乾信一郎のレビュー一覧

  • パーカー・パイン登場

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    1934年発表の短編集。それでも古臭さを感じないのは、さすが「ミステリーの女王」!
    残念ながらパイン氏の活躍はごくわずかですが、他のクリスティの探偵たちと同じくらい深く心に残っています。
    クリスティの描く人物は、型にはまっていると言われますが、この作品はその「型」を上手く利用していると思います。
    長く役所に勤めた経験から、人間の型を「統計的に」まとめて、人の不幸を取り除く(この形の推理法を高めたのが、ミス・マープルですよね)。
    人間の本質を鋭く突いたこの短編集は、またクリスティーの観察眼の鋭さをも表しているように思います。
    短編の中では「リスタデール卿の謎」「ねずみとり」とともに一押しの作品です!

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    2009年10月25日
  • パーカー・パイン登場

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    さすがアガサ・クリスティーの一言に尽きると思います。こういう雰囲気が好きだからかなぁ・・・?一遍一遍が読み終わったあとに「あぁ〜!」みたいな・・・!

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    2009年10月04日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    ネタバレ

    15歳、凶悪な不良少年アレックスが殺人を犯し刑務所に。服役中、国家の<教化法>という更生プロジェクトの実験台となり出所。悪いことを考えたり、きっかけとなる音を聞くだけでが吐き気が襲う体質に。思考の自由が奪われ自殺するが一命をとりとめ、同時に更生効果も切れた。 暴力は嫌い。遊ぶような暴力はもっと嫌い。アレックスは更生していない。ただ具合が悪くなりたくなかっただけだ。でも解決法はあった。それは年を取ること。完全版でなければ6章で終わり。映画もそう。結末が変わっていいの……と考えさせられた。

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    2026年10月10日
  • パーカー・パイン登場

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    ちょっと待って、クリスティ天才すぎない?
    ポアロ、マープル、トミタペ夫妻、クィンっていう魅力的な探偵役が既にいるのに、更に登場させちゃいますか。
    悩める人々を意外な方法で幸せにするパイン氏。
    最初は良心的かつ現実的な喪黒福造かと思ったけど全然違ったわ。
    胡散臭そうに見えて実はかなりの切れ者でめっちゃ素敵なキャラだった。
    ポアロの次に好きなシリーズになり得たかもしれない。
    どの話も面白くて読めば読むほど好きになるのに、この一冊しか無いなんて非常に残念。

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    2026年08月23日
  • 復讐の女神

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    ミス・マープルシリーズは基本的には前作との繋がりはあまり示されないが、本作はきちんとカリブ海の事件の続編とされている。件の事件で知り合った富豪からの遺言とも言うべき依頼で凡人なら依頼内容を読み解く事も困難だろう。そんな奇抜な発端からマープルがバスツアーに参加して真相に辿り着く展開は面白かった。解説を読むに発表年ではなく執筆としては本作がシリーズとして最後らしい。かつ三部作としてもう一作予定にあったとか…。真偽は分からないが老いてなお推理の冴えをみせるミス・マープルの活躍は読んでみたかった。

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    2026年07月06日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    シリーズでも印象に残っており好きな作品のひとつ「カリブ海の秘密」で良き協力者となった偏屈おじいちゃんラフィール氏の遺言により謎解きの旅に出るミス・マープル。
    序盤はミス・マープルも読者も情報が少なすぎて五里霧中感があったが、それもまた楽しかった。
    真相は予想の範疇ではあったけど、恐ろしさ物悲しさが跡を引く哀しさ。
    ちょっと訳が読みにくかったなぁ……

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    2026年06月29日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    序盤はアレックスの過激な暴力シーンで隠れてしまっているが、政府に人格を変えられた後に居場所を求めるところをみるとアレックスはやはりれっきとした成長途中の思春期の15歳であると実感する。

    最初、行き過ぎた暴力に嫌悪感を抱いていたが、中盤からなんだかアレックスが憎めなく、可哀想になってくるのはアレックスが語り手として物語が進みそこに自分が感情移入してるからなのだろうか。それとも、政府への嫌悪感、自分の芯をもつアレックスにどこか共感または、感服しているのだろうか。

    それをはっきり言い表せない自分に言語化能力の限界を感じて悔しい。

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    2026年03月07日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    ネタバレ

    映画は未鑑賞ですが先に本作を読んでみると、驚くほどバイオレンスでスラングだらけでした。
    少年が痛い目を見る、反省、勧善懲悪、これらをちょっと期待してはいたものの、テーマではなさそうですね。
    悪ガキでも品行方正な子どもでも、行き着く先は二番煎じの大人…でしょうか。
    でも、自分の意思で選んだ事から何があっても人は変われるんだよなんて優しいメッセージにも感じました…どっちでもないか(笑)

    最初は嫌悪してたのに、語り口調のおかげでだんだんアレックス君を本物の友達のように錯覚しました。
    本当にハラショーでした!

