木村敏のレビュー一覧

  • 時間と自己

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    木村敏さんの思想に、私としては目新しいことはほとんどなかったが、新書ということもあり、いつもより平易な語り口で、木村敏入門として、よくまとまった本だと思う。

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    2010年05月07日
  • 時間と自己

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    精神病理学という、精神医学のなかの、あるいはそれを批判する学問分野で有名な人の本。哲学的な人間学的な観点から精神病を分析する。独特の理論がこの本で軽く説明されている。哲学の入門にもいい本だと思う。ハイデッガーが分かるようになるかも。

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    2010年06月11日
  • からだ・こころ・生命

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    8割くらい分からない。しかし,この分からない感じが面白い。第2講は第1講に比べれば理解しやすいと思った。個人と集団,主観/主体,共同的な主体性,今取り組んでいる現象と密接に関連することなので,定期的に読み直してみる。理解の深さの変遷や発想の展開が楽しみだ。

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    2025年01月14日
  • からだ・こころ・生命

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    #講談社学術文庫
    #木村敏 「からだ・こころ・生命 」

    ヴァイツゼッカー 「 ゲシュタルトクライス 」の主体概念から生命論に展開した講義録

    とても難解。相即を含めた主体概念と アクチュアルな「生と死」が つながるまで時間がかかった


    著者が論じる主体概念に基づく生命論は〜生きものは 世界との関係 や 境界を生き、関係や境界は いつも「相手」をもち、死ぬということは 関係や境界が消滅する、といっているのだと思う


    著者が最後に伝えたのは「医学に主体概念を導入し、医者が患者と二人称的な関係に立つことにより、生きている現実として生命を捉えた 人間学的な医学が実践される」というもの


    相即とは
    生きものが、その生存を保持するために知覚と運動の両面を動員して、環境世界とのあいだで保っている接触のこと

    主体とは
    生きものと環境世界との接触現象そのものであり、有機体と環境との「あいだ」の現象のこと〜主体は 環境世界との相即が保たれているかぎり主体として存続することができる

    主体概念により、生きものは物理的環境に身を置く「からだ」であると同時に、環境との境界で営まれる相即活動を通じて「こころ」としてはたらくことを実現する

    二重の主体性
    人間は、一方では生物の一種として集団的主体性を生きる存在であり〜他方では「各自性」をもった 個的存在でもある〜各自性とは「私はいつも ほかならぬ私である」ということ

    「生命そのものは決して死なない。死ぬのは個々の生きものだけである」

    生命そのものを 実在(リアリティ)でなく、生きているという現実(アクチュアリティ)として捉える

    生きものが生きているとは、環境世界から独立していながら、環境世界との接触を失わないということ

    あらゆる生きものはその周囲の環境と接触し、他の個体と接触することによって生命を保っている。生きものの存在の意味は、生き続けること、生命を保つこと以外ありえない

    個体生命が「もの」でなく「生きているもの」である限りにおいて、環境との境界を生きる存在である


    だれかが死ぬという出来事は〜二人称的な関わりにあった人にとっては、アクチュアルで主体的な出来事として体験される〜死の連帯性

    二人称的な関わり
    「わたし」と「あなた」が一つの親密なまとまりをつくっている「われわれ」の場面









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    2024年11月23日
  • 異常の構造

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    難しくて序文はまったく理解できなかったけど、実際の症例をもとに展開していく本章は読み応えがあった。「異常」を定義するうえでそもそも「正常」とはなにかというところからスタートするが、そもそも私たちが「正常」と認識している現実自体が虚像に過ぎず、「異常」を理解し論じるには値しないのではという考え方には共感できた。でも1970年代に書かれた本ということもあり、男女二元論やミソジニー、恋愛至上主義な話の展開があって、そういう思い込みや社会規範が精神疾患をつくりだす可能性を孕んでいるのでは。

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    2024年08月18日
  • 時間と自己

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    ネタバレ

    難しくて半分もわかっていないが。
    時と感情の関係とでもいうのか。
    それを言語化した本。自分はあまりそういうの読んだことがなかったので新鮮。30年以上も前に書かれたもの。

    あとがきに。
    私たちが普段確かな現実だと思い込んでいるこの人生を一つの夢として夢見ているような、もうひとつ高次の現実が私たちのすぐ傍らに存在しているらしいということだけは、心理に対して謙虚であるためにも、ぜひとも知っておかなくてはならないように思う。

    時間は、物理的にデジタルにはかれるものではない。
    多分、同じ事象に対しても、時間の流れや感じ方が違うんだろうな。ふと、何事も怖くないような気持にもなる。

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    2018年09月13日
  • 自分ということ

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     いわゆる統合失調症、離人症などの精神疾患について人文科学的アプローチをしている著作。近年の脳科学の発達による自然科学的側面とは違い、いかに他者と接していくか「間」とは何かを探っていく。
     前半が一般向けの内容となっており理解しやすい。患者に限らず、われわれの毎日の生活に避けては通れぬ他者との接触。幾つかの精神衛生上のポイントが見つかるはずだ。
     

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    2010年08月04日
  • 時間と自己

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    大学の先生がテキストに選んだ本です。初めて、哲学的な視点でものを見ることを教わりました。目には見えない時間を、頭の中でイメージすることは難しい…

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    2009年10月04日