飯田譲治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレさすが飯田譲治。
初めから物語に引き込まれた。
早坂由紀夫はクローゼットから生まれ新たな人生を歩んでいく。
奈緒美、野長瀬、ジュリエット星川、千明、田村、朔原、それぞれが個性豊かなキャラクターでミステリー、ホラー要素もありながらもワクワクドキドキ読み進めていくことができた。
ミステリーだけどほっこり人の温かみを感じられる物語。
永井と美樹はフルネームで出ないことから過去の武弘が関わった人物って区切られてるし、
奈緒美はずっと奈緒美で、どこか初対面から母性というものを感じてたのかな。
奈緒美の母性が育つのも、なんだか岸和田の狙いだったようにも感じる。
謎解きしながらアットホームな温かい気持ちで最後まで読めた。
ドラマは少しお話が変わってるみたいだから読みたい。
最後のページの方はドラマ化にあたって世間に良い意味でも悪い意味でも影響を与えてしまった飯田譲治さんの率直な思い、苦悩が書かれていて、これから先作品を見る、読むにあたって、どんな意図があるのか、どんな思いがあるのかを深掘りしていかなきゃいけないなと考えさせられた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回の内容は、超能力集団のARKコーポレーションと霧原兄弟の闘いが展開します。
ここから、主な登場人物を記します。
あまり、詳しく書くとネタバレが過ぎてしまいますので、ざっと書きます。
主な登場人物
ARKコーポレーション
奥原晶子 …… ARKコーポレーション社長。強大な予知能力を持っている。年齢は50代であるが、能力の使い過ぎで、車いすに乗る老女のような体に成っている。
予知能力を使って、政治家や資産家と繋がり、会社を大きくした。
やがて訪れる変革を避けて、未来を自分の手で動かそうとする。
三雲玄吾 …… 社員。強大なマインドコントロールの持ち主。
会社の命令で殺人も厭わない冷酷な心の持ち主。
都築洋介 …… 社員。予知能力者。
桐華高校に教員として赴任。
会社に造反し、命を狙われる。
マインドコントロールの三雲に依って、精神を破壊される。
双海芳紀 …… 社員。 電気信号に感応する。
会社の新の目的を知り、会社に造反する。
命を狙われ、身体は崩れ、精神を電脳世界に置くことに成る。
霧原兄弟に、ARKコーポレーションの社長 奥原晶子の野望を告げようとする。
遠野夏子 …… 能力は待たない普通の人。双海芳紀の恋人。双海の能力に薄々気づいている。
天元早紀枝 …… 相手に自分の気持ちが感染する能力。
都築洋介の通う学校の生徒。都築に思いを寄せている。
天元知美 …… 早紀江の妹
天元久雄 …… 早紀枝の父
天元悠子 …… 早紀枝の母
山田美保子 …… 桐華高校の生徒。都築洋介を慕うが、早紀枝が都築と良い仲に成っているのに嫉妬して、仲間五人と早紀枝をいじめる。
後に、プールにて五人と早紀江が浮いているのを直人が救出する。
早紀江は無事で、五人は死亡した。
超能力者集団ARKコーポレーションと直人、直也の壮絶な闘いが始まります。
闘いを通して、直人にはテレポーテーション、直也には治癒力の能力が加わります。
ARKコーポレーションと、会社に造反した者の末路、そして霧原兄弟とARKコーポレーションの壮絶な闘いに、読み始めたら、止まりません。
物語は今回で、一旦終わりのようです。
次巻6 では桐原兄弟が過ごした超能力研究所でのお話に成るようです。 -
ネタバレ 購入済み
面白かった
昔、TVドラマの冒頭シーンだけ見たことがあり、ずーーっと気になっていた小説です。今回やっと読みました。面白かったです。最初はショッキングな描写に少し驚きましたが、事件が繰り返されるうちに慣れていき(笑)、どんどん物語に入り込んでいきました。ただ、最後が「え~ここで終わっちゃうの??」という終わり方で多少物足りなかったので☆一つマイナスで…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ続きが気になってしょうがないわけではないのに、結構いいペースで読めたのは、文章が読みやすかったからなのかもしれない。
ただ、さらさらと読めはするけれど、この小説にはいくつもの引っ掛かりがある。
一番大きな引っ掛かりは、アナンの修学だ。
小学校の入学式、戸籍がないから当然名簿に名前のないアナン。
流が「就学通知書は届いています」というだけで、入学しちゃう。
その後6年間、一度も市役所に確認したりしないの?
