗さに驚きました。
この綺麗な女性はもしかしてもしかしなくても……!
予想はしていましたが、予想通りなことを本文で知って想わずにんまり。
(私は)主人公贔屓のため、主人公のいろいろなものが認められると嬉しくなりますね。
魔術士サイの魔法がおこした奇跡はアイリとク・オルティスの間に波紋を起こし、予想にもしなかったところまで広がっていき――――
前編での謎やもどかしかったところが全部きれいになって、すっきりしました。
アイリに「よかったね」「がんばったね」と何回も言ってあげたいです。ク・オルティスには「この鈍感!(笑)」と「これから頑張れv」と言ってあげたい(笑) いやー -
Posted by ブクログ
樹川さとみさんという小説家さんをはじめて知った作品。
手に取ったのはイラストがきっかけでした。
が、最初の行を読んだところでイラストよりも小説そのもののほうが気になりました。
いや、だってはじめのセリフが! そうくるとは想わなかったんだもの!!(笑)
ギャグ部分はギャグなのだけど、シリアスなところは本当にシリアスなギャップが好きだなぁと感じながら前編を読み終えました。
さあ、次は後編だ! アイリはもちろんだけど、準主役のコルビナ・ディエノ様とオイシイとこ取りのキサルと、気を抜いたら主役にとって代ってしまうくらいにインパクトのあるサイも気になりますね。 -
Posted by ブクログ
コバルト文庫の作品。多分、樹川さとみさんの初期の作品だとおもいます。(今本屋にいってもすぐに手にはいるものではないです)かなり昔。多分高校生のころに購入。当初は表紙の桃栗みかんさんのイラストに引っ張られてかったんですが、中身の面白さについつい後編も購入。現在にいたって本棚に残る唯一のコバルト文庫作品かもしれません(多分もうちょっとあるとはおもうけど|ω・`))ちょっとした秘密を抱えて、森の奥で一人くらしている薬師の少女と、少女と気づかないヘタれな騎士。簡単にいえばその二人のラブストーリーなのですが、そう簡単でもありません♪とにかくコバルト文庫が、まだファンタジー作品が多く、魅力あった時代のお話