吉橋通夫のレビュー一覧

  • 角川つばさ文庫版 西郷どん! 西郷隆盛の物語

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    こども向けのライトな本です。
    次は翔ぶが如くに繋げたいですね。
    全巻持ってるんですがなかなか手が伸びなくてσ^_^;

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    2017年11月16日
  • 官兵衛、駆ける。

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    ネタバレ

    この本を読んで、ぼくは官兵衛の母親が早く亡くなってしまったのや、妹の「春」の目が、見えなくなってしまうのがビックリしました。

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    2016年07月02日
  • なまくら

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    何とも骨太な物語。がつんとくる。
    児童文学ということで、少年少女が主人公の時代小説短編集。
    どんなに辛い環境にあっても、子ども達は逞しく生きる。そこにそっと手を差し伸べる、そっと見守る大人がいる。
    大人も必死で生きているからこそ、いい人なんかではなく、厳しく突き放す。でも、それこそが子どもに大きな成長をもたらすところがいい。
    そして成長した子どもを前に、大人は太刀打ちできない。
    生きることに意味なんて求めなくても、強く生きる意志を持てるというのは素晴らしい事だと思う。

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    2015年11月29日
  • なまくら

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    まったく聞いたことも、チラッとでも見たこともない未知の作者です。たまたま文庫の新刊の中にあって、ペラペラとめくっていたら、ゾクゾクと来るものがありました。読もうと思っていますが、帯を見て気がつきましたけれど、あさのあつこの推薦文が載っていました、どうしよう、読むのやめようかな、その口車に乗ったと言われるのもしゃくだから、というくらいへそ曲りなの私は。

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    2011年07月19日
  • 真田幸村と忍者サスケ

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     真田幸村、サスケ(信濃の戸隠流忍者)、ほのか(伊賀忍者)の三人の若かりし頃を描いたお話。どんな困難も、受け入れがたいさだめも、「天意」と受け止めて覚悟を決める幸村。戦国の世で、「人を殺めない」という決してたやすくない信念を貫くために厳しい修行を積むサスケ。…何を読んでも刺さる今日このごろ。


     以下、引用。
    ――いつも幸村は、困難にぶつかったとき、つぎなる手を考えだすことに全力をそそぐ。置かれた苦境を天意として受け入れ、覚悟をさだめて新しい突破口をさがすのだ。(六九頁)

    ――これが、あたしのさだめだと分かっているんだ。でも、まだ素直に受けいれられないんだよ。幸村みたいに、すべてを天意だと

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    2025年09月07日
  • ずくなし半左事件簿

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    松本藩郡方見習い見習い同心、一志半左は土地の言葉で、臆病者の「ずくなし」と呼ばれていた。
    が、一方では一度腹を決めると大胆不敵にも。

    出仕早々領地をめぐるいざこざがある加賀藩との解決に導く。

    一年前、背中から襲われ死んだ父親の敵との遭遇。
    淡い恋心、戦いに持ち込まぬ知恵の見せ所。
    心温まる半人前が成長する青春ストーリーでもある。

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    2021年03月11日
  • はっけよい! 雷電

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    おじいちゃんに連れられて国技館にお相撲を見に行った太郎くん。
    土俵際で大きな力士が上から降ってきて…。
    目が覚めたら…。
    史上最強力士といわれた雷電為右衛門(1767年~1825年)と太郎くんの物語が始まります。
    まるで落語を聞いているような軽快なリズムに、児童書ということも忘れて、楽しめました。

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    2017年06月11日
  • すし食いねえ

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    でてくるすしがめっちゃ美味しそうでどれも食べたくなる。

    父ちゃんのおいしいもんは生きる力になるという主張に大きく頷く。
    なんてすばらしいとーちゃんだっ!
    少々綺麗どころに鼻の下のばしたとしても
    豆吉にとっていいとーちゃんなんだろーなーっと。

    寿司談義と直訴の話を上手にまぜて話が展開。
    にしても、すしの御前試合とは、おもしろい。
    話のわからん奴がいて腹立ったが、奉行はいい人でよかったよかった。
    が、どーせ声かけるなら、あの団子屋で訴状を受け取ってくれてもよかったのになあっと思ったりもする。
    まあ、そうなると話が展開しないんだが・・・。

    江戸は外食が非常に盛んだったときく。

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    2016年07月22日
  • 官兵衛、駆ける。

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    私は官兵衛は大河ドラマのイメージが強すぎるけど、これが史実ならなおさら官兵衛良い人だなって思った!
    やっぱり歴史小説は良いね!
    でも現代作家?さんが書くよりやっぱり専門の方の方が面白い気がする…!

