先崎学のレビュー一覧
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著者の兄の精神科医の言葉が印象にのこった。
「(うつは)いまだにこころの病気といわれている。うつ病は完全に脳の病気なのに。」
「うつ病患者というのは、本当に簡単に死んでしまうんだ。」
「うつ病は必ず治る病気なんだ。必ず治る。人間は不思議なことに誰でもうつ病になるけど、不思議なことにそれを直す自然治癒力を誰でも持っている。だから、絶対に自殺だけはいけない。死んでしまったらすべて終わりなんだ。」
「医者や薬は助けてくれるだけなんだ。自分自身がうつを治すんだ。風の音や花の香り、色、そういった大自然こそがうつを治す力で、(散歩をすることで)足が一歩一歩それらのエネルギーを取り込むんだ!」
冒頭、著者が、うつ病にかかったのは、〇月〇日だと語っているが、それほど、はっきりと意識出来るのは、確かに、脳という器官の病気ということなのだろう。「こころの風邪」という茫漠として印象とは、かなり違う。病気への向き合い方も違ってくる。胃潰瘍や骨折と同じように、脳という器官に向き合うことが出来る。
そう考えると、うつ病からの自殺も、胃潰瘍で死んじゃうというのと、同じレベルでとらえた方がよいのかもしれない(自殺というと、どうしても、精神、心を起点にしてとらえてしまう)。
当事者からの第一級の報告。それも、楽しく読めた。 -
Posted by ブクログ
■うつ病リアル闘病記、知っておいて損はないかも■
僕は以前、精神面での不調を感じ、心療内科に行ったことがある。そのころ、自分でいろいろ調べてうつ病と適応障害は別のものだということがわかった。医師に言われたわけではないが、当時の僕は軽い適応障害だったのではないかと思う。だが、適応障害からうつ病に進展することもあるというため、まったく他人事とは思えない。
うつ病は脳の病気だという。僕は性格や職業柄、人よりうつ病になりやすい傾向があると思う。そうなるのはめちゃくちゃ怖い。しかし本書を読んで少し不安が払しょくされた。人は得体の知れないものには必要以上に不安や恐れを抱くものだ。この闘病手記により、得体の知れないものに対する不安が解消され、見える形での怖さになった。見えない恐怖に比べれば、たとえ強大でも姿形が見える怖さは対処しやすい。
例えば、うつ病は死にたくなる病気だが、逆に死にさえしなければ必ず治るということのようだ。実際に著者は駅のホームに立つのも怖いという状態であったが、いろんな過程を経て、最終的には想像できないくらい力強く回復している。
これでうつ病になっても大丈夫!!
とまではとても言えないが、僕同様、漠然とした不安を抱える人には転ばぬ先の杖として読んでおいて損はないかもしれない。また、うつ病に興味がなくとも、勝負の世界に生きる一棋士が、できるだけ自分を客観的に観察して書いた闘病記として純粋に楽しめる。 -
Posted by ブクログ
昨年(2020)の暮れ、ドラマの番宣スポットを視て、誰の体験だろうと思ったら、先崎学九段。私でも名前は知っている。
親友がうつ病に苦しんでいたこともあり、原作に手を出す。
エッセイストとして一家をなした著者だけに読みやすく、一気に読んでしまう。
全世界でも30人程度しかいないプロ九段に、七手詰が解けなくなる……。うつ病の深刻さ。高山病に冒された写真家がカメラを谷底に棄てたくなった、という逸話を思わせる。
いや、もっと身近な実例があった。他ならぬこの私が、統合失調症を患った一時期、まるで本が読めなくなった(マンガも頭に入らない)。
「横になってました。散歩しました。将棋のリハビリを頑張りました、気がついたらほとんど治りました。それだけなのである」と自嘲気味に書いているが、それだけ、のことをメリハリたっぷりに読ませてくれる。
巻末解説は本文からの引用ばかりで「こたつ記事か?」と思わざるを得なかった。将棋に例えれば疑問手。
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購入済み
考えさせられる
つい最近ドラマをやっていて読み返しました。ドラマより漫画の方が心に入っていきます。だんだんと沈んでいく感情立ち上がれないもどかしさなどうつ病ならではの描写がうまく描けていると思います。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ゲームに少しだけ何かを賭ける、それだけで勝負事は何十倍も白熱するもの。
天才棋士と称される一方で、中学生の頃から“小博打”に親しみ、負けることがなかったという著者。
その達人が、実体験を基に賭け事の妙味を教えます―。
麻雀は、その奥深さから上達の極意まで、簡単に異次元空間にはまれるチンチロリン、隠語から花札の絵柄まで風流と知恵が詰まった“おいちょかぶ”、裏文化が生んだ最高傑作の手本引き…。
[ 目次 ]
1 麻雀
2 サイコロ博打
3 カードゲーム
4 おいちょかぶ
5 手本引き
6 カジノ
7 将棋
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]