乾信一郎のレビュー一覧

  • パーカー・パイン登場

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    短編アンソロジーで、興味を持ったので読んでみた。
    時間に余裕のあった、良い時代。
    事件のない日常が退屈で、危険を欲する人。
    夫に不満のある、婦人。
    自分勝手に浮気(未満だけど)して、妻が同じ行動をとると面食らう男性、
    などなど。
    パーカー・パインは探偵ではないけれど、観察力がすごい。
    前半は、広告を出して請け負った仕事。
    後半は、旅行中に起きた問題を扱った話。
    困っている人を無下にできない、優しい人。

    クリスティーは、やっぱり上品で読みやすい。

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    2011年10月19日
  • 大列車強盗

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    お話は19世紀のロンドンであります。例によってその当時のイギリスについてのレクチュア-から始まります。ビクトリア女王治世時代に頭を切り替え、読み出します。物語よりも歴史上の出来事に興味がそそられました。例えば、セポイの反乱です。昔世界史でちょっぴり出会ったことがあります。「大列車強盗」なんて題なんで、アクション物かと期待してはいけません。歴史読本です。この言い方、少し古臭かったですかな。

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    2011年09月10日
  • パーカー・パイン登場

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    ネタバレ

    「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を」
    という新聞広告に引き寄せられていろいろな不幸を抱えた人々がパーカー・パイン氏の元を訪れる短編集。
    日常的な問題が多くて身近な感じがよい。
    ただ、後半パイン氏が旅行に出てしまい、魅力的なスタッフが登場しなくなったのが残念。

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    2011年04月23日
  • パーカー・パイン登場

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    私の読書傾向を知る友人に薦められて読んだ。ムダに人が死なないのがマル。日々のちょっとしたところにある秘密だって充分に事件なのだ。

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    2010年02月28日
  • パーカー・パイン登場

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    ポアロとキャラがかぶる。オリヴァ夫人がちらっと出てきて、「おお」と思ったが…、前半の本業の話は「んなウマいこといくかい」、後半は「??探偵なの?」で、楽しく読んだわりにイマイチでした。だからこれだけだったんだね。(2009-03-15L)

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    2009年10月04日
  • チャイナ・オレンジの秘密

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    宝石と切手収集家として著名な出版業者、ドナルド・カークの待合室で、殺人事件が起こった。殺されたのは、ドナルドを訪ねてきた男だったが、身元が分かる物は全く残されていなかった。更に、その男の着衣をはじめとして、部屋のあらゆる物が“さかさま”になっていたのだ。この“あべこべ殺人”の意味するところは一体何なのか?

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    2009年10月07日
  • パーカー・パイン登場

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    アガサはミステリーの女王ですが、ミステリー以外の作品も面白いです。個人的に人物描写が素晴らしいと思っているのですが、この作品はそのよさがよく出ています。

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    2009年10月04日