山田吉彦のレビュー一覧

  • 日本の海が盗まれる

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    【書名と著者】
    日本の海が盗まれる (文春新書)
    山田吉彦

    【目的】
    あんまり知られてない感あるが、実は日本は世界屈指の海洋大国。
    国産の環境にも人権にもクリーンなレアアースの試掘を受け、にわかに海洋問題に興味を持った。
    そこで、議員でもあり海洋学者でもある山田氏の本を一通り読もうと決め、その一環で本書を読むこととした。

    【読後感】
    日本は一見平和だが、実は知らないところで侵略の魔の手が伸びている。
    そしてオールドメディアはなぜか全然報じない。
    夏の読書に、変なホラーよりも余程背筋の凍る話。

    【印象に残ったポイント】

    ロシア、中国、北朝鮮、南朝鮮と、日本の海洋資源は素晴らしいものの敵対的な国に囲まれている。

    領海と領空と領土、国民の命と財産を守るためには海洋防衛と資源開発、技術開発を通じた守りと経済一体の戦略が必要と感じる。

    ロシアはいまだに日本最大の島、択捉島を占領しておりはや80年を超えた。
    中国は日本を筆頭に愚かな西側諸国で地域覇権国家を作ってしまった。
    デイリーに尖閣諸島に迫ったり、いつ攻め込んでくるのか。
    日本国内に大量に人を送り込み、政治家や経営者への工作を行う。
    外交的にも内政的にも非常にしたたかで怖い脅威の国と再認識。

    韓国、文化的に交流はあるが政治的には何かあると内政のために日本を攻撃する。そして、日本国内では永住権を持った人たちが日本を貶める活動をする。

    北朝鮮、日本を敵視し核弾頭をむける。工作員を送り込み、国民を拉致して援助をせびる。
    一方で自国民は超後進国の暮らしを強いられている民主主義人民共和国を名乗る金王朝。

    本書にはなかったが、近隣の懸念国四天王の他に移民問題。
    政治家と財界が無責任に招き入れた外国人による治安の崩壊や、狂気の内外無差別福祉、日本人の賃金が上がらない問題。日本は素晴らしい国だが、政治に関してのみ非道に未来に対して無責任と感じる。

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    2026年08月29日
  • 新世界 海賊の作法

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    【書名と著者】
    新世界 海賊の作法
    山田吉彦

    【目的】
    海洋資源開発といえば!山田先生の本だから。海賊に特に興味はないが、全く知らないので少し知りたくなり他の本のついでに読むことにした。

    【読後感】
    海賊、キツイし反社だが成り上がるチャンスもある統率とれた能力主義の組織なのだなと知った。
    海賊といえばなんとなく酒を飲むイメージがあったが、水を長期保存する技術がない世の中において水分補給の手段としていた点で酒飲みなのではなく知恵に基づく合理的な判断なのが隔世の感ある。
    医療も食糧も全然ない世界観で
    水道水がどこでも飲める科学技術には感謝しかない。

    【印象に残ったポイント】
    ・能力主義の職能集団
    小間使いから船長まで、役割分担がきっちりしており無法者だが規律はある集団。

    ・悪事はするけど秩序と規律を重んじる
    仲間内のルールを守らないと、処刑されたり無人島に置き去りにされたりする。
    酒ばっかり飲んでるものの軍のような統率がとれた組織なのだろう。

    ・ハイリスクハイリターン
    死ぬかもしれないけど、略奪できたらこの世の春。自由に移動するのも大変な時代において、家督を継げない生まれになったら海賊もアリかもしれない。
    一方でそんな世の中だと海賊の存在を知ることもなく一生を終えたかもしれない。この点は印刷技術に感謝。

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    2026年08月11日
  • ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ

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    日本人を元気にする本。そしてここでいうことが実現できれば元気な日本が戻ってくるであろう。夢だ。実現しなければならない。
    日本に海洋資源が豊富にあることは多くの人が指摘している。しかし本格開発が始まることはない。巨額の資金の問題があるからだ。しかし、高橋が指摘するように、資産ができるのだから新たな投資は全く問題ないのだ。あまり知られていないが、割引率の問題も大きい。なぜ財務省はそうまでして日本の発展を妨げるのか。
    それにしても松原仁。熱い。頑張れ!

