五味文彦のレビュー一覧
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もう一度読む日本史
・原始、古代:
最古の人類;500万年前ラミダス猿人。氷河期;日本列島とアジア大陸は陸続き。ナウマンゾウ等の大型動物を追って日本列島に移住。
紀元前4世紀頃;大陸文化の影響を受け、九州北部から農耕文化の誕生→生産と階級を生み出す、鉄器、墓、集落
239;邪馬台国の卑弥呼、九州説と大和説
4世紀から7世紀;大和政権→中央の豪族たちは大王のもとで朝廷を構成、古墳文化
6世紀頃から;蘇我氏(崇仏派)の台頭、飛鳥の宮廷→政敵物部氏(排仏派)駆逐、崇峻天皇暗殺→推古天皇を初めて女帝として即位させる
645;乙巳の変、中臣鎌足と中大兄皇子による蘇我氏討伐
646;大化の改新、孝徳天皇時代の諸改革→唐(618ー)に倣い、律令に基づく統一国家目指す
701;大宝律令→文武天皇時代に、律令国家としての形を整える
710;平城京へ、奈良時代、律令国家の成長に合わせ、水陸の交通が便利で、宮都に相応しい土地に遷都
8世紀初め;藤原氏の進出→皇族、貴族の均衡が取れていた政治体制が崩壊しはじめる
794;桓武天皇、平安京へ遷都、平安時代→寺院などの旧勢力の強い奈良から遷都
969;安和の変→摂関政治、藤原道長、貴族政治
11世紀から;律令(中央集権的官僚制)が崩れていく→荘園の発達、地王豪族の勢力拡大
・中世:
1069頃から;院政開始、上皇が、天皇を後見しながら政治の実権を握る政治形態→中世の成立(政治権力の分散、軍事専門家層の発言力の強化、主従制度の発達、重層的な土地所有制度、新仏教の発展)
1156;保元の乱、平治の乱→貴族社会の内部争いも武士の力(源氏や平氏)を借りなければならないことを示す→武士が中央政界に進出する契機
1192;源頼朝、全国の軍事支配達成→鎌倉幕府成立、武士社会、将軍と御家人(御恩奉公の関係、封建制度)
1221;承久の乱、北条氏の台頭、執権政治、鎌倉文化(公家支配の伝統が残る中に武士が力を強めていくという時代生)
1334;後醍醐天皇、建武の新政→摂政関白を廃止し、天皇親政の理想のもとに政治展開
1338;南北朝時代→朝廷が吉野の南朝と京都の北朝に分かれる
1392;室町幕府、足利義満→南北朝の合体、明との勘合貿易
1467;応仁の乱、守護大名の勢力争い→下克上の風潮が全国を覆う。→戦国時代へ
・近世:
1543;ヨーロッパ人の来航、鉄砲の伝来、キリスト教の広まり
1603;徳川家康、江戸幕府→対外鎖国体制、対内幕藩体制、士農工商、
享保の改革、田沼時代、寛政の改革、天保の改革
・近代、現代:
1853;ペリー来航→開国、関税自主権なし、領事裁判権認可という不平等条約→攘夷から倒幕へ
1868;戊辰戦争、新政府軍対旧幕臣旧幕府軍→新政府軍勝利、封建的支配体制の解体、天皇を中心とする中央集権的国家体制の構築へ
へ、廃藩置県、四民平等、殖産興業
1877;西南戦争→松方財政
自由民権運動、脱亜入欧 -
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ネタバレチェック項目58箇所。邪馬台国の謎。九州?大和?大和朝廷→ヤマト政権。「大和」の表記は8世紀後半の養老令施工後。推古天皇・・・初の女帝。政情不安のとき。蘇我氏の台頭・・・親族を皇族と結婚させて力をつけるがやりすぎて、その親族同士で後継者争いが起きる。聖徳太子・・・厩戸(うまやと)王子。648年始めて国号が「日本」となる。唐を倣って大宝律令を作る・・・官僚や貴族は特に重い罪でなければ罰せられない。和同開珎よりも古い貨幣・・・富本銭(ふほんせん)。墾田永年私財法・・・昔は墾田永世私財法。蝦夷・・・近世ではアイヌ。