山際淳司のレビュー一覧

  • 空が見ていた

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    80年代、私は小学生から中学生の時代でした。
    全盛はプロ野球、まだJリーグが始まる前の時代

    池田VSPL、三沢VS松山の壮絶な今も語り継がれる決勝戦

    その時代特有の匂いというか、感覚というか・・・

    目を閉じ、本を回想するとほんと目に浮かぶ・・・

    スポーツの1シーンが動くとき、見た目の我々の感じ、感動、思いのほかに

    本人たちの思い、気持ちと2つのドラマが交錯する。

    くそ暑い空の下、がむしゃらにまた走りたくなる・・・

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    2018年10月28日
  • ナックルボールを風に

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    往年の名選手の短編集

    選手の生き使いやその場の臨場感、自分がそこにいるような感覚

    山際氏の作品は、背景描写も目に浮かぶくらい緻密であり、読むものを引き込む。

    スポーツの一瞬を切り取った作品集

    彼らの生き方は、ナックルボールのように変幻自在・・・

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    2018年10月28日
  • ルーキー

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    どんな大物選手にも必ずルーキーと呼ばれる時代が存在する。
    KKコンビと言われたPL学園の清原もその一人
    この時私はまだ小学生でしたが、記憶は鮮明に残っています。
    甲子園の頂点に上り詰め、プロ野球界へ。

    1年目に3割の打率をたたき出し、30本を超えるホームランを打つ
    桁外れの怪物と言っていいのではないでしょうか。

    清原の生い立ちを、周りの人たちにスポットを当てながら展開してい行きます。

    清原とは何者だったのか。

    清原のもう1つの顔が見える作品といえます。

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    2018年10月28日
  • スタジアムで会おう

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    21世紀のちょっと前1990年代にスポットを当てた作品です。


    西武ライオンズの四番打者「清原和博」
    神になったチャンプ「ジョージ・フォアマン」
    天才ジョッキー「武豊」
    スタジアムでは、様々なドラマが生まれ、去っていく。
    スポーツの真髄をついたノンフィクション短編集

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    2018年10月28日
  • 衣笠祥雄 最後のシーズン

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    昭和の野球界のスターであり、花形であり、球団の顔で
    あり、指導者であった−衣笠祥雄・星野仙一・根本陸夫・
    東尾修・荒木大輔・落合博満・田淵幸一・江夏豊−
    の9人と同時代を生きた作家・山際淳司が著した
    ノンフィクション集。

    彼らが活躍したあの時代、各球団には衆目一致のスターが
    いた。オールスターはまさしく吉例顔見世興行であり、
    ベンチでは牢名主のごとく皆ふんぞり返っていた。
    そのひとりであった星野仙一は本年年明けに急逝し、衣笠祥雄も先頃亡くなった。

    本書で半分近くページを占める、衣笠祥雄の連続試合出場を追った「バットマンに栄冠を」は読み応えがあった。

    引退の前年、泥沼のスランプにもがき苦し

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    2018年10月08日
  • スローカーブを、もう一球

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    山際淳司は、1948年神奈川県生まれのノンフィクション作家。
    1980年に、本作品集に収められた『江夏の21球』を、文藝春秋の『Sports Graphic Number』の創刊号に発表して注目され、以後、さまざまなスポーツをテーマにした作品などを発表。本作品集は、1981年に角川書店日本ノンフィクション賞を受賞した。
    その後、NHKの「サンデースポーツ」のメインキャスターなども務めたが、1995年に46歳で急逝。
    私は、ノンフィクションやエッセイが好きで、沢木耕太郎はじめ、多数のノンフィクション作家、エッセイストの作品を読んできたが、遅ればせながら手にしたこの作品集は、山際氏の比類ない、主題

