SSヴァンダインのレビュー一覧

  • 僧正殺人事件

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    ネタバレ

    世界初の見立て殺人。
    見立て殺人というジャンヌを開拓したのは非常に素晴らしい話だとは思うが、その一方、なんのために見立て殺人で色々な人を殺したのか、の部分が弱いと感じたのも事実。

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    2022年08月23日
  • 僧正殺人事件

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    見立て殺人の祖ということで手に取ってみた。
    見立て殺人ならではのトリックや気持ち悪さは存分に味わえる。

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    2022年03月29日
  • カナリア殺人事件

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    トリックはわかってしまえばいたって単純なものであった。犯人に不運が続いていなければ不可能犯罪になっていたと考えると、面白くもあり、恐ろしい事件であった。ポーカーによる心理的推察はファイロヴァンスを象徴しているようで記憶に残った。

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    2022年03月27日
  • ベンスン殺人事件

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    ヴァン・ダインのデビュー作といくことで読んでみた。いい意味であまり裏切られなかった。長編小説ゆえに、途中で尻込みしてしまうところがあり、読むのがちょっと退屈なところもあったが、全体的には楽しめた。

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    2022年03月05日
  • 僧正殺人事件

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    エラリー•クイーンの作品から続いてヴァン・ダインの作品へ。100年ほど前の推理小説でも古さはそんなに感じない。この作品から読んでしまったので登場人物の今までの関係性は深く理解していなかったかも。犯人逮捕までなかなか進展せずに、ほぼ全ての人が犯人になり得る可能性を秘めたまま、ラストのラストで大どんでん返し!

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    2021年11月15日
  • 僧正殺人事件

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    ヴァン・ダインの代表作と呼ばれる作品。
    これから読まれる方はグリーン家殺人事件を先に読んでからの方がいいかも。
    見立て殺人はどちらかというと猟奇的な部分のみが目立ちがちだが、
    ヴァンスの心理的観点からの推理や、特徴的なキャラクター達も相まってよかった。

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    2021年09月12日
  • 僧正殺人事件

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    マザーグースの詩の内容通りに起こる連続殺人事件。怪しい人ばかりで容疑者だらけな感じから始まります。
    マザーグースってちょっと薄気味悪さを感じるトコロもあって、それと殺人事件とかナイスなタッグでした。

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    2021年08月16日
  • カナリア殺人事件

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    ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。

    カナリアと呼ばれる女優が密室で殺されます。
    この時代独特の雰囲気とか、職業とか
    そんなのも面白くてサクサク読めます。

    ヴァンスの蘊蓄に慣れたのか、
    今回は少なかったからか、読みやすかった。

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    2021年02月26日
  • ベンスン殺人事件

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    ファイロ・ヴァンスの初の事件。

    たくさんの容疑者を一つずつ潰していく
    様は痛快でした。実はコイツが!?と思うと
    違うんかーい、と潰されるw
    最初から犯人は分かっていた、の言葉通り
    彼の心理的に考える方法には成る程と
    面白く読めました。

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    2021年01月09日
  • カナリア殺人事件

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    ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。
    カナリアというあだ名の美人女優が密室で殺された。容疑者の4人の男にはそれぞれアリバイがあるという状況。1927年という古い作品なので、密室及びアリバイのトリックは当時としては驚嘆するものだったのだろうか。容疑者の性格を知るためにポーカーをするという手法も斬新。

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    2019年10月26日
  • ベンスン殺人事件

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    ミステリー黎明期の作品で、ファイロ・ヴァンスのデビュー作であり、良く言えば手堅い内容、悪く言えば地味で古めかしい。犯人の身長を推定する手法、ある人物の自白の嘘を見抜く尋問、アリバイトリックの方法の指摘などがあるのだが、いずれも地味で、この部分が特に秀逸と言えるようなものはない。
    状況証拠を重んじず、犯罪の心理的要因を重視するヴァンスの捜査哲学。地方検事マーカムが状況証拠から犯人と見なした人物を次々と否定していき、さらにそれ以外の人物を2人犯人に指名した直後に却下して、マーカムを翻弄する。ヴァンスの推理は、理詰めで犯人を1人に絞るものでなく、最後は犯人の部屋に無断で立ち入って、物的証拠を見つける

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    2019年08月04日
  • ベンスン殺人事件

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    ヴァン・ダインのデビュー作の新訳。久しぶりに読んだのですっかり内容忘れてたからとっても新鮮に楽しめました。
    ヴァンスが作中繰り広げる芸術蘊蓄が少なめな印象を受けたのは、第一作目だからかな。原注、訳注も入ってて良かったです。

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    2013年04月10日
  • ベンスン殺人事件

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    ヴァン・ダインと言えば、四半世紀も前の高校時代に、やはり創元推理文庫の従来訳版で「グリーン家」「僧正」「カブト虫」「ケンネル」「カシノ」などを読んでいたものの、デビュー作である本書は初めてでした。

    タイトルが示すとおり、証券会社の経営者であるベンスンが自宅で射殺されているとの通報からお話は幕を開けます。
    そこからヴァンスが真犯人を指摘して犯人逮捕にいたるまでの、ほぼ一週間の出来事が語られます。
    連続して事件が起きるわけでもなく、どちらかと言えば地味なストーリーというのが、読後の印象です。
    とはいえ、決して退屈という意味ではありません。

    探偵役であるファイロ・ヴァンスは、伯母の遺産を相続し悠

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    2013年03月12日
  • ベンスン殺人事件

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     本書ですが、探偵役のファイロ・ヴァンスの性格とその推理方法がとても個性的で結構楽しめました。ヴァンスは、普通なら最有力の手掛かりと考える物的証拠や状況証拠を危険なものとして退け、唯一本当の手掛かりになるのは心理的なもの、として、現在でいうところの犯罪プロファイリングに近い手法を捜査に用いています。ただ、印象としては、犯罪の心理的要因に頼ったヴァンスの推理方法……こちらも少々危なっかしい気がするのですが(^_^;)
     もっとも、犯人当てのゲームとしては不十分かもしれませんが、物的証拠、状況証拠だけをもとにした推理をヴァンスがことごとく覆し、それがいかに危険な手法であるかを説明していくところなど

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    2013年03月07日
  • 僧正殺人事件

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    プラウザで読めない

    SS、スチームシップ、ヴァンダイン。
    6本くらいが著作数ではベストと言いつつ、12本くらい書いている。
    グリーン家と並んで評価が高い本作品。
    何故かプラウザで読めない設定になっていることに対する評価であって
    中身とは関係ないです。
    中身はクロフツの樽並みに面白い。クイーンさんよりは、やっぱし上。
    Wアイリッシュとかもでないのかな、
    お好みで。

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    2023年12月01日