乾信一郎のレビュー一覧

  • 復讐の女神
    再読というか4回は読んでると思う。
    犯人知ってても相変わらず楽しかった。
    ジェーンヒクソン演じるミス・マープルのドラマも好きだった。
  • アガサ・クリスティー自伝(上)
    いい家庭で育った大人しい少女が音楽を志すが、芸術家にまではなれず、全く違うタイプの男性と恋に落ち…
    おだやかに語られる人生。
    祖母がミス・マープルのモデルなのが楽しい。
  • バートラム・ホテルにて
    伝統的なホテルがお気に入りで、安心して過ごすのを楽しむミス・マープル。
    だが、意外な事件が…?
    老いてなお、推理は確実なマープルさんです。
  • パーカー・パイン登場
    人間性を知り尽くしたパーカー・パイン氏が、不幸な依頼人を幸福に導く。依頼人が抱えるトラブルは、家庭の不和・犯罪との関わり・満たされぬ心などさまざま。ミステリもそうでないものもあるが、どれもクリスティらしい、楽しく読める作品たち。
  • パーカー・パイン登場
    1934年発表の短編集。それでも古臭さを感じないのは、さすが「ミステリーの女王」!
    残念ながらパイン氏の活躍はごくわずかですが、他のクリスティの探偵たちと同じくらい深く心に残っています。
    クリスティの描く人物は、型にはまっていると言われますが、この作品はその「型」を上手く利用していると思います。
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  • バートラム・ホテルにて
    古きよき時代をそのまま残したバートラム・ホテル。
    うをおおおお、このホテルに泊まりたい!!
    2ヶ月くらい。めっちゃ美味しそうなお茶の時間。
    マープルはあまり出てこないけども。
    もう少し活躍してもいいのに。
    事件や推理なんてそっちのけの部分にこの作品の魅力はある(断言)





    偽物でもいいよ!この...続きを読む
  • パーカー・パイン登場
    さすがアガサ・クリスティーの一言に尽きると思います。こういう雰囲気が好きだからかなぁ・・・?一遍一遍が読み終わったあとに「あぁ〜!」みたいな・・・!
  • パーカー・パイン登場
    クリスティーの作ったキャラクターの中でも特に好きなパーカー・パイン氏の短編集。でも殺人は起こりません。さまざまな人間模様が面白い。
  • 復讐の女神
    自宅で新聞を読んでいたマープルは、死亡欄にかつてカリブ海の島でともに事件を解決した「ラフィール」の名を見つける。
    そこからマープルは、生前に残されたラフィールの指示に従い行動をしていくが、その目的は不明のまま。指示通りバス旅行に参加し、指示通りその道中にある三姉妹が住む邸宅に滞在することになる。どう...続きを読む
  • 復讐の女神
    70代ミス•マープルの冒険活劇。
    なにが謎なのかもわからない五里霧中の中、足で歩き、人と話し、観察し、危険な橋も渡る。

    「カリブ海の殺人」の続編。
    この次の作品は未発表で読めないのが残念。
  • 復讐の女神
    なんとな〜く犯人は分かり、動機も薄々勘づいた。「事件そのもの」が見えるまでが長く、そこまではほぼマープルの旅行記になっている。だがそこも好き。
    ネメシスの合言葉や、2万ポンドの行方など、三部作の完結編も是非読みたいところだったが、残念ながら次作は書かれなかった。ほんとに残念。
    残すはスリーピング・マ...続きを読む
  • 復讐の女神
    思えば、マープルシリーズを読み始めたのは、たまたま読んだ「カリブ海の殺人」からだった。「復讐の女神」はその続編で、3部作の2冊目になるはずが、著者の命が尽きるまでに三部作が完成することはなく、ミスマープルシリーズとしては最後に執筆された作品になってしまったという曰く付きの作品。マープルと言えば控えめ...続きを読む
  • パーカー・パイン登場
    前半の配列の妙が音楽の構成のようで気に入った。似たような話の繰り返し、と思ったところに3話目で転調し、締めは(いかにも作り話めいているけれど)赤く盛大に輝く夕焼けのような力強い清々しさ。最終話も小説というメディアならではのトリックが楽しめた。
  • パーカー・パイン登場
    「アガサ・クリスティ」のミステリ連作短篇集『パーカー・パイン登場(原題:Parker Pyne Investigates, 米題:Mr. Parker Pyne, Detective)』を読みました。

    『無実はさいなむ』、『蒼ざめた馬』、『ゼロ時間へ』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

    -...続きを読む
  • パーカー・パイン登場
    アガサ・クリスティの探偵キャラクタものの短編集。であるが、パーカーパイン自体は有名では無い印象。
    最初の方、椅子に座っていながらにして他のキャストを通じて問題を見事に解決する様を描く、という試みは面白く感じた。しかし、そのネタが続かなかったのか、後半からは冒険者のミステリー風になってしまい、トミー&...続きを読む
  • パーカー・パイン登場

    面白いね

    パーカー・パインさん、いいキャラですね。
    探偵ではないけれど
    鮮やかなお手並みです。
    幸せと不幸せについて、
    思わず自らを省みてしまいます。
  • 復讐の女神
    クリスティ作品の登場人物で格別に印象深いラフィール氏、死後もなお大勢の人を振り回すのが彼らしく、懐かしくさえ感じる。前作の颯爽とした別れの挨拶の場面で既に計画が浮かんでいたのかな。終盤の守護天使は痛快だったが、ミス・テンプルも守ってあげて欲しかった…
    何が謎なのか探ることから始まる冒頭から、庭園ツア...続きを読む
  • パーカー・パイン登場
    星新一のショート・ショートのような読み口
    ギリシャでは偽名を使う、で最後の話のフラグ建てとヒントになってるのすごすぎる
    最初の方はロマンスがありさえすればめでたしめでたしでいいでしょみたいなのを感じたけど、大金持ちの未亡人が農民になる話と死との約束のような嫌われ者夫人が毒をもられる話が好き
    貴族と農...続きを読む
  • 大列車強盗
    もう随分と行っている通り、私はクライトンのファンだ。日本語化されている多くの本を読んでいるが、この大列車強盗は未読だった。

    クライトンの有名作品の多くはSFの印象だが、時代物とか現代物も結構ある。

    Wikiペディアには、、、、

    1855年にクリミア戦争の戦費としてイギリスがフランスへ支払うため...続きを読む
  • バートラム・ホテルにて
    再読。
    ミスマープルもの。
    バートラムホテルの古き良き時代のロンドンのホテルの雰囲気がとても良く描かれていて、クリスティーの作品の中でもお気に入りの一冊。
    バートラムホテルはその雰囲気とは正反対の裏の顔を持ったホテル。ホテルの登場人物もそれぞれ裏の顔を持つ。そこが面白いところ。
    事件自体は派手なもの...続きを読む