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    2018年09月01日
  • 江夏の21球

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    衣笠選手が亡くなったと聞いて真っ先に思い出したのが、故 山際淳司氏の代表作、「江夏の21球」で、この本を見っけ出して購入した。最初に読んだのはいつだろう?書かれたのは昭和55年で、僕はこの作品が収録された「スローカーブをもう一球」という文庫本で読んだから、高校生か、大学生の頃じゃないだろうか。
    「江夏の・・・」は単純な話だ。
    恐らく当時の日本において、野球を見たことはなくても、スポーツニュースを見たことのある人なら、必ず日にしたことのある昭和54年の日本シリーズ第7戦の大詰め、スクイズバントが失敗するに至る江夏、そして彼のマウンドをとり囲む人々の話だ。そして、その中でマウンドに立つ江夏のただ一

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    2018年04月30日
  • 江夏の21球

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    私が生まれる前の野球の話、見たことのない試合が描かれているが、その試合の緊張、球場のざわめきが、今眼前で現実に起こっていることかのように感じられる。ちりちりとした緊張感のなか、読んでいるというよりは、観戦しているかのような気持ちになる。また、決して大活躍して名を残したわけではない野球選手の人生にスポットを当て、綿密に描写した短編を読むと、人生と野球の面白さや苦労、不思議さを感じた。
    野球の面白さを再確認できる一冊で、オススメです。

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    2017年09月22日
  • スローカーブを、もう一球

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    再読。
    なぜか、表題作、すごくよかった。正面から菖蒲できなくても搦め手から攻めて勝つことができる、という勇気を出しもらった。
    自分も、スローカーブを投げるような生き方をしたい。速いストレートを持っていないので。
    シティー・ボクサーもよかった。
    天才が一旦は挫折するもののまたリングへと戻ってくるという大枠が劇的だし。
    ポスター、音楽、ヘアスタイルにこだわるというのは、自分と少し似ている。
    ボクシングというスポーツの崇高さを感じた。

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    2017年05月28日
  • スローカーブを、もう一球

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    【本の内容】
    たったの一球が、一瞬が、人生を変えてしまうことはあるのだろうか。

    一度だけ打ったホームラン、九回裏の封じ込め。「ゲーム」―なんと面白い言葉だろう。

    人生がゲームのようなものなのか、ゲームが人生の縮図なのか。

    駆け引きと疲労の中、ドラマは突然始まり、時間は濃密に急回転する。勝つ者がいれば、負ける者がいる。

    競技だけに邁進し、限界を超えようとするアスリートたちを活写した、不朽のスポーツ・ノンフィクション。

    [ 目次 ]
    八月のカクテル光線
    江夏の21球
    たった一人のオリンピック
    背番号94
    ザ・シティ・ボクサー
    ジムナジウムのスーパーマン
    スローカーブを、もう一球
    ポール・

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    2014年08月24日
  • ニューヨークは笑わない

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    『笑うニューヨーク』という本を読んだことはあったけれど、その本の題名は、この『ニューヨークは笑わない』をもじって付けられたのね。この場合の「笑わない」は、「地震がない」という意味でした。またひとつ勉強になりました。山際さんの文章が好き。

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    2013年01月20日
  • ミスター・ダブルボギーに神のお恵みを(小学館文庫)

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    ゴルフやってなかったら、絶対に読んでない。だから、ゴルフ始めて良かったなぁと思う。
    どの作品も思わず笑ってしまうものばかり。
    ただ、ゴルフをしない人向けなのか、それとも日本人の根底に深く根付いているからか、ゴルフを野球に例えてるところがあって、なんと無く違和感。
    でも、そっちのほうが分かりやすかったりするんだな。

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    2011年08月07日
  • エンドレス・サマー

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • タッチ、タッチ、ダウン

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • 空が見ていた

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • スタジアムで会おう

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • 男たちのゲームセット 巨人・阪神激闘記

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • 彼らの夏、ぼくらの声

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • ナックルボールを風に

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    スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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    2009年10月04日
  • スローカーブを、もう一球

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    様々なスポーツを題材にしたルポ集。簡潔でありながらカッコ良い言い回しが多い。たった1人のオリンピック、スローカーブをもう1球が好き。

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    2021年09月24日