鈴木志保のレビュー一覧

  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    しゃばけのイメージが壊れたら嫌だなと思って二の足を踏んでいたのだが、思い切って読んでみて正解だった。

    それぞれの作家さんの個性を出しつつ、しゃばけの世界観もそのままに、心に沁みる良品ばかりである。

    しゃばけファンなら一読の価値あり。
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    佐助の巻を作家名に釣られて購入後、仁吉の巻も購入。原作未読のままだが、どの作品読んでも坊ちゃんの可愛らしいこと。えすとえむさんはBLで読んでいるわけだが、鳴家が一番可愛らしく生き生きと描かれていて、どちらかと言うとデッサン力の高い絵を描かれる作家さんなので、仰天するほど驚いた鳴家だった…デザイン化さ...続きを読む
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    2014.12.7

    高橋留美子 「屏風のなか」
    みもり 「仁吉の思い人」
    えすとえむ 「月に妖」
    紗久楽さわ 「きみめぐり」
    鈴木志保 「ドリフのゆうれい」
    吉川景都 「星のこんぺいとう」
    岩岡ヒサエ 「はるがくるよ」

    高橋留美子先生、凄く良い屏風のぞきを描いてくれ...続きを読む
  • パレードはどこへ行くの?
    久々に買った鈴木志保。やっぱいい。なんだろう、二次元なのに絵の中にすごく距離感がある。空気の中で響いてる音が聞こえるというか。怖くてきれいで可愛くて、静謐でひんやりしていて。
  • パレードはどこへ行くの?
    不思議なお話だったなぁ。あの結末はどう読んだらいいんだろう?とってもかわいらしい動物たちのイラストと軽妙な会話だけど、さらりと残酷なことを描いてるみたい。なんかそのギャップもいい。こういう残酷さは、キライじゃない。なんかしみじみと、今を大切にしなくちゃなって思った。
  • パレードはどこへ行くの?
    幅広く長過ぎる流れはその中にいると普段は認識できない。けれど鈴木志保の漫画で淋しく可愛らしく美しく残酷で希望を抱えた広く長いパレードが見える。
  • たかが千年
    鈴木志保さんの漫画にはいつも泣かされる。比喩ではなくぼろぼろ涙が出る。世界は残酷で優しく美しい。時間の流れも見えるほど高くて遠い場所から、タンポポの種一粒まで見える漫画。
  • 船を建てる 上
    はじめて読んだときはなんだか怖くてなかなか読み進められなかったけれど何度でも繰り返し手にとりたくなる本。
    日常を生き抜いていくことについて、救いのないさみしさについて。
    晴れた夏の日によく読む。
  • 船を建てる 下
    崩壊と再生を繰り返す世界を怖がることはないのだと思う。自分は世界でひとりぼっちなのだという奇妙な安心感が得られる。
  • 船を建てる 上
    何かのカテゴリに放り込むことのできない漫画。

    「一つ歳を取った」「何か人生の節目を迎えた」・・・そんな時に読み返したい。

    今の自分がどんな感受性を持っているのか。
    読み返す度に新鮮な印象と、”今の自分”を感じることができる。

    一生ものの本だと思います。
  • 船を建てる 上
    お墓にもっていきたい本。
    擬人化(?)されたアシカたちの生活をかいた漫画。みすごしてしまうような、その人にしかわからない、喜び、悲しみを大切に汲み取ってる、可愛くて、やさしくて、悲しい漫画。

    どのお話も素敵ですが、最後のB.パーカーとチェリーのやりとりは本当に泣ける。

    パレードのように繰り返す滅...続きを読む
  • 船を建てる 上
    声を大にして「この本がいい!」と勧めたくはない。誰にも言わずに、死ぬまで本棚に置いておきたい。私の遺産分けの時に、誰かが本棚のこの本を手にとって持って帰り、そしてその人が死ぬまでその人の本棚にあって欲しい。そういう、私にとって大切な本です。
  • 船を建てる 下
    いつかは離れる、わかってるけど、好きであればあるほど辛い。シンプルだけど、それがとても伝わりました。
  • 船を建てる 上
    暖かくて、白っぽくて、
    何処までも静か。

    しんしんと降り積もる
    「日常」が愛しくて

    薄氷の向こうに透けて見える
    遠いとおい寂しさ、別離。

    夢の中でアザラシになるのか、
    私こそがアザラシの見る夢なのか。



    目覚めることが、こわくなる。
  • 船を建てる 上
    どこか温かく、どこか冷たい物語。
    とても優しいのだけど、優しいだけではない。

    画はほのぼの。

    Book1stにて衝動買い。
  • 船を建てる 上
    名作「船を建てる」の復刻完全版。
    2匹のあしか、コーヒーと煙草の物語。
    2匹のあしか、ですよ!?
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    「しゃばけ」という人気小説を原作とした、漫画アンソロジー。

    色々な漫画家が書いているのに、作品世界がブレない。
    私は読んだことがないが、原作が確固たる世界を持っているのでしょう。

    マンガ家達が実力者揃い。
    皆この小説のことを愛しているのだろう。どの人も楽しんで書いているのが伝わってくる。
    (そし...続きを読む
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    畠中恵の『しゃばけ』コミカライズ。
    高橋留美子を筆頭に7人の作家によるアンソロジー。

    こちらは、色男の仁吉の巻ということで恋バナ成分もいくつかあり。
    あと猫又の「小丸(こまる)」カワユス。

    こちらも原作を読んでいると楽しみが増す構成なので、まずは原作の一読を。
  • たかが千年
    イッツ・ア・鈴木志保ワールド!
    旅、冒険、夢、恋、歌、たんぽぽ、デイジー、
    壊れたテレビ、バス、そして死と生。
    みんな繰り返す。

    「はなればなれになってもあたしたち、みんなもいちど出会うのよ」って言ってたのはチェリーだったかな。
  • 船を建てる 上
    ただのおしゃれ漫画かと思ったけど、気付いたらすっかりと穏やかで少し寂しげな魅力にやられてしまっていました。