谷本真由美のレビュー一覧
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古本屋で安く売っていたので買って読んでみた。
内容について、「確かにそうだな」と感じるところもあるが、「それは作者の見識が狭いだけでは?」と感じるところもけっこうある。作者本人の実体験と聞くと聞こえはいいが、一人の人間が体験できる範囲なとたかが知れており、「作者本人の体験=この世の真実」というわけではない。実際、私の実体験とはだいぶ異なることを、(作者個人がそれを体験したからといって)さもそれが真実みたいに書いてある部分も多い。
例えば、外国人はみんな仕事では日本人以上に遠回しにしかものを言わない、と作者は言っているが、私の仕事仲間(アメリカ人の2人組)は良くも悪くもずけずけ物を言って来る。もちろん遠回しに表現してくる外国人もいるのだろうが、そうではない人も大勢いる。また、外国の学校ではいじめが当たり前だが日本人の子供はみんな親切でいじめたりはしない、みたいなことも書いているが、そんなわけない。作者は連日のように日本で報道されているいじめについての報道を見ていないのだろうか?
作者の経歴はまったく知らないが、本を読む限りだとイギリスに長く在住していた人だと思う。だから、日本の実情を知らない。本には「日本人は日本人向けに美化されたイギリス像しか知らないからイギリスに過度な憧れを抱いている」という趣旨の文が書いてあったが、逆に「この作者はイギリス向けに美化された日本像しか知らないから日本に過度な憧れと抱いている」と思う。
この本は全体的に、作者の右翼的なバイアス思考が滲んでいる。左翼が何も知らない無知無能のように書かれ、外国人を非難し(とりわけ、イギリス女性をまるでこの世で最低の存在であるかのようにこき下ろしている。作者のイギリス在住中に現地女性に何かされたのだろうか?)、日本人賛美が多い。当たり前の話だが、どこの国でも良い人間もいれば悪い人間もいる。だがこの本は、「〇〇国の人間はみんな同じ!」みたいに十把一絡げに書かれている。内容に、信憑性がほとんどない。
あと、作者の特定の知人を(実名こそ出していないが)露骨に馬鹿にしたりと、下品な文章も多い。
また、全体的に文章がフランクだが、そのせいでかえって分かり辛いところもある。ガザ地区の紛争について日本の地名に当てはめて説明しているが、ものすごく読み辛い。これなら、普通に実名で説明してくれた方が分かりやすい。 -
匿名
ネタバレ日本人でよかった
ただ日本の文化を貶すだけで、厚さも内容も薄い本でした。
筆者を含む外国人は遅くまで残業する日本人を頭がおかしいと嘲笑っているみたいですね。
20〜59歳の社会人の男女を対象にしたサンプルサイズ800の調査結果では、残業する理由の内、上司からのイメージアップを図るためと答えた人は2%にも満たないのに対し、仕事が終わらないためと答えた人は61.8%に上ります。また残業はしたくない、どちらかというとしたくない人は69.6%です。
このデータを見ると、日本人が無駄な仕事を美徳と考えているという主張はかなり短絡的であることがわかります。
私たち日本人は頑張る人たちを嘲笑う側じゃなくてよかったと思いました。
「リケジョという言葉は差別だ」とのことですが、日本人は「リケジョ」という言葉を差別的なニュアンスで使っていません。どこの国とは言いませんが、通りすがりの異人種を罵倒したり、殴ったりすることは差別とは言わないのでしょうか。そんな倫理観に成り下がった人たちに言われても説得力がありません。
魚を食べる日本人をバカにしているみたいですが、魚を食べるのは日本人の問題点ではなく文化です。日本の環境によるものです。ではポテトやソーセージばかり食べるドイツ人はおかしな人なのでしょうか。コーラばかり飲むメキシコ人はおかしな人なのでしょうか。
「つまらないものなら渡すな」と過剰に反応していますが、これどうぞくらいの意味です。表現と含意が異なる会話なんてどこの国にもありますよね。「Are you kidding?」と言われたアメリカ人は「からかってねぇよ!」といちいちキレているのでしょうか?
意味不明、頭がおかしいなど、強い言葉で押し切ろうとしますが、データも根拠もないので説得力がありません。自分のことを頭がいいと思い込んでいる人が書きそうな文章です。
色んな文化を尊重できないような筆者が国外にいてくださることに感謝します。
本当にありがとうございます。
日本のためにも二度と日本に来ないでくださいね♩