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寡黙で人付き合いが苦手な無我は、人気者で自分とは正反対の幼なじみ・零雄に誘われ、幼い頃から仏像彫刻に打ち込んでいた。だが高校生となり、零雄の興味は彫刻から音楽へと移ってしまう。零雄への悲しみをぶつけた彫刻を見た師匠から、零雄に合わせ技術をセーブしていると指摘された無我。零雄とともにコンテストに応募することになるが、結果は!? 才能と友情に揺れる少年たちを描く、青春グラフィティ第2話!【第2話 決別】
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匿名
はじめてのこの作者さんの作品を読みました。しかも仏師とか仏像とか珍しい内容でした。友でもありライバルとの関係。自分自身との葛藤、など1話目から目が離せなくなりました。
本気の実力
仏像彫りをしている正反対の青年二人がお互いの実力や成長に感化されながら突き進んでいくお話の第二話。 前話ではこの世界に誘ってくれた零雄に対して無我は遠慮をしている。 本気でこの世界に入りたいならそれを捨てて全力で彫れと師匠に言われる無我。 そこから賞の出る作品展が8月にあるのでそこに作品を...続きを読む出せと言われる二人。 あまり乗り気じゃない零雄だったが師匠でもある父親から一番いい賞を獲ったら好きなものを買ってやると言われ俄然やる気になる。 バンドの為に新しいベースを買ってもらおうとやる気を出し、いつもの様に仏像彫りを進める。 そんな零雄に対して本気を出そうとしていることに怖気出しそうな無我だったが久しぶりに零雄と彫る中で、彼が彫り進めていく音が無我を導き、彫りたくてたまらないカーヴィング・ハイの状態になってくのを感じていた。 そして憑き物が落ちたように次のステージに進めることができた無我は作品展に行かずに仏像彫りにまい進する。 そんな彼をおいて一人作品展に来た零雄。 当然一番いい賞を自分が獲ったと思っていたが、そこにあったのは無我の名前と彼が彫った仏像だった……。 悩みが晴れて自分がどういう道を進むかの見当がつき始めた無我に対して、自分の家庭環境や無我より早く仏像彫りを始めたという慢心から自分や無我の実力を見誤っていた零雄。 一番いい賞は無我が獲ったがこれが今後の二人にどう影響していくか続きが楽しみ。
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会田薫
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