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    2025年06月25日
  • 完全図解 海から見た世界経済

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    著者は、東海大学海洋学部の経済学教授で、元々金融機関を経て日本船舶振興会に勤務し、「海洋」と「経済」について研究をしている方。

    本書は薄い冊子なのに、目から鱗の【海から見た世界経済】の貴重な情報満載だった。

    日本の海底にもメタンハイドレートガスや海底熱水鉱床など地下資源が沢山眠っているとの事で、今後の研究開発に期待したい。

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    2025年03月15日
  • ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ

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    ネタバレ

    2027年にはレアアースの採掘が日本の海域で可能になる。
    国の予算によって、海洋資源開発をするという考え方。

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    2026年02月15日
  • ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ

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    海洋資源発掘から日本国を豊かにするというアプローチは面白い。
    投資と採掘できるかの成功確率を判断することは自身できていないが、今までにない立場から政治課題に切り込むという方が国会議員としていても良いのではと感じた。

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    2025年10月10日
  • ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ

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    日本は海洋に囲まれた国で昔から海洋資源に恵まれていると本等で読んだことがあるのですが、この30年間一向に実用化に向けて進んでいないように思っていました。海洋資源のことを忘れかけていた昨今、ネットでこの本を見つけて読んでみることにしました、三人による共作本で、そのうちの一人はよくお世話になっている高橋氏です。

    海洋資源開発にはお金がかかりますが、実用化できた暁には日本のエネルギー自給度合いも変わってくるはずなので、国が先頭に立って、投資をして欲しいです。現在総裁選が行われてますが、どの候補もこの点には触れていないようで寂しい限りですが。。。

    以下は気になったポイントです。

    ・士農工商という階級制度を崩壊させたことは、民の持つ活動力と生命力を大いに飛翔させたと考えられる、これほど完膚なきまでの階級否定が、短期間に、しかも多くの国民の合意のもとで成し遂げられたことは極めて稀である(p14)人種差別撤廃提案を国際連盟に提起したことも、明治維新において国内の階級の撤廃を成し遂げた日本人の意識と経験が反映されていた(p15)

    ・神社の総本山とも言える伊勢神宮は20年に一度の式年遷宮で、その中心にある内宮と外宮の古い社殿を壊して新しい社殿に作り替える、あえて20年に一度、古いものを壊し、その隣に新しい社殿を作る、一定期間を過ぎると取り壊され、作り変えられる、こういった例は、世界広しといえども日本以外の国では聞いたことがない(p19)

    ・日本が高度経済成長したのは、この背景に米ソの冷戦下、地政学的に重要なアジアに位置する日本が、当時の覇権国アメリカによって、超円安為替レートという「下駄を履かせてもらう」支援環境を享受していたという事実がある(p22、165)

    ・1980年代後半から1990年代初頭にかけて日本経済は未曾有の隆盛を誇り世界を席巻していた、当時のアメリカにとって日本は「反共の砦」から、政治的同盟国であると当時に、経済的には、競争相手から次第に「脅威」へと変貌しつつあった、アメリカは戦略的かつ制度的な手法を用いて、日本経済を長期的に弱体化させる動きにでた、単なる外交圧力でなく、経済制度・規制・会計基準などの非関税障壁への批判を通して、ソフトパワーを駆使した周到な対日戦略をとった(p31)

    ・東京裁判において、連合国が派遣したインド・パール判事が、この裁判は違法であり、それを認めることができないと、被告人全員の無罪を主張したことは、今なお語り継がれている。事後の法律によって、その制定以前の行為が遡及して裁かれたこと、連合国によって行われた広島・長崎の原爆による一般人の大量殺戮が全く判決に書かれなかったこと(これについては、日本に対する弁護団が裁判の中で指摘)など、この裁判は公平なものとは言えぬのは明らかであろう(p36)しかし、日本は1952年のサンフランシスコ講和条約において、この裁判を受詫することによって、国際社会への復帰を果たすことになった(p36)