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    2026年02月04日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    面白かった~。『カリブ海の秘密』で共に犯人を追い詰めたラフィール氏が亡くなってしまったのは残念。二人でまたコンビを組んでほしかった。それでも全編にラフィール氏の影がある感じだし、事件の内容も分からないままに進む物語に引き込まれた。クリスティの作品で「強姦」なんて言葉が出てくるとびっくりする。最後の犯人との場面での「私の名の一つはね」の所はちょっと鳥肌がたったし、守護天使は良かった。ちょっと久々に良い気分の読書って感じで良かった。

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    2025年12月21日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    嫌酒薬みたいな暴力の荒療治、結構いいのでは?と思わなくもなかったが。

    「よう、これからどうする?」から始まる物語、何度も繰り返されるこの問いかけと「時計じかけのオレンジ」というタイトルから発光するメッセージがあまりにも強すぎる。自由意志、か……最終章は必要だと思う派かな。

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    2025年10月30日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    実は映画好きにも関わらずまだ見ていない作品
    映画を先に見るか、小説を先に見るかで悩みましたが今回は小説を先に。

    人間本能だけで生きる社会だとどうなるんですかね。幼い頃からちゃんと教育されないとやっぱりみんなこうなるんですかね。

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    2025年10月02日
  • 復讐の女神

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    私の持っているマープルシリーズ
    最後の作品
    そしてマープル最終巻
    本来は続きもあったらしい
    読みたかったなぁ…

    ようやく面白い!と思えた今回の
    「復讐の女神」
    何から手をつければ?何を望まれているのか?
    全く分からない状態でスタートする。
    少しづつ見えてくる問題。
    怪しく見える人々。
    今回も 犯人は当てることが出来ず!
    本当に上手いなぁ
    アガサ・クリスティに翻弄された笑

    この作品でも感じた
    他人の見解が全てではない。ということ
    三姉妹の1人に様子のおかしい女性が居たが
    注意深く観察するマープルが
    素晴らしいな、と思った

    日本語訳がおかしいのか
    少し意味の取りづらさが
    たまにあったけれど
    それを含めても 最後まで楽しめた
    きっと次の本当の最終章でも
    彼が…登場したのかもしれない
    その後の姿を見たい気持ちがしたし
    マープルが やろうとしていた事を
    正確に知りたかった

    夢中で読んだ1冊でした

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    2025年09月08日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    あまり近未来の高度管理社会というSF感が前面に出ているわけじゃないが、これはこれで面白かった
    コンプラなしの描写と随所で出てくるクラシックは確かに映画映えしそうだなという感じ
    ソ連を意識してると思うけどもう少しディテールが欲しかった

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    2025年08月02日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    マクワーイン版のドラマを先に見たので、内容が全然違って驚いた。小説はヒクソン版とも違ってヒントがないせいか導入が長くて読むのやめそうになった。
    犯人の動機がなかなかだが、こちらは原作にある程度忠実なヒクソン版が良い。愛の種類が違うんだよなあ。
    しかし、ネメシスの洞察力には感服。クリスティのお気に入りだけある。こちらもポアロとのある意味愛情の違いか。ヒクソン版は読後に見たが、ドラマはエンタメならマクワーインで原作よりならヒクソンか。どちらも好きだ。

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    2025年07月26日
  • 復讐の女神

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    まさかのラフィール再登場。
    まあ確かに、前回のミス・マープルとの程良いコンビ感は良かった。
    ただ今作で故人のため、そうした掛け合いが見れなくて残念。
    さて、そんな彼から犯罪調査の依頼として手紙を受け取ったミス・マープル。
    が、その犯罪に関する詳細は一切不明。
    あるのは「とある旅行に参加してくれ」という手紙での指示のみ。
    いやさすがに高度過ぎない?えっそこから?
    過去一の難易度だなと思いつつも、ちゃんと辿り着くんですよねえ。
    話の持っていき方が上手いというか、練られているというか。
    ホント読者を飽きさせないな。面白い。

