会田薫のレビュー一覧
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人情モノが元の
人間ドラマ。大衆演芸の役者と妻子を亡くした男の人情モノ。
近世近代を題材になさることの多い、近年で出色の作家だと思う。浮世絵にも通じる人間の肉感のある絵と話のマッチ具合が最高。是非いずれかをお読み頂きたい。 -
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面白い!!
読む気は一切なかったのに試し読みで引き込まれてあっという間に一巻読破。
春画がネタだけれどいやらしさはあまりなくて、素直に応援できるしいいシーンがいっぱいある。
絵も綺麗だしもっと広まってほしい〜! -
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本気の実力
仏像彫りをしている正反対の青年二人がお互いの実力や成長に感化されながら突き進んでいくお話の第二話。
前話ではこの世界に誘ってくれた零雄に対して無我は遠慮をしている。
本気でこの世界に入りたいならそれを捨てて全力で彫れと師匠に言われる無我。
そこから賞の出る作品展が8月にあるのでそこに作品を出せと言われる二人。
あまり乗り気じゃない零雄だったが師匠でもある父親から一番いい賞を獲ったら好きなものを買ってやると言われ俄然やる気になる。
バンドの為に新しいベースを買ってもらおうとやる気を出し、いつもの様に仏像彫りを進める。
そんな零雄に対して本気を出そうとしていることに怖気出しそうな無 -
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仏像を彫る
仏像を彫るという事をしている二人の青年の苦悩と成長、そして友情の物語の第一巻。
主人公は仏像を彫ることに心血を注いでいる青年の無我(むが)。
そして無我を仏像彫りの世界に誘った幼馴染の零雄(れお)。
明るくて常に周りに人のいる零雄と違って寡黙で人付き合いが苦手だが正義感に溢れすぎているせいでちょっと困ったやつ認定されている無我。
正反対の二人は仏像を彫ることで繋がっていた。
しかし零雄は思春期らしくバンドに熱中して仏像彫りから遠ざかりつつあった。
自分をこの世界に連れてきた零雄の態度に無我はショックを受けるがその苛立ちや苦しみを仏像彫りにぶつけていく。
それを師匠はあまりよく -
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写楽
ほんの一時期世を席巻して消えた絵師、東洲斎写楽のお話。
このお話のように、斬新で常識外の絵に囚われて翻弄された人々が、きっといたんだろうな。
素晴らしいお話だった。 -
Posted by ブクログ
戦後、人々を笑顔にするために
落語の世界に身を投じた人々の話。
思いはあれど、落語の力量は平均的な梅之丞。
落語とは関係のないルックスの部分で持ち上げられ、
客の反応からは自分の力を測りきれない…
そんな梅之丞のもとにやってきた妹弟子、すず梅。
すず梅は誰もが唸る、落語の申し子だった…。
というような話。
女性の落語家が出る漫画といえば
『あかね噺』が大好きですが、
努力によって自分の落語を模索して、
仲間と一緒に力をつけていくストーリー。
ネタで扱われる話と、本編の話の絡みが絶妙。
本作は
天才と凡人、兄弟子と妹弟子、
戦後の時代背景などテーマの中で、
煩悶しながら梅之丞が歩んでいく感 -
Posted by ブクログ
ネタバレSNS広告で流れてきた作品。
続きが気になり電子書籍を購入したところ、とても面白かったです!絵も可愛い!
落語の才能は平凡だけどイケメン故に人気上昇中の丞、一方丞の家に弟子としてやってきてまだ幾許も無いのに既に落語の才能を持っているすずめ。
2人が対比のように描かれながらも、共通して2人とも落語が大好きなんですよね。
才能肌のすずめチャンは気になりつつも、努力派の丞の今後も楽しみに2巻の発売を待ちたいと思います。
余談:巻末を見ると「初版発行日が2025年9月」となっていて、「今日まだ8月だよな…?」と思ったのですが、これは電子書籍の方が先に発売されるとかそういうことなのでしょうか -
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「母」。最期は想いを届けられてよかった。そして一人としてじゃなく現代語でいう「スタジオ」で絵は描き上げるんだ。
(あと、女の自慰を認めてる所をありがとう。) -
無料版購入済み
自分の特殊な意志で「エロス」と関わる選択ろする女を、最近流行っていて嬉しい。先に波乱あるあるだろう、でもどうか写楽の子がいい結末に合いますように。