    ・国連憲章における「敵国条項」とは、第二次世界大戦における旧枢軸国に対して、国連加盟国が武力行使を含む制裁措置を行う際に、特別な手続きを要しない、とする極めて不自然な条文であり、国際法上の差別的規定である(p43)

    ・国際海洋条約に明記されているように、EEZ(排他的経済水域)は公海ではなく、一定の主権的権利が認められた海域であり、沿岸国の同意なき調査行為は違法である(p60)

    ・1960年代における高度経済成長期の日本は、東海道新幹線・東京オリンピック・全国高速道路網整備といった明確な国家的目標に基づき、財政と政治が一体となって未来の日本のブルー・プリントを描き、それに向かって国を動かした。そこでは選挙区への利益誘導ではなく、国家全体の成長に資するかどうか、が政治判断の主軸であった、今再び「海洋大国」という大義を掲げることにより、日本の政治がその原点に立ち戻れる可能性がある(p75)

    ・世界6位の広さを誇る日本の領海・EEZとして延長大陸棚の実態は、未開発のまま眠る海底資源が豊富に存在しながらも、長年にわたり手付かずのままであった、メタンハイドレード・レアアース泥・海底熱水鉱床など、海底に眠る資源は、将来のエネルギー安全保障や産業基盤の自立、そして国際的交渉力の強化に資する戦略資源である、この資源を独自に安定的かつ環境に配慮して開発する技術が確立できれば、それは資源小国から資源大国へ変わる「資源国化」にとどまらず、「資源開発技術大国」として変貌し、新たな国際的地位を確立することになる(p77)

    ・日本は2014年のCPLPサミット(ポルトガル語を母国語とする国々からなる9カ国、ブラジル・ポルトガル・アンゴラ・モザンビーク・カーボベルデ・ギニアビサウ・サントメプリンシペ・東ティモール・赤道ギニア)にて、オブザーバ参加が承認され、当時の安倍首相はCPLP諸国の発展に協力していきたいとメッセージを寄せている(p81)

    ・TPP11は、アメリカの離脱にも関わらず、日本の主導によって、維持・発効(2018年)に至った、数少ない戦略的成功例である、ここで注目すべきは、イギリスのTPP11参加である、EUと距離を置きながら、アジア太平洋における新たな連携を模索しており、日本との関係強化に大きな期待を寄せている(p83)

    ・メタンハイドレートは、燃える水、とも呼ばれ、天然ガスの主成分であるメタンガスと、水が低温高圧の条件下で結晶化したシャーベット状の物質で、特に日本海側(富山湾、上越沖、隠岐周辺)の表層型と、太平洋側の南海トラフ(静岡、愛知、三重、和歌山県沖)などの砂層型に、膨大な量(120-130兆円)があると推定されている、石炭や石油などの化石燃料に比べて燃焼時の二酸化炭素排出量が少ない(p94)

    ・レアアース泥(100兆円)は、高性能磁石、発光ダイオード、触媒、バッテリー材料など、最先端のハイテク製品、グリーンテクノロジーに不可欠な元素群である、2018年に南鳥島周辺のEEZ内の深海底で発見された、超高濃度のレアアース泥である(p98)

    ・コバルトリッチクラスト(200兆円)はコバルトを中心に、ニッケル、白金、マンガン、銅、モリブデン、タングステン、レアアースなど、多様な有用金属を高濃度で含有している、南鳥島周辺、小笠原諸島周辺に存在している(p100)

    ・1971年に変動相場制へ移行したが、日本は直ちに変動相場制の現実に直面したわけではなかった、急激な円高が日本経済に与える打撃を恐れ、資本の国際的移動に対して様々な規制を維持し、為替市場への介入(円売りドル買い介入)を頻繁に行った、これは表向きは変動相場制を装いながらも実質的には円相場を一定の範囲内にコントロールする「ダーティフロート=汚れた変動相場制)と呼ばれた。この政策で日本の巨額な貿易黒字をさらに拡大させ、アメリカとの間で貿易摩擦を引き起こす要因となった(p167)

