SSヴァンダインのレビュー一覧

  • 僧正殺人事件
    この人が犯人かなあって予測はしてたけど、最後の最後で裏切られて爽快。
    探偵が被害者を助けるために犯人を殺した時に、自分が殺したって臆面もなく言うところや、結局犯人の自殺で片付けられたところが好き。
  • 僧正殺人事件
    もう30年近くも前から気になっていつつも、きっと「当時は名作でも今読むと退屈なのだろうな…」と決めつけて読んでいなかったこちらを遂に(笑)読みました。退屈だろうと思っていた理由は1929年という大昔?の作品であるということの他、「僧正殺人事件」などという題名のせいでもありました。(笑)
    いや、もっと...続きを読む
  • 僧正殺人事件
    これぞ推理小説といいたくなる1冊で、正統派の1冊かと。マザー・グースにのせて行われていく殺人がなんともいえない。童謡にのせて進む殺人といえばクリスティの「そして誰もいなくなった」だが、その10年も前の1929年に発表されたことを考えると、その先駆けはこの本であると言えよう。全体のボリュームも申し分な...続きを読む
  • ベンスン殺人事件
    殺害されたアルヴィン・ベンスン。かつらをとり入れ歯を外したリラックスした格好での死。死の直前まで彼といたミュリアム・セント・クレア。恋人のリーコック大尉に容疑がかかる。被害者の金を使い込んだ友人リアンダー・ファイフ。ファイフが偽造した小切手と担保にした宝石。浮かんでは消える容疑者たち。地方検事マーカ...続きを読む
  • 僧正殺人事件
    読んでいてやはり現代とのズレは感じずにはいられないが、見立て殺人という発想はすごい。題名の真意を知ったとき愕然とせずにはいられない。
  • 僧正殺人事件
    苦手な数学があって、うんうん唸ってましたが、これって凄い作品。思わずマザー・グースの本を買ってしまったほどです。犯人はなんとなくで分かるけど、他が全く分からないので作者の凄さに驚嘆ですよ、本当。他の作品も読みたいので早く出て欲しいものです。
  • 僧正殺人事件
    せっかく新訳になったので再読。

    無邪気な子どもの遊びと凶悪な殺人事件が絡み合う“童謡見立て殺人”は当時の推理小説家たちに大きな影響を与えたらしい。
    でもメインの童謡見立て殺人にはそんなに惹かれなかった。
    古典ミステリってデビュー当時は衝撃的だったとしても現代ではその古典のアイディアを散々ひねったも...続きを読む
  • 僧正殺人事件
    これぞザ ミステリーの始まりかなぁ。当時の人々にはこれまでに読んだことのないトリックにパンチされたに違いない。
    願わくば当時の人間として読みたかった。
  • 僧正殺人事件
    犯人はこいつでもないしこいつでもこいつでもないからこっちかと思ったら死んだし、つまりあいつが犯人か、と思ったらお前かいぃ、的な話。
  • 僧正殺人事件
    いわずとしれたミステリの古典
    推理ゲームとしてのミステリ小説すなわち「旧本格」として
    がっちり固まっていて隙のないでき
    できをどうこう言うより
    後続への影響を見て取るのが現在の楽しい読み方か
  • 僧正殺人事件
    これは、中学生の時に読んで、ビックリした作品。私の中では、エラリー・クイーンの「Yの悲劇」と双璧をなす作品でした。

    特にラスト近く、イプセンとの関係で決定的な証拠を掴んでから大団円に向かう辺りのサスペンスフルな展開は比類がない。

    今の小説家が書いたら、もっとスピーディに、より面白く書けるのではな...続きを読む
  • 僧正殺人事件
     ヴァン・ダインという人は二十則といった推理小説の規則を設定したり、エラリー・クイーンに強い影響を与えたということから、論理的な謎解き推理小説を書く人なのだと勝手に思い込んでいましたが、数冊読んでイメージがだいぶ変わりました。

     僧正殺人事件では、マザー・グースの詩を模した殺人事件が次々に起こって...続きを読む
  • 僧正殺人事件
     古典的名作である。恥ずかしながら初読。なんだか悔しい。ヴァン・ダインは「ベンスン」「カナリア」「グリーン」と読んで、なぜか「グレイシー・アレン」や「ウインター」に飛んでしまった(ケンネルとカブトムシは読んだかな?)。で、その後期のつまらなさにあきれてしまって、時代遅れの作品群として脇に追いやってし...続きを読む
  • ベンスン殺人事件
    ミステリー黎明期の作品で、ファイロ・ヴァンスのデビュー作であり、良く言えば手堅い内容、悪く言えば地味で古めかしい。犯人の身長を推定する手法、ある人物の自白の嘘を見抜く尋問、アリバイトリックの方法の指摘などがあるのだが、いずれも地味で、この部分が特に秀逸と言えるようなものはない。
    状況証拠を重んじず、...続きを読む
  • 僧正殺人事件
    ヴァン・ダインの代表作。どんでん返しの手法は割合に手が見え透いている。トリックにも特に趣向は見えない。この作品の持ち味は学究的な論理を推理に持ち込んだ点だろう。
  • 僧正殺人事件
    古典的なミステリー。
    古い作品にありがちな、やたら描写が多くてまどろっこしい、テンポも遅い。
    なので読みの多少しんどかった。
    ドンデン返しもあって、筋としては、まあ悪くない。
  • 僧正殺人事件
    教養のある人がそれを開陳しながら話を進めるの上にその内容が多分野にわたるので、話全体としては「そんなもんか」という内容だが、叙述についていくために文章を読んでいくのがひたすら大変。
  • 僧正殺人事件
    面白かったのだが、どこかしら噛み合わないというか、むしろもったいない、という感想を抱いた。

    次々に起こるマザー・グースの歌詞に見立てられた不気味な殺人――。今となってはミステリーのお約束となりつつある「見立て」はここから広まったのか~、と思うと感慨深い。
    けれども私はそれより、この作品の人物描写を...続きを読む
  • 僧正殺人事件
    推理小説にしては無駄に長かった気がする本作。誰が殺したクックロビン♫、という歌になぞられて殺人が行われる本作。アガサのそして誰もいなくなったやりも早くに書かれた本作は、それらの先駆けとなったことは言うまでもない。
  • ベンスン殺人事件
    ヴァン・ダインのデビュー作の新訳。久しぶりに読んだのですっかり内容忘れてたからとっても新鮮に楽しめました。
    ヴァンスが作中繰り広げる芸術蘊蓄が少なめな印象を受けたのは、第一作目だからかな。原注、訳注も入ってて良かったです。