中西和美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アルフィー第2弾。
エドガーロードの暮らしも順風満帆で幸せな生活を送るアルフィー。
そんな中に、新たに引っ越してきた一家は近所の住人と関わろうとせず、不振な行動を取る。
ただ、アルフィーはその家の白い猫、スノーボールに一目惚れ。
住人同様に冷たい態度を取り続けるスノーボールに対していつものごとくアルフィーは働きかけ続ける。
スノーボールの仲が深まらない中、クレアの不妊や、アルフレッドのいじめ、タイガーの嫉妬など、問題は次から次へと起こる。
それでも、アルフィーが縁でできた通い先の皆は、それぞれ話し合い、アルフィーの助けを得て、問題を解決していく。 -
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購入済み
ある日住む場所も自分の面倒をみてくれる人もいなくなった猫のアルフィーが新しい住処と仲間(人も猫も)を見つけ、そこで出会った人たちの境遇に心配したり、なんとかしなきゃとがんばったり、の楽しいお話。 「通い猫」というのは一つの家に住みつくと主や住処を失ったときに大変だということがわかったため、複数の家に出入りして、かわいがってもらうことにする、といセーフティーネットのある生き方を選んだから。 それにしても出てくるダメ男、嫌な女、差別をする者のエピソードを見ると、どこの国も同じだなぁ、と思うのでした。
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Posted by ブクログ
今猫ブームだからか、本屋の平台にあって目についたので。
通い猫アルフィーの心温まる感動モノと謳ってたけど、読んでみて猫視点でビックリした。
冒頭だけかな?と思って読み進めたけど、そうじゃなかった。
猫視点で、人間の事情がかいま見えたり、アルフィーに対する態度が段々軟化していくのがわかる。
柴田よしきの猫探偵も猫視点だけど、あっちは事件ありきのミステリーだから、またちょっと違う。
アルフィーの通う先の人間の悲しみとか、アルフィー自身の捨てられた後の大変さとかの心理描写が丁寧。(アメリカだから、文化の違いは感じるけど)
アルフィーが傷ついた彼らのそばに寄り添うけど、そんなに簡単に彼らはハッピ -
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Posted by ブクログ
2015年刊。翻訳本。幸せに暮らしていた飼い猫の主が死去し、施設に入れられるのを恐れて新たな飼い主を探す。何とリスク分散の為に「通い猫」という道を選択し開拓していく…その過程で、様々な人達を意図的に幸せに導いていくと言うお話。
4歳の猫で「何も知らない」と書かれながら、哲学的な洞察をしたり「アドレナリンの湧き上がり」を自覚したり。どうしてそこまで細かく描写するの?と思うが、文化の違いか…
猫の全てが人語を解し、ただ話せないだけ。4家族の間を目まぐるしく移動し続けるので、描写も同様、目が回りそう。でも眠くなる。スピード管は有るのだが、何故か読むのが辛い感覚が伴う。
最終盤の展開は予想通りで、最後 -
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Posted by ブクログ
可愛い猫にゃんの表紙(=^x^=)
アルフィーという賢い猫の目線で話が展開します
読んでいて、実はこんな風に私も以前飼っていた猫から人間ウォッチングされていたのかなあって思ってしまいました
話し方や表情で今日は元気かそうでないか見られていたかもなあ。。。
日頃世話になっている家の人達の幸せを願って行動するアルフィー
その思考は、私が持っている猫のイメージとは大分違っていました
しかし、ネズミや鳥を咥えて飼い主にプレゼントすることが最高の感謝の気持ちであり、人間が喜んでくれていると信じて疑わないアルフィーの姿が、猫らしくてちょっと安心しました -
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Posted by ブクログ
ネタバレここで読んだ感想が「初恋が叶わなくて残念」とあった気がして、最後までそのつもりで読んでたので、最後の最後にスノーボール家が引っ越すのか、最悪死ぬのか?と読んでたので、最後の1ページを読み終えてハッピーエンドで拍子抜けした(笑
タイガーがアルフィーを好きだったのもビックリ。猫といえど叶わない恋は辛いよねぇ。
隣の家の覗き見老夫婦、最後には天罰くらうか、町中からハブにされればいいと思ってたのに、意外や普通の関係に。あんなことされて手を振る仲に戻れる?イギリスだかか?
クレアにも子供ができて、登場人物覚えるのにしんどくなってきた(汗 -
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Posted by ブクログ
本作はシリーズ第六作という。
実は、この巻からはじめて読む。
が、まあ、それほど困ることはなかった。
猫を主人公とする、ハートフルな物語。
自らを人間よりも賢いと思っている、誇り高い猫たち。
びっくりしたのは、よくあるツンデレ猫ではないことだ。
特に主人公アルフィーは、「誰とでも仲良くできる」、そういう猫として誇りを持っている。
そして周りの猫と人間の幸せを望む猫なのだ!
彼らの「本宅」のママ、クレアを中心に、ご近所との温かいお付き合いの輪ができているのだが、猫たちの社会も、負けず劣らずうまくやっている。
あれ?イギリスって、孤独対策の省庁ができたりしたところじゃなかったっけ?
そう思っ