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    2016年04月01日
  • 風の海峡 上 波頭をこえて

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    YA向けの「はじめて読む歴史小説」と帯にあります。
    秀吉の朝鮮出兵のころの話です。

    こういう小説をもっと読んで、歴史に対して、自分自身が考えるということは重要なのだろうと思いました。
    ちょうど、韓国と、竹島問題など発生してしまっている現在、ぜひ、たくさんの若い人に薦めたい。
    何がいいとか悪いとかいうことではなく、自分の立ち位置を考える意味でも

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    2013年05月04日
  • 京のほたる火 京都犯科帳

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    京を舞台に、捕縛する者の側ではなく、捕らわれる者の側から描いた犯科帳。8編の短編を収録している。貧しく逆境にありながらも、懸命に働く名もない人たちの姿に、胸がジーンとくる。

    「けん玉売り」
    けん玉売りの親方とその弟子の音吉は、京の町にやってきた。二人には人には言えない、もう一つの仕事があった。危ない橋を渡ろうとした…。

    「綱道」
    父を事故で亡くした、高瀬川の舟曳き人足の直吉は借金のかたに、大坂に売られていくことが決まっていた。病気の母と引き裂かれることに耐えられない二人は、町から逃げることに…。

    「ぬすびと面」
    能面を彫る面打師の文吉の家に、盗人が入り、赤子を押しつけて「大切に育てろ」と

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    2010年11月01日
  • 凜九郎(1) 《別れからのはじまり》

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    「なまくら」の方の本。
    母さんが買ってきたので読みました〜。
    面白かった〜!
    1時間くらいで読めちゃいました。
    続きが気になります。

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    2009年10月04日
  • すし食いねえ

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    『なまくら』を読んで気になっていた作家。
    まあこれは普通に時代ものだった。
    江戸料理ものは昨今の流行り。食文化の元を辿る物語はそれだけで面白い。

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    2021年09月11日
  • 早替わりで候 音次郎よんどころなき事件帖

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    202011/早替わりを得意とする女形が主人公という設定・キャラは面白いけど、剣も料理も相当の腕前というのはスーパーマン過ぎる。とはいえテンポ良く話が進み、サブキャラ達も存在感あって、気楽に楽しめる。シリーズ化しそうな感じ。

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    2021年01月04日
  • 京のほたる火 京都犯科帳

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    京に暮らす庶民の姿を描いた人情譚8編を収録しています。

    第1話「けん玉売り」は、けん玉売りでありながら、巾着切りを働いている親方が、弟子の音吉を正しい道に導く話。第2話「綱道」は、借金に苦しみ夜逃げを決意した直吉とその母のことを思う町の人びとの人情がえがかれます。第3話「ぬすびと面」は、狂言に使う「ぬすびと面」の作成に苦しんでいる面打師の文吉のもとに、赤ん坊をかかえた盗人が押し入ってくる話。第4話「火つけ」は、仕事がなくて困っている大工の棟梁と、棟梁に世話になったことを感謝している千吉の父親の話。第5話「車師」は、からくり車を作って人びとを驚かしている宗五郎に憧れる、車大工見習いの万吉の話。

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    2019年12月24日
  • ずくなし半左事件簿

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    長野県の松本市が舞台になっている時代小説。

    私の出身地である事と私自身がずくなしなので、気になって購入。

    普段、時代小説は読まないので新鮮だった。

    登場人物達の会話も方言が強く、読みながら松本に帰省した気分になりました。


    ずくなしと言われる半左が、ずくを出して頑張る姿に好感が持てました。
    おばば様のキャラも好き。
    半左の恋話シーンでは思わずおばば様と一緒に笑っちゃいました。

    ちなみに、ずくなしは「臆病者」「面倒くさがり」「やる気がない」みたいな時に使います。

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    2019年12月19日
  • 風の海峡 下 戦いの果てに

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    風の海峡~波頭を越えて(上)の続き。

    「児童書」に分類されているとおり、
    小学生にも読みやすい時代小説。
    日本と韓国の歴史を、もっと子どもたちにも知ってほしいですね。
    明るい未来志向のラストが良かったです。

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    2012年02月26日
  • 風の海峡 上 波頭をこえて

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    豊臣秀吉の朝鮮出兵を舞台に
    日本(対馬)と韓国のそれぞれの家族の交流と
    翻弄される時代を描いています。
    「児童書」に分類されているとおり、
    小学生にも読みやすい時代小説。

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    2012年02月26日
  • 凜九郎(3) 《決断のとき》

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    シリーズ最終巻となる。ヨコハマにやって来た凜九郎とさくら。家を探し仕事もみつけ、凜九郎は「自分の道」を探し始める。
    さまざまなことを抱え、それでも前に進む姿が印象的でした。ラストはとくに。

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    2009年10月07日
  • 凜九郎(2) 《父の秘密》

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    ・今度の舞台は安藤老中の屋敷。父の過去を知ろうとする凜九郎と馬ていを目指すさくらが新しい生活を始める。・15歳だからしょうがないのかもしれないが、いろいろがんばれ!と言ってあげたい。笑。

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    2009年10月07日