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    2025年06月09日
  • 復讐の女神

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    イギリスの作家アガサ・クリスティの長篇ミステリ作品『復讐の女神(原題:Nemesis)』を読みました。
    『さあ、あなたの暮らしぶりを話して クリスティーのオリエント発掘旅行記』、『カリブ海の秘密』に続き、アガサ・クリスティの作品です。

    -----story-------------
    マープルは、かつてともに事件を解決した富豪の死を知る。
    その一週間後、「ある犯罪調査をしてほしい」と富豪が記した手紙が届く。
    だが、具体的な犯罪の内容については何も書かれていなかった。
    マープルは手紙の指示通り旅に出るが、そこには様々な思惑をもつ人々が待ちかまえていた。
    『カリブ海の秘密』の続篇。
    (解説 南波雅)
    -----------------------

    1971年(昭和46年)に刊行された、ミス・マープルシリーズの長篇11作目となる作品……長篇として出版されたミス・マープルシリーズは次作の『スリーピング・マーダー』が最後ですが、執筆された時期は本作がシリーズ最後となります。

     ■1. 序曲
     ■2. 合言葉はネメシス
     ■3. ミス・マープル活躍を始める
     ■4. エスター・ウォルターズ
     ■5. あの世からの指図
     ■6. 愛
     ■7. ある招待
     ■8. 三人姉妹
     ■9. ポリゴナム・バルドシュアニカム
     ■10. “なんと、やさしく! なんと、美しく! 過ぎし日よ”
     ■11. 事故
     ■12. 協議
     ■13. 黒と赤のチェック
     ■14. ブロードリブ氏の疑念
     ■15. ヴェリティ
     ■16. 検死審問
     ■17. ミス・マープルの訪問
     ■18. ブラバゾン副司教
     ■19. 別れの言葉を交す
     ■20. ミス・マープルに考えあり
     ■21. 大時計三時を打つ
     ■22. ミス・マープルその次第を語る
     ■23. 終曲
     ■解説 合い言葉はネメシス 南波雅

    午後になると2つ目の新聞「タイムズ」をひらくのが、セント・メアリ・ミードに住むミス・マープルの習慣だった……ときどき知った名前に出会うことがあるので、死亡欄にはとくにていねいに目を通す、、、

    その日もラフィールという名を見つけた……数年前 カリブ海に遊んだマープルが自ら〈復讐の女神〉と名乗って大活躍をしたとき、彼女に援助の手をさしのべてくれたあの大富豪のラフィール氏だった。

    ところがそれから一週間ほどたって、故ラフィール氏の奇妙な伝言が弁護士を通じてミス・マープルに伝えられた……遺産の一部を譲りたいが、ついてはマープルを〈復讐の女神〉とみこんであることをやってほしいというが、マープルに何を期待しているのか、何をしてもらいたいのか全く判然としない、、、

    カリブ海の事件のことからラフィール氏は何か犯罪を解決してもらいたいのだろうと解釈したマープルは、死者の依頼を引き受けることにした……だが、事件そのものが分らないという雲をつかむような事態の前にさっそく開始した活動も行き詰ってしまった。

    そのとき死者から第2の指令がとどいた……身辺に十分気をつけて、英国の古い館と庭園をめぐる観光旅行に参加するようにと、、、

    〈復讐の女神〉ミス・マープルのミステリ・ツアー……女史が意欲を燃やすミス・マープル3部作の第2弾!

    『カリブ海の秘密』でマープルに出会い、ともに謎解きをした大富豪ジェースン・ラフィールが死去し、彼が遺言にミス・マープルが解決すべき別の謎を残す……という展開で、『カリブ海の秘密』の後日譚的な物語です、、、

    死亡したラフィールからの何らかの犯罪を調べてほしいという遺言状が届き、解決に成功すれば2万ポンドをマープルに相続させるというが、何をしらべるかすらわからない状況からのスタート……五里霧中のままラフィールが生前に手配したイギリスの有名な邸宅や庭園を巡るバスツアーに出かけたマープルは遂に悪の匂いを嗅ぎつける という興味深いプロローグが物語に惹き込まれました、、、

    バスツアーで、登場人物が一気に増え、それぞれに怪しい部分があるなぁ……と感じていたところ、旅の途中で旧領主邸の怪しげな三姉妹が登場、さらにはツアー客の中のひとりがハイキング中に岩崩れにより重症を負い と中盤からは一気に物語が動きます。

