先崎学のレビュー一覧

  • 将棋指しの腹のうち
    将棋棋士と食にまつわる7本のエッセイ集。タイトル戦で紹介される豪華な食事+お洒落スイーツとは全く違う話が盛りだくさん。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    棋士のうつ病体験記。
    自分の周りにうつ病の人がいないから、というのは言い訳だけど、これまでうつとは「心の風邪」ぐらいにしか捉えられていなかった自分を恥じたい。
    うつっぽい、でもなく、軽いうつでもなく、脳を病気するとこんな生活や考えになるんだと、読書中の衝撃は凄まじかった。

    文章のなかで、先崎先生が...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    本書はノンフィクションで、登場する棋士の先生方もすべて実名。
    先崎九段も含めて将棋ファンであれば誰でも知っている先生方が次々と登場します。
    将棋ファンとして、少しは将棋を指す身として、読みたかった本でした。

    内容としてはうつ病になった先崎九段が、発症から回復までの様子を綴っているのみ。
    かなり生々...続きを読む
  • 将棋指しの腹のうち
    棋士は盤を前にするとまるで本当に命のやり取りをしているかのように眼光鋭くなる。
    けど一度離れれば普通の人で、愉快な人たちなんだと言うのがこの本でもわかった。
    特に食べ物を絡めたエピソードなので、それが言ったことない店や見たことない料理でも、自分の経験と照らし合わせてある程度の想像ができる。
    すると、...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    漫画から原作へ。
    漫画も読みやすく理解しやすかったが、こういった手記の性質からか、本人の文章だけで直接語られた方がよりクッキリと入ってくる気がする。
    「あるある」と思う感情の浮き沈みや思考パターンもあるので、共感しつつ自分も気をつけねばと感じる。
    読み終わって何より感じたのは、棋士としてのプロ意識、...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    ・文章がとても読みやすく、病み上がりで書いたとは思えない
    ・病状について生々しい描写が多いが、7割近く共感できる
    ・本書を読むことで、「うつ病」は「脳」の病気であるということがよく分かる
    ・超一級のプロ棋士である先崎九段が「詰将棋の7手詰めの問題」が解けなくなってしまったという。また、うつ病患者にと...続きを読む
  • うつ病九段 無料試し読み版

    原作を読むのも良いですし

    このマンガ版から読んでみるのも良いと思います。
    先崎学九段は文章力も非常に高いので、自分の症状等の描写が非常に的確ですね。最初は小さな異変から始まり、きっかけとなる事象等もあり、やがて症状が悪化して……かなり十度のうつ病の典型的な症状が出てきますね。
    実は私も家庭の問題などがあって同様に苦しんだ経験...続きを読む
  • うつ病九段 無料試し読み版

    うつ病の話とイラストの感じが

    うつ病の話とイラストの感じが合っていないと読み始めたときは、思っていたのですが、うつ病の症状が描かれている場面の怖さはこの感じだから表すことが出来てるように思えました。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
     精神科医を兄にもつ、九段の棋士がうつ病を発症。1年後に復帰するまでを描いた画期的な書。
     長い間、「精神的な病である」とされていたうつ病は、近年、ようやく巷にも「脳の病である」ことが流布されるようになってきた。
     しかし、これほどまでに鮮やかに、うつの極悪期から回復期を描いた書を、私は読んだことが...続きを読む
  • うつ病九段 無料試し読み版

    うつ病の日常性

    作者さんがうつ病を発症してからの経緯を読んで、「こんなに突然なんだ」と改めて驚きました。「予兆はあった」とは言っているけど、日常生活の中では気に留めないくらいのことだと思います。うつ病は風邪のようなもので、誰でもかかるものだなと思いました。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    今も偏見が残る脳の病気であるうつ病の、
    患者本人から見た世界が描かれています。 

    ドラマティックな出来事ではなく、
    親しい人にかけられた何気ない言葉の積み重ねが
    寛解に繋がっていくのがリアルでした。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    うつの症状の善し悪しというのはなかなかアナログなものでしか表現しにくいのだが、先崎先生の場合は寛解していく様子が詰将棋の手数で数値化されて目に見える、というのが新しいと思った。
    現在もご活躍されているようでなによりです。
  • うつ病九段
    本編もおもしろかった(この言い方は違う気がするが)が、コミカライズによってさらに読みやすい。
    よく練られた構成だと思う。
    特に終盤、羽生さんとのやり取りから、千崎さんがうつ病になった顛末をかくくだりまでは素晴らしいと思う。
    千崎さんの文は、いつも明るくておもしろかったので、中卒ならぬ自称「小卒」の理...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    コロナ禍を機に将棋観戦にはまり関連本を読み始める。これはドラマ化されると聞いて読み始めたが、とても読み応えがありあっという間に読めた。
    登場する棋士がわかる!というのは内容に入り込めるポイントだが、何よりうつ病の症状や本人の思考や感情の揺れ動く様がとても分かりやすく書かれていて、うつ病について理解す...続きを読む
  • うつ病九段
    マンガですらすら読みやすい。実際にうつ病になった人がうつ病と闘ってる自分について書いた本を読んだことがない上に、それがプロ棋士なのだから興味をそそられあっという間に読み終わった。面白かったし、自分がもしうつ病になったらどうなるんだろうかとか、周りにうつ病の人がいたらどう接すべきなのかとかのヒントが満...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    やっと読み終えました。

    鬱になった体験談は
    本の中に書いてたけれど
    確かに生々しい体験談ってないなと。

    鬱になる前から回復のリハビリを兼ねて
    描き始めた鬱の体験談の回復期にかけての
    歴史は、私達が想像を絶する想いが文書に
    滲み出ていた。

    鬱病と言われて、よく聞くようになってきたけれど
    鬱=精神...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間

    鬱の体験記

    ご本人の鬱発症から解放に向かう迄の貴重な話しは、
    もしかしたら、私達が鬱を発症した時にこれのことだなぁと思える程深く感心しました。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    プロ棋士の先崎学九段がご自分のうつ病体験を克明に書き記したエッセー。闘病記とも言えるだろうか。

    先崎九段は人気将棋マンガ『3月のライオン』で監修もされており、僕も『3月のライオン』ファンとして身近に感じていた棋士の一人だ。
    その先崎九段がうつ病の発症時から克服までの約1年間を本書で時にはユーモアを...続きを読む
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間

    重い内容でもスラスラ読めました

    作者と同年代で、自分もいまプチ鬱なんじゃないかと思うことがあり(本を読んでほんとうの鬱からはほど遠いとわかりましたが)、実際に鬱になった人の生活に興味があって購入しました。うつ病当事者のお話で重い内容を取り扱っているにも関わらず、コミカルさもある文章でスラスラ読めました。周囲にうつ病の方がいる方に是...続きを読む
  • うつ病九段 無料試し読み版

    大変勉強になりました

    この本を読んで、うつ病の怖さがよく分かりました。突然、誰にでも起こるもので原因は色々なことが重なった時に起こるということを知りました。
    私も思いあたる節がありました。気を付けていても、ふさぎきれないことも有るのだと感じました。
    本当に為になりました。