先崎学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■うつ病リアル闘病記、知っておいて損はないかも■
僕は以前、精神面での不調を感じ、心療内科に行ったことがある。そのころ、自分でいろいろ調べてうつ病と適応障害は別のものだということがわかった。医師に言われたわけではないが、当時の僕は軽い適応障害だったのではないかと思う。だが、適応障害からうつ病に進展することもあるというため、まったく他人事とは思えない。
うつ病は脳の病気だという。僕は性格や職業柄、人よりうつ病になりやすい傾向があると思う。そうなるのはめちゃくちゃ怖い。しかし本書を読んで少し不安が払しょくされた。人は得体の知れないものには必要以上に不安や恐れを抱くものだ。この闘病手記により、得 -
Posted by ブクログ
昨年(2020)の暮れ、ドラマの番宣スポットを視て、誰の体験だろうと思ったら、先崎学九段。私でも名前は知っている。
親友がうつ病に苦しんでいたこともあり、原作に手を出す。
エッセイストとして一家をなした著者だけに読みやすく、一気に読んでしまう。
全世界でも30人程度しかいないプロ九段に、七手詰が解けなくなる……。うつ病の深刻さ。高山病に冒された写真家がカメラを谷底に棄てたくなった、という逸話を思わせる。
いや、もっと身近な実例があった。他ならぬこの私が、統合失調症を患った一時期、まるで本が読めなくなった(マンガも頭に入らない)。
「横になってました。散歩しました。将棋のリハビリを頑 -
購入済み
考えさせられる
つい最近ドラマをやっていて読み返しました。ドラマより漫画の方が心に入っていきます。だんだんと沈んでいく感情立ち上がれないもどかしさなどうつ病ならではの描写がうまく描けていると思います。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ゲームに少しだけ何かを賭ける、それだけで勝負事は何十倍も白熱するもの。
天才棋士と称される一方で、中学生の頃から“小博打”に親しみ、負けることがなかったという著者。
その達人が、実体験を基に賭け事の妙味を教えます―。
麻雀は、その奥深さから上達の極意まで、簡単に異次元空間にはまれるチンチロリン、隠語から花札の絵柄まで風流と知恵が詰まった“おいちょかぶ”、裏文化が生んだ最高傑作の手本引き…。
[ 目次 ]
1 麻雀
2 サイコロ博打
3 カードゲーム
4 おいちょかぶ
5 手本引き
6 カジノ
7 将棋
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ先崎九段のことは名前と顔が一致するくらいでよく知らなkったのですが「うつ病九段」を読んで、読ませる文章力をお持ちだとよくわかったので、第二段の本、本書を読んだ。
将棋棋士の生態を食べ物に絡めて面白おかしく書いてくれている。先輩や後輩棋士との関係、アルコール、食事代、おごりおごられ、棋士の生態がよくわかる本だった。
また女流棋士はまだだれもプロになれておらず、男性との棋力は歴然としているが、某女流棋士が初タイトルをとり、大泣きするなど、我々素人には計り知れない、熱情と苦労と歴史がつまっていることを垣間見させてくれる好著であった。