あらすじ
気づけは猫の写真ばかり撮ってしまうのは、なぜ?
高性能化するスマホのカメラ、SNS、生成AIの登場。
まったく新しい視点を私たちに授け、
存在そのものも変化し続ける
「写真」とはそもそも何なのだろうか。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
写真好きの友人はいつも高そうなカメラを持っていて、一緒に食事をする時には、本当に美味しそうな一枚を撮ってブログに上げています。同じ料理を自分がなんの工夫もせずにスマホで撮影しても同じには見えません。カメラの写真とスマホの写真って、そういうクオリティの違いだと思っていました。その友人から今年、食べ物の写真じゃないけどメチャすごい風景写真がSNSで送られてきて「これ、どんなカメラでどうやって撮影したの?」って返信したら、「今、スマホで設定いじれば撮れるんだよ!」と。そう言えば新しいiPhone出るたびにカメラの個数増えて行っています。今、写真がカメラからスマホに劇的にシフトしているのはわかります。その変化は何を変えているのか?を考察する本です。副題になっていますが、自撮りとスクショはそう言えばスマホ以前にはなかった撮影行為…このすごく刺激的な論考です。旧来のカメラへのメッセージのプーチンと自撮りのゼレンスキーの対比とか、なるほどなるほど。ちょっと揺さぶられます。デリケートな差異にナイーブなところ、なんか知っている感じがしましたが、一年前に読んだ「モールの想像力 ショッピングモールはユートピアか」の作者でした。