トム・デマルコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
信頼する某SEの方からお薦めいただいた著書。プロジェクトマネジメントの要諦を小説仕立てにで教えてくれる。直観的にそうなんだろうなあというポイントがまとめられている。ただし、作り話であり、かつ、小説の中身もやや抽象的なため、実感がわきにくいのが残念。
・正しい管理の四つの本質
適切な人材を雇用する。
その人材を適所にあてはめる。
人びとの士気を保つ。
チームの結束を強め、維持する。
・変更は、あらゆるプロジェクトの成功のために必要不可欠である。
・人は安全だとわからないと変更を受け入れない。
・リスクを避けることは、それに伴う利益をも逃すことになるため、致命的である。
・管理者は心、腹 -
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Posted by ブクログ
タイトルのセンスが抜群。ほれぼれ。
リスクがないプロジェクトには価値がない。
熊とワルツを踊らなきゃ。
で、私が結構勘違いしていたのが、これはシステム開発者の方向けの本だったのですね。
かといって全然身の回りに使えないわけではなく、むしろプロジェクト管理においての基本的なことを学べてなるほどなーと思いました。
自分の仕事に関連したプロジェクトのひとつに大規模なシステムの開発があって、私は直接関わったことはないもののとにかく様々なトラブルトラブルでスケジュールが遅れ、コンサルが入ってベンダーを叱りまくってお尻を叩いて叩いて幹部級まで呼びつけてとかまぁとにかくいろいろありました。
でも、こんなに -
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Posted by ブクログ
リスクをとらない(回避する)だけのプロジェクトに価値はない。
新しい領域に足を踏み入れる場合、必ず何かしらのリスクは存在するもので、生み出そうとする価値が大きければ大きい程、リスクが発生する可能性も高くなる。
リスクを取らないということは、新しい領域へのチャレンジがなくプロジェクトメンバーや会社の成長にもほとんど寄与しない。
リスク管理の正しい方法を知ることで、新しく、そして価値のあるプロジェクトへ安心して参画することが可能となる。
本書はそんなリスク管理のノウハウを具体的に示しています。
私自身は大規模なプロジェクトへの参画経験がまったくないため、実感をもって本書のノウハウを吸収す