    ・政府は国債を発行して資金を調達する、これは政府にとっては負債だが、その国債のかなりの部分を中央銀行である日銀が金融政策の一環として市場から買い入れている、これは日銀にとっては資産となる、政府単体で見れば負債が増えるだけだが、政府と日銀を統合して一つのグループとして見れば、グループ内での債権(日銀の保有国債)と債務(政府の発行国債)は相殺される、これにより政府・日銀グループが外部(民間部門、海外)に対して純粋に負っている負債の実額が明らかになる(p178)総資産1500兆円に対して、国債や借入金などの総負債(日銀保有分などを相殺;統合バランスシートを考える際には、日銀の負債=現金、日銀当座預金と、それに対応する資産=保有国債は実質的に相殺される、p184)は、約800兆円であり、差引純資産は700兆円のプラスとなっている(p181)

    ・日本が財政的に見て有数な豊かさを有していることは、日本の国債金利が低い水準で安定的に推移していること、そして国家のデフォルト(債務不履行)リスクを示す「CDS;クレジット・デフォルト・スワップ)の保証率が主要先進国の中で最も低い水準にあることで理解できる(p185)

    ・公共事業の経済的な合理性を評価するには、将来にわたって発生する便益を、現在の価値に割り引いて計算し、その合計額(便益の現在価値総額)と、初期投資コスト(費用の現在価値総額)を比較する必要があるが、この将来価値を現在価値に換算する際に用いられる率のことを「割引率」という、割引率の設定次第で、同じプロジェクトが、やるべき事業にも「やるべきでない事業」にもなり得る(p191)日本の公共事業評価において標準に使われている割引率は4%、この数字は、2004年度に設定されて以来、一度も見直されていない、日本の長期国債の利回りは、1%台前半以下で推移している(p192)100兆円の投資で500兆円の便益というプロジェクトを、割引率4%で評価すると、その現在価値は大幅に目減りする、場合によっては初期投資コストを下回ると評価され、経済合理性なし、と判断される(p198)「100兆円の財源があるか、ないか」ではない、問うべきは、「その100兆円の投資が、将来にわたって、そのコストを上回る便益、すなわち国民全体の資産の増加をもたらすか否か」である(p216)

    ・日本は、再び強い成長軌道を取り戻して豊かで持続可能な社会を次世代に引き継いでいくためには、1)「海洋資源大国化」=EEZに眠る潜在的な富を掘り起こして、エネルギー安全保障を確立し新たな基幹産業を創出、2)人口減少による労働力不足という制約とを、AIとロボテックスの徹底活用によって乗り越え、社会全体の生産性を飛躍的に向上させる「AI立国」である、大事なのは、この2つのエンジンが互いに独立しているのではなく、相互に補完し合い、強力な相乗効果を生み出す関係にあることである(p212)

    2025年9月22日読破
    2025年9月30日作成

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    2025年10月02日
  • 完全図解 海から見た世界経済

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    海に関する幅広い話題をカバーしている。
    古くから認識されていた海上輸送の重要性、造船業の推移、領海や排他的経済水域、三大海峡と二大運河、南シナ海問題など海洋紛争、海軍、無機有機の資源、保険の誕生、航路拡大とつながる世界、本来の島国根性の意味など。

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    2025年08月09日
  • ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ

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    ネタバレ

    日本には500兆円以上の宝の山が深海に眠っており、そのためには100兆円規模の投資が必要。なので、それは政治が引っ張っていって、国家プロジェクトにすべき。それによって、国力と自信を取り戻そう。エイエイオー。
    という内容で、とてもそのとおりだと思った。こういう大きな夢を語れる政治家や専門家が政治を引っ張っていってほしい。

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    2025年07月21日
  • 日本の海が盗まれる

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    日本の領海と排他的経済水域(EEZ)の
    面積は世界第6位です。

