会田薫のレビュー一覧
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読む気は一切なかったのに試し読みで引き込まれてあっという間に一巻読破。
春画がネタだけれどいやらしさはあまりなくて、素直に応援できるしいいシーンがいっぱいある。
絵も綺麗だしもっと広まってほしい〜! -
仏像彫りをしている正反対の青年二人がお互いの実力や成長に感化されながら突き進んでいくお話の第二話。
前話ではこの世界に誘ってくれた零雄に対して無我は遠慮をしている。
本気でこの世界に入りたいならそれを捨てて全力で彫れと師匠に言われる無我。
そこから賞の出る作品展が8月にあるのでそこに作品を...続きを読む -
仏像を彫るという事をしている二人の青年の苦悩と成長、そして友情の物語の第一巻。
主人公は仏像を彫ることに心血を注いでいる青年の無我(むが)。
そして無我を仏像彫りの世界に誘った幼馴染の零雄(れお)。
明るくて常に周りに人のいる零雄と違って寡黙で人付き合いが苦手だが正義感に溢れすぎているせい...続きを読む -
ほんの一時期世を席巻して消えた絵師、東洲斎写楽のお話。
このお話のように、斬新で常識外の絵に囚われて翻弄された人々が、きっといたんだろうな。
素晴らしいお話だった。 -
1話目からど真ん中撃ち抜いて来る!!居場所をくれた相手が、何の気もなくやった行為だと知った時の絶望、悔しさ、そう言う気持ちと折り合いを着けるのは難しい。相手には相手の考えがあると思い至らない自分の未熟さも含めて。無我くんの涙が痛い…Posted by ブクログ
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よく書き込まれていて話中にさし込まれる浮世絵調(?)のコマともよく統合されている。耽美な世界と、小汚いなりのおとこの闊歩する世界、血なまぐさい闘争の世界のなかで、登場人物はたれかれも魅力的で、それぞれの思惑をもっている。おもしろい。Posted by ブクログ
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「母」。最期は想いを届けられてよかった。そして一人としてじゃなく現代語でいう「スタジオ」で絵は描き上げるんだ。
(あと、女の自慰を認めてる所をありがとう。) -
3巻までは、とにかく続きが気になって面白く読めましたが最後は少し駆け足で終わった感じがしました・・・ん~ちょっとしっくりこない感が残りました。
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北斎の娘さん出てきた!葛飾応為。実際めちゃめちゃ美しい西洋風な浮世絵描くんですよ、この方!
なんか◯◯の娘シリーズみたいになってきたな。わくわくすっぞ!!!
「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」?(違うか)Posted by ブクログ -
江戸時代、吉原生まれの女の子たまきが外の家に貰い受けられた。絵の得意な彼女は、花魁と、なんとかつて一世を風靡した浮世絵絵師写楽の子だという。5年後、成長したその女の子たまきは、義父の版元蔦重に春画を描くために人に抱かれるよう命じられる。かつて写楽で潤った蔦屋は写楽とともに没落し、風前の灯の存在だった...続きを読むPosted by ブクログ