作者たちが書きたいこと、調べたことは丁寧に筆を尽して記述しているのに、作者たちが重きを置いていない出来事はさらっと流されてしまって、リアリティがない。
ファンタジーだからというのは違う。
ファンタジーだって、その世界の中ではきちんと生活しているのだから、その世界のルールには従わなくてはならない。
そこがきちんと描写されていないから、書き割りの背景を前にうすっぺらい登場人物たちが使い捨てられたように物語から去ってゆく。
毬絵にしても、健太にしても、裕一にしても、その後の彼らの行き方が想像できないまま、アナンに置き去りにされてしまった。
もっと肉付けしてほしかったのだけれど。
そして、大金持ちの男にプロポーズされても、「いい友達のままで」なんて早苗。
じゃあなんで一緒に暮らす?
ホテルのスイートルームに泊まれるのは誰のおかげ?
そもそも自分の工務店の経営はどうなっているのか?
こんな人がアナンの戸籍上の親ということでいいのか?
常にアナンにとって都合のいい面だけを見せている人が、アナンの周りに多すぎて、鼻白む。
読みやすいけど、私にとってはそれだけで、感動に乗り損ねてしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ上巻しか読んでいないけれど、多分これは感動系のエンディングが待っていると思われます。
まだへその緒もついたままの生まれたばかりの赤ん坊が、ゴミと一緒にビニール袋に入れて捨てられていて、それを拾った記憶喪失のホームレスの男とその仲間たちが赤ん坊を育てることによって、自分の過去と向き合い、精神が浄化されていくのが第一章。
上巻はその後の第二章まで。
ホームレスの人たちの生活については、いろいろ調べたのでしょう、とてもリアルです。
で、生まれたての、戸籍もない赤ん坊を育てていくことが、現代の日本でできるのか?
当然無理です。
だからこれは、リアルな社会を舞台にした、ファンタジーなのでしょう。
スピリチュアルでもあります。
それに気がついてから、格段に読むペースが落ちました。
ホームレスの人たちの持つ、重たい過去のしがらみが、人間ではどうしようもない力で癒されていくのは違うよなあって思ってしまって。
でも、高熱で瀕死のアナンを看病しながら、祈る流たちの姿にぐっとくるものがあった。
”俺たちは人に助けられるより、ほんとは助けたいんです―。”
第二章を読み始めて、再び勢いがついてきて、結局第二章は一気読みでした。
設定は変わらないのですが。
文章がこなれてきたのかなあ。
それでも、上巻の最後ではアナンは5歳。
この後絶対に学校問題が出てくると思いますが、そこをどうクリアするのでしょうか。
実は最初っからそこが気になって、「育てられるわけないじゃん」と引いてしまったので、上手いことクリアしてほしいと思います。 -
Posted by ブクログ
ドラマ「NIGHT HEAD」シリーズ、そして映画「NIGHT HEAD」でひとつの結末をみた直人と直也。
この物語は、まだ研究所に閉じ込められていた頃の話である。
直人にとって何を置いても守らなければならない存在、それが直也だった。
人に触るとその人の思念や記憶が際限なく流れ込んできてしまう力を持つ直也にとって、人が隠し持つ悪意や闇を突きつけられるような負担を強いられる。
そのために力を使ったあとは精神的にも疲れきってしまう。
そんな直也を守るために、自らの力を使うことをためらわない直人。
実は精神的には直也のほうがはるかに強靭な心を持っていることが面白い。
幼い頃から悪意や闇を見続けてきた直也にとっては、人間に余計な期待はしない。
逆に一歩引いたところから観察することは習性となっている。
その点、直人は繊細で傷つきやすい心を抱えたまま成長してきた。
力が暴走して誰かを傷つけたとき、傷つけたことに自分も傷つき、自分が化け物のように怖れられることにも傷つく。
最終章では研究所跡に戻ってきた二人が描かれている。
彼らの成長は、そのまま彼らが辿ってきた道の険しさに比例している。
物語前半がドラマ前の二人を描き、最終章が映画後の二人を描いている。
超能力をテーマにした物語で、これ以上のものを読んだことがまだない。
二人の苦しみや悩み、そしてそれでも未来を信じたい、信じようとする心が切ない物語だった。