佐藤いつ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレどんな話かはだいたい分かっていたけど、改めて言葉にするとそうなんだよな〜って感じ。
誰かが決めた訳でもないし、実際にあるかも分からないルール。自分の中の偏見というか、現状より悪化させない為に自分を守るために、本音に蓋をして諦めることっていうのかな。
同調圧力を感じるというか、本音を話すのが怖くて、勝手にこっちが1歩引いてしまう。今より悪くなるなら、この状況でいいやっていう、今の時代に合った1冊だった。
また、LINEとかで気軽に連絡を取り合える時代だからこそ、直接面と向かって話すこと、勝手に決めつけて引くんじゃなくてちゃんと思いを伝えることって、その人とちゃんと向き合いたい。あなたを大事にしたいって示すことにも繋がるのかなって思わされた。LINEでもいいけど…
便利な世の中になったからこそ、アナログにして、時間をかけて大事なものと向き合う時間ってより大切にしたいと思えた1冊だった。
大好きなバンドマンが言っていた「今の時代は画面の中で簡単に会える。好きとも簡単に言える。でも、実際に時間を作って時間をかけて会いに来てくれるのは本当にその中の一部で、だからこそ、俺はこんな世の中になっても来るという選択をしてくれたあなたをこれからも大事にしたい。」
それって、こういうことなんだなって思った。時間は有限だからこそ、自分が大事にしたいこと、したい人にちゃんと思いを伝えたり、素敵な時を過ごすために使いたいと思った。 -
Posted by ブクログ
自分がどうしたらいいのかわからない。
自分の言動は、クラスメイトの目を気にしてのもので、自分本来の気持ちとは別の者なのかもしれない。
「相手はきっとこう考えているに違いない」「こんなことをして周りから浮いてしまったらどうしよう」
傍から見れば些細なことに拘っているように思えたとしても、当の本人にしてみれば人生をかけた重大な悩みで会ったりします。
それは主人公のような中学2年生という年齢に限った話ではなく、大人になってからも同じかもしれません。
ちょっと説教臭い部分もありますし、あまりにも上手く行き過ぎているように思えて現実離れしているような印象もありますが、それも主人公が気が付いた通り、読者自身が「透明なルール」に縛られているのかもしれません。
きっと、世の中は(自分の周りにいる人たちは)想像しているよりもずっと懐が深くて優しいのではないか、と思える温かな読後感の小説でした。
小中学生におススメしたい物語です。 -
Posted by ブクログ
他人からどう思われるか、周囲の友達に馴染めるか、孤立しないか。
多くの中学生が、内心ドキドキしているんじゃないかと思う。
自分もそうだったなぁ。
そんな中学生たちが、成長していく児童文学。
学生の頃、テニス部の女の子たちはキラキラしてて、いつもテニス部で固まってて、でもいつも誰か1人がローテーションで仲間外れにされてたな。
そんなことを読みながら思い出したけど、この話に出てくる中学生たちは、実はみんな良い子。
現実はそううまく行かないと思うけど、まぁ児童文学だしね。
面白かったし、感動しました。
ギフテッドの女の子とのエピソードがちょっと弱いかな。
彼女は、大人になるまでまだしばらくはしんどい思いをするんじゃないかと、そこだけ辛くなった。