菅原敬太のレビュー一覧
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最終章突入のまえに怖い話、いい話、怖い話とバランスがとれた構成でいつもの楽しい走馬灯株式会社でした。
人生を振り返っても。最初の話は言葉の先を聞く前に決めつけたらあかんなという話でした。自分の中で答えを決めつけて動いたら痛い目にあってしまうよと言ってるようで勉強になりましたよ。どっちも救えないクズみたいな人間でしたがその先さえ言わなければ平和だったんじゃないかとおもうと人の行動なんて些細なことで変わっていくのかなぁと少し考えました。そしてメンヘラな彼女が主役だったお化け屋敷回。自分の人生を客観視しても何も変わらないやつもいると思うと人間って本当こわい生きものだとおもいますね。他人の目から -
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自分を覚えているのは自分だけではない。走馬灯株式会社の株主もついに現れる8巻。
忘れないもの。走馬灯株式会社はその人の人生が描かれているため、自分自身が見れば懐かしいというだけで新発見はありません。しかし今回の第64~65話では特殊でした。忘れてしまった記憶を振り返る恐怖、焦燥、友の戸惑いを描いていました。この話は自分が忘れてしまった記憶を受け継ぐ形で終わりましたが、ただ記録として残る走馬灯株式会社とは違った、人間の記憶として残る思いが描かれたいい話でした。
今巻ではついに走馬灯株式会社を操っているであろう株主が登場して謎が深まりました。桂木卓郎の登場はこちら側にある程度のヒントを与え -
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ついつい買い忘れてたので購入。夫婦愛からはじまり、友情、兄弟愛、恋愛と支えう人々と支え合えなかった人たちの話が描かれた7巻でした。
支え合うことで生きられる。自分がなにも言わなかったせいで変わらなかった夫、支えあうということは遠慮しあうことではなく、時には強い言わなければいけないこともあるというメッセージが風見夫妻のエピソードにありました。また、ヤクザの兄弟関係を描いた60~61話も自分の憧れたものに付き従う忠誠とそれを受けとり実行する決意を描いたいい絆モノでした。
それとは真逆に信じ合えない人々の話もあり。女の友情はホント薄っぺらいというかあの人達の友達のラインがどこにあるのか検討 -
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いきなり大量殺戮
主人公はパッとしないまま故郷にもどって妹の結婚式に出たまでは良いのですが、なぜか空を覆い尽くす丸・四角・三角の鋭利な物体に襲われるようになっています。人体もあっさり切断されるようで、侵略なのかどうかもよく分からないです。
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巧みに反撃しつつも
まぁ下衆な悪役っぷりは分かりやすいです。放火犯、なるほどというところでしたし、取り決め等、きっちり実行しての食糧等の奪還でした。
主人公の息子も反抗期なのでしょうが、短慮です。デスゲーム以外メインの巻でした。 -
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見事な下衆っぷりとか
見た目で判断しちゃダメでしょうが、見るからにDV男っぽいのがある意味、潔いくらいにゲスの極みで、主人公、どういうふうに動くんでしょうか。まずは次の巻までは読みます。
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人喰い×復讐者の凸凹コンビ
両親を殺された主人公が以後、殺人を犯した人間の背後に殺した人の姿が見えるようになる。偶然クラスに転校してきた女子生徒は通常の食事の代わりに殺人者を捕食する。
出会ったふたりが協力し合いながら、食事と両親を殺した殺人犯探しを進める話。
臆病で受け身な陰キャな主人公が凛として強い捕食者とタグを組んだ後、どう変わっていくのかが見物。
現時点では、うだつが上がらない雰囲気なので、この先復習を目指しながらどう変化していくかは楽しみ。また、ヒロイン(ただし主人公の想い人は別にいる)もまた、現時点ではただ捕食のための実利目的で主人公を脅して協力させている状況。人外なのかの説明もなく、共感はしにくい立場のま