大山顕のレビュー一覧
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大山 顕 佐藤 大 速水 健朗 稲田 豊史 山内 マリコ 妹尾 朝子
何だか怪しいタイトルで期待してなかったんだけど、
面白かった。深かった。
日本の経済成長の歴史の縮図に、団地がある。
都市に人口が集中し、住まいが不足し、山を切り開き、
団地ができる。
そこに住むのは若い夫婦と子供が二人。
いまだにこの4人家族を標準家族と思っている人がいるのはこのせいか。
夫は仕事に出、妻は家を守る。団地を守る。
もて余す時間が「団地妻 昼下がりの情事」へと発展する。
女を縛る団地。
団地住まいの子はやばい、という言説も生まれる。
そして団地ができて50年、今や団地は独居老人の終の棲家、、、
大雑 -
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写真好きの友人はいつも高そうなカメラを持っていて、一緒に食事をする時には、本当に美味しそうな一枚を撮ってブログに上げています。同じ料理を自分がなんの工夫もせずにスマホで撮影しても同じには見えません。カメラの写真とスマホの写真って、そういうクオリティの違いだと思っていました。その友人から今年、食べ物の写真じゃないけどメチャすごい風景写真がSNSで送られてきて「これ、どんなカメラでどうやって撮影したの?」って返信したら、「今、スマホで設定いじれば撮れるんだよ!」と。そう言えば新しいiPhone出るたびにカメラの個数増えて行っています。今、写真がカメラからスマホに劇的にシフトしているのはわかります。
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前々から「工場萌え」という単語は耳にしていたものの、仕事上「工場鑑賞」を調べる機会があったので手に取ってみた。
前半工場グラビア半分、後半は工場鑑賞ガイド・基礎知識が半分の構成。
まずはグラビア。なんでしょう。このツルっとテラっとした金属建造物の中に宝石のようにちりばめた照明。大友克洋の「AKIRA」のように、この配管とかなんでこんなに入り組んでんのよ?などと思うほどに見事な造形美。CGじゃないってのが不思議に感じる。美しいですわ。
欲をいえば、ツルっとした光沢紙の印刷本で見たかったかも。
そして後半のガイド&基礎知識。大山氏の文章がウマ面白い。工場好きな印象がひしひしと伝わってくるし、ま -
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こないだ安中の東邦亜鉛安中製錬所の前を車で通ったんだが、この工場はマジでカッコいい。山の斜面にパイプや謎の構造物がビッシリとへばりついている。
オレはわき見運転しながら「スゲぇ!!」と大はしゃぎしていたが、同乗者たちはシーンという感じだ。意味わかんね。なんでこのカッコ良さがわからんかな…
ハァハァ、工場たん、萌え〜。
…って、えぇえ!!?
こんな本あったの!?やられたよ!
でもこの本は面白いよ。一家に一冊あってもいい。シーンってしてた家族にも薦められるね。工場マップやお勧めデートコース、工場関係資料集も素晴らしい。
あぁ、やっぱブレードランナーも入るのね。YMOも? このアルバムは知ら -
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安住紳一郎の日曜天国に時々登場して、
収集したマンションポエムを面白おかしく紹介してくれている大山さんの本。
新書くらいの本を予想していたら、分厚い!340ページ。
それ位マンションポエムが跋扈している、ということなのだろう。
これでもかと紹介されている。
そして著者の分析も。
でも正直お腹いっぱい。
なんだかわけがわからなくなった。
安住さんと掛け合いで話をしているくらいでちょうどいい。
時に都内マンション1億円時代。
誰がこのポエムに心躍らされてマンションを購入するのやら。
高嶺の花になってしまったな。
自身、都内に住むことへの憧れはあるけれど、
難しいよなあ、、
はじめに 01 -
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ネタバレ内容とボリュームには満足なんだけど読みにくくて時間がかかってしまった、以下メモ
・マンションポエムはマンションを語らずに、土地を語る=立地を売る
→そのためには、街は比較可能でなければならない
住みたい街ランキング、“RPGシンドローム”
〜p72
・マンションポエムの中身には50年以上前から変わっていない部分がある
→持ち家を取得しようとする人にとっての理想の住まいは、「都市と自然の両方を兼ね備えた場所にあるもの」 p104
⭐︎マンション広告に根差したジェンダーバイブス
p124
・女性は家事、買い物/男性が稼いで家を買う
・マンション口コミ掲示板の地獄絵図 p126
→2020 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ昔、地方出身の親戚が上京したときに「どうしても吉祥寺に住みたい」と言って、「そこは……ギリギリ吉祥寺、なのか?」みたいなところで一人暮らししていたのを思い出す。そういえば、「どうしても広尾の住所がよかった」と言って、「広尾にこんなアパートあるんだ!」みたいな……こじんまりとした(オブラート)ところに住んでいた友だちもいたな。
地名にはイメージがつきまとうし、人によってはその価値をとても大切にする。
多分その集大成というか、行きついた先にあるのがマンションポエム、という著者の論。
もはやこれは論文では?ただ論文というには、あまりに主観が多すぎる、といったトーンで進んでいく。それにしてもよく