あらすじ
色町「堺屋」に身を寄せるおうのは、ドジで間抜けだが琴三絃には並々ならぬ才能があり、芸妓たちの間でも一目置かれている。そんなおうのの才能と魂にひかれゆく高杉晋作(たかすぎ・しんさく)と、彼を取り巻く山県狂介(やまがた・きょうすけ)、赤根武人(あかね・たけと)、久坂玄瑞(くさか・げんずい)たち――。やんちゃな猛者どもの軽快で可笑しみに満ちた幕末ロックな日々とは……!?
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Posted by ブクログ
よく書き込まれていて話中にさし込まれる浮世絵調(?)のコマともよく統合されている。耽美な世界と、小汚いなりのおとこの闊歩する世界、血なまぐさい闘争の世界のなかで、登場人物はたれかれも魅力的で、それぞれの思惑をもっている。おもしろい。
Posted by ブクログ
幕末の長州、色街が舞台の高杉晋作とおうののお話。
日本史忘れてるし、全然知らないんだけどw、関係なく引き込まれた、
表紙に一目惚れして買ったのだけど、中身を見てさらに惚れ惚れ。引かれている線が気持ちよくて、それを辿るだけでも楽しい。一つひとつゆっくり見たくて立ち止まるのに、線の流れに惑わされる。梅のような飄々とした雰囲気。
お話はあくまで歴史な人間ドラマなのだろうけど、梅キチ漫画に認定したいw 梅いっぱい出てくるしw 最高でした
Posted by ブクログ
高杉晋作とその愛人おうのを中心に描かれた幕末長州の物語。
少し足りないけど三味線の芸はすごい、おうのが魅力的に描かれています。
作画のセンスもよく、町家など背景の描き込みも好きな感じです。
話はまだ序盤ですが、期待できるのかなと思います。
Posted by ブクログ
この漫画は幕末全体の大きな動きは書かれていない。
ある2組の人物の物語という感じである。
その2組とは晋作とおうの、そして晋作と武人。
前者は珍しくないが、後者は長州ファンでも珍しいのではないか。
武人とは赤根武人のこと。
悲劇の奇兵隊総督として知られている彼だが、漫画で晋作との対で取り上げられるのは珍しい。
この漫画の武人は生涯晋作と共に忠義を尽くすことを決意し、彼と同じく髷を切り、ざんぎり頭にしている。
晋作もそんな武人を見て嬉しそうに笑い、二人で酒を酌み交わしている。
そんな二人が、対立する。
読んでいて切なくなる。
志士ではない、どこにでもいる普通の青年を描いている。
最初に述べたように、詳しい経緯は省かれているので、知識がないと訳が分からなくなるかも知れない。
Posted by ブクログ
絵がアート、かといって漫画として読みにくいわけでもない、丁度いい感じで良かったです。
物語はおうの視点から始まり、新鮮な感覚でした。目線が表舞台を動かす人物でない部分が多いので、今は史実的にはどの辺りかなー、と考えながら読むと楽しかったです。
カバー裏のモノクロ絵が、アートで美しいです。
そのままポスターになりそう。
実は迷ってたんですが、二巻の表紙に購入決意しました。
Posted by ブクログ
高杉晋作と恋人おうののお話。
ふたりのキャラクターが実際の写真をモチーフにされている(と思われる)のが素敵です^^
ディテールや展開に小技が効いていて、ずっときらきらしてる感じ…
やんちゃな晋作さんとのんびりおうののコンビにほっこりします。
Posted by ブクログ
店頭で見て即買い。高杉晋作とおうのの物語のようです。独特の絵柄に小ネタが効いてて面白かった☆全体的にみんなお茶目。二人の三味線のシーンが素敵です。「三千世界~」を節つきで聴いたことがないので、ぜひ一度聴いてみたいと思いました。あと赤根さんがかっくいー。
長州には長州の色々があったと思うので、そういうのがどんな風に描かれるのか楽しみです。で自分もそろそろちゃんと勉強しなきゃなぁ倒幕側…。あ、カバーの裏も素敵です。
Posted by ブクログ
時は幕末―。長州の色町「堺屋」の芸妓・おうのは、「この国を動かさん」と誓う高杉晋作と赤根武人と出会う。高杉や赤根らの志への躍動を描きつつ、堺屋の芸妓たちのエピソードを描く、長州幕末絵巻。
絵が丁寧で読みやすい漫画でした。幕末に興味がある方にはオススメ。