【感想・ネタバレ】彼らの夏、ぼくらの声のレビュー

あらすじ

スポーツの世界を旅しはじめると、その面白さに惹かれて深入りしてしまう。季節でいえば真夏日にも似た、ヒロイックな日日を送っているスポーツマンたちとともに、同じ季節感の中で生きている自分がいる。一瞬の夏の煌きを綴った珠玉のスポーツ・ノンフィクション集。

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Posted by ブクログ

スポーツにおける一瞬を切り取り、プレーそのものはもちろん、そこに交錯する選手・監督・周囲の人々の思いを掘り下げて追っています。
観戦する側の私達は一つ一つのプレーに一喜一憂して楽しむのですが、そのプレーが生まれるまでにどのような努力や思考や人間ドラマがあったのかを知ることで、スポーツの面白さを実感させられます。

山際淳司のスポーツノンフィクションは、スター選手だけでなく無名や脇役の選手へも光を当てています。
スポーツのシーンの数だけでなく、選手の数だけドラマがあるのだと気づきます。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「江夏の21球」の山際さんの単行本。昔、「スローカーブをもう一球」を読んだことはあったけど単行本を読むのは初めて。スポーツ選手と人となりにスポットを当てて紹介する手腕はさすがで、とかく神聖視されがちな選手の素顔をいやみなく浮き彫りにしている。
それにしても内容よりも目を引いたのが、清原和博や武豊などの一流選手のルーキー時代を紹介した章だが、これらの初出は「就職ジャーナル」らしい。下手な面接ノウハウを紹介するよりも一流選手の下積み時代を生々しく紹介するこういった記事のほうが学生には何倍も役に立つと思う。

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2011年08月09日

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