桃栗みかんのレビュー一覧
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無料版購入済み
スポーツものといえば”爽やか””ザ・青春”が定番だけど
この先品はそうじゃない。
願っても叶わない理想と現実の間で苦悩する主人公。
この葛藤がどんな結末を迎えるのか気になります。 -
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ネタバレ3年生が引退して寂しいけれど、修二もだいぶ吹っ切れてきて、
キャッチャーの楽しさや手応えも感じてきているのに
そのまますんなりいかないのが息苦しいです。
普通なら後はバッテリーとしての精度を高める方向にいきそうなものですが
キャッチャーが新入部員として入ってきます。
本来なら弱小の部活で新入部員は嬉しいことですし、
3年生が引退して数が減っているところなのですから尚更なのに
そのポジティブなはずの要素がネガティブに作用していきます。
自分のピッチャーとしての素質を認めてくれているなんて
これもまた本当なら嬉しいことのはずなのに
何故今になって、と残酷さに歯噛みしてしまいます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ修二の態度から薄々気がついていたにしても、立ち聞きとはいえ本人の口からはっきりと嫌いだと聞かされるとショックなのはわかります。
でも、傷つくというよりも思ったより強気な態度で少し驚きました。
空の過去や思いが描かれ、空が空っぽの空というのは
そこまで悪気のない悪口なのでしょうが胸に響きます。
修二に騙されて試合に遅刻し、修二が責められているときに
空がなぜ彼を責めなかったのか。
あまりにショックだったから、でもなければ、自分が庇えば余計みんながヒートアップするのではと思ったというわけでもなく。
あまりにエグく、空は空でずっと引きずっていた過去だったというのがとても苦しいです。
空にとっては -
Posted by ブクログ
ネタバレ作者が「ねちねち思い悩む主人公を温かく受け入れくれるのは女性読者」と考えて女性誌で連載を始めたのだそうで、そうした考えの元に描かれたものなのかと思うとより納得がいきました。
角ヶ谷君の闇もちょいちょい仄めかされており、先がとても気になります。
キャッチャーとして嫌々ながらも足を踏み出す修二を素直に応援したくなります。
主人公が”どうしたらいいのかわからない”と言い、読者が無理しないで辞めてもいいのでは? と思ってしまうほど
きっちり悩みを描いているスポーツ漫画はあまり無い気がします。
途中でYOUからジャンプラに掲載先が変わりましたが、
その分男性読者も増えたかもしれませんし、結果的に良 -
Posted by ブクログ
ネタバレ修二のトラウマについてはっきり描かれます。
勿論してはならないことではありますが、それだけ幼い修二なりに追い詰められていたわけで、監督はもう少しきちんと見ていてあげられなかったのかなとも思います。
卑怯だとみんなから罵られ、あんなに無邪気に笑っていた修二がこうなってしまったというのはとても辛いです。
単にやらかした黒歴史というより、大好きな野球で認められなかった、卑怯な手を使ってでも投げたかったのにうまくできなかったという
自分自身との戦いに負けてしまったからこそ
大きなトラウマになっているのだと感じました。
『まだ戦い続けるのか』。
なりたくて努力しているのに、努力してもなれない。
立ちた -
Posted by ブクログ
ネタバレ河下水希先生の別名義とは知らずに、絵が見たことあるんだけどなぁと思いながら読み始めました。
タイトルが印象的なのと絵が綺麗なことに惹かれて手にとったのですが、繊細なのは絵柄だけでなく、心理描写が兎に角繊細です。
野球漫画ですがトラウマなどのメンタルを丁寧に描いた作品になっています。
最初は良かれと思って自分が誘った野球で空に追い抜かれ、初めて味わったであろう挫折、自分自身が信じられなくなるだろう修二の描写だけでなく、空も角ヶ谷もなにかありそうでこの先深掘りされることが期待できます。
確かにスポーツ漫画としての爽快感やいかにも男らしい泥臭さを求めると肩透かしかもしれませんが、少女漫画であり王道の -
少女向け野球漫画
絵が綺麗です。主人公こ心の葛藤が読者にもわかりやすく描かれていると思います。コンプレックスを何かしら持っている人には共感出来る漫画だと思います。
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