    本作も意外な人物が犯人でしたねー 愛が憎しみに変わる恐ろしさを感じる作品でした……それにしても、ツアー客の怪しげな2人組がマープルの危機を救うとは、、、

    終盤は予想外の展開が愉しめました……本作品は3部作の第2作となる予定でしたが、アガサ・クリスティの死去により第3作は発表されないままになったようです。

    以下、主な登場人物です。

    ジェーン・マープル
     探偵好きな独身の老婦人

    ジェースン・B・ラフィール
     マープルの知人。故人

    マイクル・ラフィール
     ラフィールの息子

    エスター・ウォルターズ
     未亡人。ラフィールの秘書

    アーサー・ジャクスン
     ラフィールのマッサージ師

    ジェームス・R・ブロードリブ
     上位弁護士。ジェースン・ラフィールの遺言執行人

    シュスター
     弁護士。ブロードリブの共同経営者

    クロチルド・ブラッドベリースコット
     ジョスリン・セント・メアリの旧領主邸在住

    アンシア・ブラッドベリースコット
     ブラッドベリースコット家の三女

    ラヴィニア・グリン
     ブラッドベリースコット家次女。未亡人

    ヴェリティ・ハント
     殺された娘

    ノラ・ブロード
     行方不明の娘

    ブラバゾン
     副司教。フィルミンスター在住

    ライズリー(ゼラルディン)・ポーター夫人
     観光バスの乗客

    ジョアナ・クロフォード
     観光バス乗客。ポーター夫人の姪

    ウォーカー大佐
     観光バス乗客。退役軍人

    ウォーカー夫人
     観光バスの乗客。メリーピットの知人

    ヘンリー・バトラー
     観光バスの乗客

    メイミー・バトラー
     観光バスの乗客。ヘンリーの妻

    ミス・エリザベス・マーガレット・テンプル
     観光バスの乗客。ファローフィールド校の元校長

    ワンステッド教授
     観光バス乗客。病理・心理学者

    リチャード・ジェームスン
     観光バスの乗客。建築家

    ミス・ラムリー
     観光バスの乗客

    ミス・ベンサム
     観光バスの乗客

    ミス・クック
     観光バスの乗客。ミス・バローの連れ

    エムリン・プライス
     観光バスの乗客

    ミス・バロー
     観光バスの乗客。ミス・クックの連れ

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    2025年03月22日
  • パーカー・パイン登場

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    クリスティ作品の中ではおそらくマイナーな部類のパーカー・パイン。でも噛めば噛むほど味が出るスルメのように一度読んだらクセになる。そんな人物・ストーリーだった。

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    2025年03月16日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    ネタバレ

    ■評価
    ★★★★☆

    ■感想
    ◯これはかなり人を選ぶ本だと思った。
    ◯だけど、個人的にはめちゃくちゃ面白かった。 合わない人は冒頭20ページで気分悪く なって読めなくなると思う。ちなみに140ページぐらいその調子なので早期リタイアも正解だと思う。

    ■作品概要
    ⚫︎15歳の主人公アレックスが、気晴らしに超暴力で暴れ回る。
    ⚫︎逮捕されて特別な療法で洗脳的に性格矯正される。
    ⚫︎そして最後は、、、
    「超暴力」の内容を文字にすると気分悪くなる人もいると思うので割愛するが、まぁ、一般的な倫理観からはかけ離れてる。 自分とアレックスを同一視することはできそうにないと思って前半読んでた。 でも、原著がいいからか訳がいいからか、語り口調に慣れていくつれ、読み進めるのがとても気持ちよくなってくる。 ルビの振ってある若者言葉も、読者を「兄弟」といって差し込まれるリズムも心地よい。 感情移入できるはずのないと思って遠くから眺めていたはずなのに、リズムにのせられていつのまにかアレックスの語りでどんどん引き寄せられて、最後は同一視までいってしまった。これは非常に新鮮な感覚だった。

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    2024年11月26日
  • パーカー・パイン登場

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    幸せじゃない人の悩みを解決するパーカー・パイン氏。いろんなパターンが短編に入ってて面白かったです。前半はパーカー・パイン氏と仲間たちで解決していく、後半は休暇の為に旅行するパーカー・パイン氏がイロイロ巻き込まれる事件です。

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    2024年11月15日
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕

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    9月の1冊
    主人公目線で書かれている一冊。
    物語が進むにつれてアレックスの中身が変わっていったことに気付く作品だった。ハラショーやブリトバなど聞き馴染みない言葉は豊富に登場したが、彼らの民度が感じられる。
    見方はそれぞれあるように感じるが、僕はアレックスが可哀想に思えた。

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    2024年10月03日