あらすじ
アイリはノーマ・カーの森に住む少女。昔から続く家の生業である薬師ローグの地位を、亡き兄にかわって引き継ぐために、男と偽って暮らしている。ある夜、突然訪れた騎士ク・オルティスに、彼の領地であるモースの館にむりやり連れてこられた。従者キサルの傷を治せというのだ。その傷が治り次第アイリは森へ帰るつもりでいたが許されず、王都で開催される武芸武術大会に同行させられた…。
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懐かしい
20年以上前に読んだ小説ですが、訳ありの健気なヒロインの恋物語に惹き込まれたことを思い出しました。
ヒーローは鈍感だし若干尊大なところもありますが、家族思いの真っ直ぐな男です。
この作者さんの他の作品は魔女のシリーズが有名ですけど、この作品のような王道ヒロインの王道少女小説が大好きです。
できたら同じ路線の『366番目の夜』もこちらで販売してもらいたい。10代の頃、貪るように読んだ中でも記憶に残っている名作です!
Posted by ブクログ
樹川さとみさんという小説家さんをはじめて知った作品。
手に取ったのはイラストがきっかけでした。
が、最初の行を読んだところでイラストよりも小説そのもののほうが気になりました。
いや、だってはじめのセリフが! そうくるとは想わなかったんだもの!!(笑)
ギャグ部分はギャグなのだけど、シリアスなところは本当にシリアスなギャップが好きだなぁと感じながら前編を読み終えました。
さあ、次は後編だ! アイリはもちろんだけど、準主役のコルビナ・ディエノ様とオイシイとこ取りのキサルと、気を抜いたら主役にとって代ってしまうくらいにインパクトのあるサイも気になりますね。
Posted by ブクログ
コバルト文庫の作品。多分、樹川さとみさんの初期の作品だとおもいます。(今本屋にいってもすぐに手にはいるものではないです)かなり昔。多分高校生のころに購入。当初は表紙の桃栗みかんさんのイラストに引っ張られてかったんですが、中身の面白さについつい後編も購入。現在にいたって本棚に残る唯一のコバルト文庫作品かもしれません(多分もうちょっとあるとはおもうけど|ω・`))ちょっとした秘密を抱えて、森の奥で一人くらしている薬師の少女と、少女と気づかないヘタれな騎士。簡単にいえばその二人のラブストーリーなのですが、そう簡単でもありません♪とにかくコバルト文庫が、まだファンタジー作品が多く、魅力あった時代のお話なので、ストーリーも楽しいですよ。
Posted by ブクログ
樹川さとみさんの作品。
別シリーズの「楽園の魔女達」で知ったけどシリーズ数が多すぎてひとまず古本屋さんで購入した前後編の短編もの。
剣と魔法。伝説の竜と薬師。こういった世界は好きです。
Posted by ブクログ
楽園の魔女たちの方の別シリーズ(というほど長くない)
森にひっそりと性別を隠して住む薬師がある日、騎士によって外の世界に引きずり出されてしまう。
やがて薬師はその暑苦しい騎士に心惹かれていく。
騎士のイメージは楽魔女の支部長さんです。「へっぽこーーーー!!」と叫べば木霊するw