【感想・ネタバレ】走馬灯株式会社 8巻のレビュー

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Posted by ブクログ

自分を覚えているのは自分だけではない。走馬灯株式会社の株主もついに現れる8巻。

 忘れないもの。走馬灯株式会社はその人の人生が描かれているため、自分自身が見れば懐かしいというだけで新発見はありません。しかし今回の第64~65話では特殊でした。忘れてしまった記憶を振り返る恐怖、焦燥、友の戸惑いを描いていました。この話は自分が忘れてしまった記憶を受け継ぐ形で終わりましたが、ただ記録として残る走馬灯株式会社とは違った、人間の記憶として残る思いが描かれたいい話でした。

 今巻ではついに走馬灯株式会社を操っているであろう株主が登場して謎が深まりました。桂木卓郎の登場はこちら側にある程度のヒントを与えてくれているようでさらにわからなくする要因のような気がします。株主なのだから株を買えるなにかを持っているわけで、それがなにか、そして株を買った恩恵はなんなのか。各話エピソードも楽しいんですが、走馬灯株式会社自体の話も気になってしょうがないです。次巻も楽しみですな。

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2013年06月07日

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