安達裕哉のレビュー一覧
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わたしは聞き役に徹し、その人の受け取りやすい耳障りの良い返事をすることが多い。議論モード(相手と自分の割合5:5)、共感モード(相手8:自分2)、提供モード(相手2:自分8)の話で言えば、ずっと共感モードだ。議論モードで話すことができる人は本当に少数だ。リーダーシップに関する話題に絡めれば、多くの人にとってわたしは「何を考えているかわからない」だろう。
相手に敬意を持っていないというわけではなくて、仮に自分の意見を伝えて衝突すると感情的なわだかまりを残して仕事がやりづらくなりそうで、そのリスクを負いたくないから、優しいことだけ言っておこうと思っていた....。これが社会人の正しいコミュニケー -
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どの自己啓発本でも同じように書かれていますが、「人生はいつからでも変えられる。ただし一発逆転ですぐには変えられない。日常の小さな習慣を変えていくことで、徐々に人生が変わっていく。」ということを、改めて教えてくれました。
① 「何かを続けることができた」という実績が、人生を変えていく。一つ習慣ができるようになったら、次の習慣に挑戦する。
② 「やってみたい」は迷信、「やってみた」は科学。思い込みをいくらしたって意味がない。やってみればデータが取れる。
③ 勉強はアウトプットが先。まずは問題集を解く。解けなくてもやってみる。その後で分からなかったとこらを学習する。
④ 人生の時間は有限。目標達成 -
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ネタバレ仕事をしていく上で当然のことも記載されていますが、少し変わった視点も知ることができます。
例えば、「努力」について。私は、努力は報われないかもしれないけど、その過程で得るものがあるから、しないよりはした方がよいという考えでしたが、この本では、人間は、「無為」「ヒマ」に耐えられないから、努力をしている方が楽、とのこと。とても面白い考え方だと思いました。
確かに、忙しくて時間に追われるのも辛いですが、毎日やることがなくて困っているということも、よく聞くところです。それなら、好きなことや趣味に没頭したらよいと単純にいかないところが、人間の不思議なところです。
あと、ディベートやファシリテーション -
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ネタバレ・コミュニケーションとは「相手のことをひたすら深く知ろうとする姿勢」のこと
・企業におけるコミュニケーションの目的は「一緒に仕事として楽しい」ではなく、「一緒に仕事をして成果が出る」こと
・人間関係を壊したくないという気持ちが人間関係を悪化させる
→言いたいことがあるのに、嫌われたくない気持ちが強いと言いたいことが言えない。
→衝突を恐れずに相手の話を聞き、本当の意味で理解しようとする姿勢が重要。
他に心に響いた点
・あぁそうなんだと情報を信じすぎる人
→根拠が弱く話が浅い
・1聞いて10を知る人
→1聞くと10の質問が浮かぶ人
言語化が難しいコミュニケーション能力を、筆者の言 -
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東大読書で紹介されており、仕事でのコミュニケーションの取り方について企業とのコンサルティングに従事する著者がその経験からこれからのコミュニケーションの取り方について書いた一冊。
プログラマーやなどの専門職の存在感がますます高まるなかで知的能力とコミュニケーション能力の双方のバランスが大事であるということが本書を読んで知ることが出来ました。
相手のことを考えること、自分を俯瞰してみること、お互いの思いの擦り合わせを行うことなど自分自身の行動について改善することでコミュニケーション能力の向上を図ることができることを本書を読んで改めて感じました。
そんな本書のなかでも学生と社会人の評価の違いに -
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コミュニケーション能力の必要性が叫ばれる現代。ではコミュニケーション能力とは何だろうか?
著者はこういう。
"「コミュニケーションの本質は何だろう」と考えたときに、核となる技術は「伝わる」ことだろう。
伝えることは誰でもできる。話せばよい。見せればよい。聞かせればよい。
だが、人を動かすことはできない。人を動かすのは、その内容が「伝わった」ときだ。コミュニケーションは伝わることが難しいのである。” と。
あーってなる。伝わるところまできちんと寄り添って初めて伝わる。発信することと(伝えること)、と受信まで確認すること(伝わる)ことは明らかに違う。
著者の言う説明はい -
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コミュニケーションが苦手な人が、本気でコミュニケーション能力を磨きたいと思うなら、きっと役に立つ本です。
私も取り入れたいことが沢山ありましたから。
ただし、上手な話し方・聞き方のテクニックを示すテキストではありませんので、要注意。簡単に相手を操るための言葉や相槌の方法をお探しなら、期待には添えないかも。
大切なのは、うまく話すではなく、コミュニケーションをとる相手に対する「自分の在り方」
〈ビビッとフレーズ〉
敬意をベースに人間関係ができていれば、配慮のある使うべき言葉は自然と生まれます。
良好な人間関係を保つために、最も重要なのは敬意です。
このポイントを押さえた上で、この本に -
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ビジネス書というものはほとんど読まないのだけれど、この方の書く文章はすごく読みやすく、理解がしやすい。
前作も本屋で少し読んでみたが、こちらの方が役に立ちそうだったので、購入した。
これをきっかけに「Books&Apps」も見るようになって、目からウロコな話を色々読むことができた。
こういう話にハマる人の気持ちも分かる。
とくに印象的だったことは、フレーズに登録。
コミュニケーションが高い人は他者への影響力が大きい。
アドバイスとは知識をひけらかすことではない。
理解したところで簡単にできることではないけれど、忘れないよう心に留めておきたい。
この本の話ではないが、「Books&a -
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本書における頭のいい人=IQや偏差値のような数字やテストの結果でわかる学校的知性ではなく、他者との関係において高い知性を発揮するもの(例コミュ力など)を表す。あえて本書の言葉で言い換えるなら頭のいい人を再定義するといったところだ。
この本は、7つの黄金法則と5つの思考法の2部構成になっている。
7つの黄金法則は言い換えるなら他人との接し方だ。
端的にするなら、何も考えないで感情のままに動いたり、話してはいけない。他人と敵対してはいけない。他人が求めていることを考え、それを与えること。この3つに集約されている。
5つの思考法は言い換えるならほぼ言語化である。上記の他人との接し方を踏まえて、事実と -
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人に信頼される話し方ができるようになる思考法の指南書。
タイトルから、「〇〇をしたら頭が良くなる」みたいなハウツー本かと思いましたが、もっと深かったです⋯!
この本に書いてあることは、普通の人であっても、繰り返すことで、やがて周りから一目置かれる存在になれる考え方でした。
中でも特に実践しようと思ったのが、
・事実と意見を分ける
・名まえのないものにネーミングする
です。
ありがちなよろしくない会話の例、実践すべきコミュニケーションの例が、随所で具体的な対話形式で再現されていて、わかりやすかったです。
相手の話をとことん聞いて、話を引き出すことによって課題や解決策を導き出す。
独りよがり