    そして海上の境界線が接している国はと
    地域は、ロシア・北朝鮮・韓国・中国・
    フィリピン・台湾と7つに上ります。

    特に韓国や中国とは「島」をめぐるいさ
    かいが後を絶ちません。最近は漁業に関
    しても色々と報道されています。

    そんな日本の周りの海でどんなことが起
    きていて、何が問題なのかを知ることが
    できる一冊です。

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    2021年01月29日
  • 完全図解 海から見た世界経済

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     一見、図解だらけで読むところがない、いわゆる”バカ本”のような雰囲気なのだが、良い意味で期待を裏切られる一冊である。船、海運、領海、運河、海洋資源、水産…と、政治と経済の絡むさまざまな角度から、鋭く、かつ分かりやすく「海」を解説している。

     税金の軽減などの目的でかたち上船籍を置く、便宜置籍国はよく知られるところだが、海がないモンゴルやボリビアがそうだというのは初めて知った。

     こうした”海なし国”の船が問題を起こしたら、「政府が船舶の管理など、旗国としての責任を果たすことができるかは疑問」という著者の指摘はもっともだ(コロナ禍で話題になった横浜のクルーズ船の船籍国・イギリスが責任を果たしたかと言えば、疑問符が付くのだが…)。

     小笠原諸島の欧米系島民とか、もう40代に突入してだいぶたったけれど、知らないことってまだまだあるんだなあ。。。

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    2020年05月04日
  • 日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防

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    日本を取り巻く国境の情勢について。

    2011年出版と若干古いながらも、日本の現状と今後の対策について描かれており、内容的には古さを感じなかった。

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    2019年08月24日
  • 日本の国境

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    海洋国家であるがゆえに普段意識することがない国境について、東西南北の最端地の例を挙げながら、その定義と意義を国益に絡めて分かりやすく解説されており、入門として最適な書である。北方領土をはじめ、尖閣諸島、竹島といった領有権争いについて歴史的背景と現状について書かれているが、このあたりが本書の一番の読みどころであろう。

    著者が指摘しているように実行支配以上に訴える手段はなく、竹島は韓国のそれによってもはや帰らぬ島となってしまっている。武力行使が許されない日本が、それ以上に踏み込むことも出来ない現状では、外交政策がこうも弱気ではいつまでも近隣諸国になめられるだけである。すくなくとも、現在誰も実行支配していない尖閣諸島については、何らかの対策を送球に行うべきであろう。

    国境は国益そのものであるがゆえに、もう少し強い関心と事実認識を国民が持つべきであり、政府もまたそのような努力を怠るべきではないと改めて思わされる。

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    2018年10月08日
  • ONE PIECE勝利学(集英社インターナショナル)

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    麦わらの一味の各クルーの役割や特徴などが描かれ、ONE PIECEから読み取れるメッセージを筆者独自の視点でまとめている。

    組織論、リーダー論、生き方、など様々な観点から考えさせられる

    心に地図を持ち、誇れる武器を持とう。

    ゴムのように生きよう。

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    2018年12月17日
  • 日本の国境

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    日本の国境について知りたくて読書。

    日本は海に囲まれているため国境の対する意識が希薄だと思う。敗戦により戦後は国境について教育することがタブー視されてきたようにも感じている。

    竹島、北方領土、尖閣諸島、そして、沖ノ鳥島、石垣島、対馬。特に対馬の現状は心配だ。本書は、日本の立場から偏らず分かりやすく書かれていると思う。

    日本人は、国境や領土についてもう少し学ぶ必要があるし、日本の生命や財産を脅かす行為を続ける国家に対して、日本という国家として友好を唱えて、必要以上に接近する必要はないと思う。国家と国家は、互いの国益を守るために必死に異なる意見をぶつけるような厳しい関係であることは、ある意味で真の対等な関係、外交といえるのではないか。日本が戦後長いこと続けてきた贖罪外交は、相手を見下した上から下への対等ではない外交と言える。

    中世の倭寇発生過程や日本最短南端の沖ノ鳥島についてなど勉強させてもらった。それにしても、実効支配は重い。歴史は勝者が作り、いくらでも塗り替えられるのだと改めて思う。

    日本とともに敗戦したはずの朝鮮(韓国)が妄想的に勝ったことになり不法占拠し続ける竹島は、なんとしてもと思うが。韓国内で民族の聖地的な存在である白頭山がない限り、国内をまとめるため、大韓民国の国是を維持するために次は対馬と主張してくるのは目に見えて明らか。

    著者があとがきで書いている通り、日々厳しい環境の中、国境警備にあたっている海上保安官たちに敬意を表したい。

    読書時間:約1時間5分

    本書は日本領事館大連出張所でお借りしています。有り難うございます。

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    2014年03月31日
  • 日本の国境

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    これも最近比較的気になる分野の書物。近隣諸国と日本の歴史認識の違いは歴然としたものがあるけど、同じ日本の中でも、文献によって多少なりの違いが出てくるもんだなぁ、と。参考文献にまで遡って、どれが正しいかっていうのを厳密に検討するほどの時間的余裕はないけど、なんとなくボヤーッと国境問題の輪郭が見えてきたような気はする。まあ、まだまだ勉強です。

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    2014年02月07日
  • 日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防

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    ネタバレ

    各国は粛々としてますね、本当。
    そしてそれが間違いではない、ってのが政治的な理屈やな。
    国として国民の安全を保障できないってのはアウトやけど、それにしても下手くそすぎる、というか。

    中国の第二進出ラインみたいなんはほんまなんやろうか、あれはさすがにヤバ過ぎるやろ。
    あんなとこまで出てこれるようになったら。
    けど「戦争」ってなるんやろうか、もう今度ガチで戦争したら世界終わりそう。

    尖閣の問題がごちゃごちゃしてるんは、防衛上の問題とナショナリズムが重なってるからやろうな。
    これを守ろうとすること自体はいいけど、そっから自衛隊の権限拡大につながるからダメとかいう層も多そう

    そして何よりアメリカの権限の強大さは異常。
    そしてその持ち主がアメリカで良かった。と、日本にいるから思う

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    2013年12月17日
  • 日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防

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    国境問題、さんざんメディアを賑わすようになって久しいけど、事実関係とかは驚くほど知らなくて、さすがにそれじゃいかんってことで手に取った作品。どこの国とどの地域について問題になっているかとか、その背景にある史実とか、しっかり踏み込んであって分かりやすかった。実際その現場に立って、自分のこととしては体験しようもないけど、少しでも理解する努力は続けないといけないと思い知った次第。

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    2013年09月26日
  • 日本の国境

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    恥ずかしながら日本の領土問題についてはテレビで聞きかじっただけで、ほとんど知識がないため産休中に読書開始。
    日本の「領土」の定義が、戦後のサンフランシスコ平和条約で「領有権を放棄」していない部分であるとのこと。
    日本最南端の島である沖ノ鳥島が二つの岩からなる、しかも、満潮時に片方は6センチしか頭を見せない小さなものであるとは知らなかった・・・。
    韓国、中国、台湾、ロシアと争う領土問題。日本人の視点では、各国に対して"なんて無謀な"と感じるけど、他国から見れば全く同じ事を日本に対して思っている所がこの問題の難しさなのか。
    竹島については、戦後のGHQにおける訓令では日本の領土外とされていたようだが、1951年のサンフランシスコ平和条約で日本の領土と定義されたものの、韓国がそれを受け入れず、今の実効支配が続いている。竹島さえなければ、もう少し韓国と仲良しになれるのに、勿体ないなあ。
    総じて、日本は海洋国家であるという曖昧な感覚から、具体的に、日本外国の間には必ず海があり、この海に関する歴史が多大にあるにも関わらずそれを知らない人が私を含め沢山いることを認識し、これからは日本を考えるときに海を外すわけにはいかないと実感した。

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    2013年01月22日
  • 日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防

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    尖閣、竹島、北方領土の問題から解決案、沖縄八重山諸島の人々の不安と問題意識、また小笠原の過去の領有権問題などに触れている。冷静な文体で安心して読める。

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    2013年01月06日