古代は「えみし」と読む。東北地方を中心とした地域住民をさしていた。東北地方にもアイヌがいた。大和政権の支配に服さなかった東北地方の人たちのことを「えみし」と呼んだ。藤原家・・・奥州藤原氏は別。平将門と平清盛は遠い親戚。源氏の台頭。義経の最期。北条氏の台頭。特別な階級の女性以外名前はない。1200年代に女性の地位は低下している。元寇・・・蒙古襲来、モンゴル襲来。足利尊氏と思われていた像が今では側近(高師直もしくは師詮)だと考えられている。足利高氏→尊氏へ。1609年から琉球王国のまま日本に帰属している。徒然草・・・吉田兼好→卜部(うらべ)兼好に。吉田を名乗るのは室町時代以降。東山文化は生活に根ざした文化。銀閣も銀箔をはろうとしたが財政難でできなかった。喧嘩両成敗法・・・家臣相互の紛争を私闘で解決するのを禁止、すべての紛争を大名による裁判にゆだねさせることが目的。大名権力の強化。豊臣秀吉・・・82年に秀吉が死去してから8年で日本統一。南蛮文化・・・タバコが始まったのはこの時代から。江戸幕府・・・260年の歴史。長男の立場強い。男尊女卑。離婚には女性が寺に駆け込んで2年の修行をする。結婚は家の相続。生類哀れみの令・・・動物だけでなく捨て子や行路病人、囚人などの社会的弱者にもおよぶ。徳川吉宗・・・倹約令・・・質素倹約。新田開発を積極的。年貢増徴を行ったので農民の不満は解消されず。田沼意次・・・賄賂。水野忠邦・・・倹約令。風俗の取り締まり。贅沢禁止。2年で失脚。1856年井伊直弼の決断。鎖国解禁。五箇条の御誓文→誓文へ。明治新政府になってから一世一元の制開始。「えた」、「ひにん」差別。1875年樺太はロシア領、千島列島を日本領。明治5年から太陽暦採用。西洋風俗が広まる。西南戦争のさなか西郷隆盛死去。木戸孝允病死。大久保利通暗殺。帝国議会に榎本武揚。西郷従道・・・隆盛の弟。反逆者の弟であることから首相就任を断り続ける。じゅうどうが本来の読み。日清戦争→日露戦争。1900年代初期に日本人がアメリカに渡航。安い賃金でよく働き白人労働者を脅かしたことから白人の反発を買う。修学旅行が始まるのもこの頃。片山潜の労働組合期成会。幸徳秋水の天皇暗殺を企てたことによる死刑。1911工場法。少年・少女の就業時間12時間で深夜業禁止。15人以上の向上のみ。製糸業は14時間。紡績業は深夜業を認める。1899年頃は都会と田舎の食生活に格差あり。田舎から都会に嫁にくると帰りたくない。原敬内閣・・・暗殺。満州事変。高度経済成長。
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僕は大学受験の際にこの本にお世話になったのですが高校の現役時代では当時通っていた高校ではこの教科書を採択していなかったので買いました。読み直して「社会の教科書はやっぱり山川だ」という思いを認識。
これを読んだのは大学受験以来なんですが、まぁ、それは僕が当時通っていた高校で山川の教科書は採択されていなかったがというのがその理由でして。浪人時代に予備校の日本史の伊達日角講師が
「山川の教科書が標準なんだ」
ということを授業中に熱心にお話になっていたので買って勉強していたのが初めて山川の日本史に触れたきっかけでした。
そして、時は流れて幾星霜。また改めて今回久しぶりにこれを読んで、やっぱり社会関係の教科書は山川が一番いいなということを改めて感じました。大学受験の問題はこの教科書を基準にして問題が出題されると受験時代に聞いたことがあるのですが、こうして受験勉強から解き放たれて、改めて読み物として読んでも、また面白い発見があるということを気づかされました。
個人的には中世や近世のことでかなり頭の中から抜け落ちている箇所が見受けられましたので、この教科書のページをめくるたびに
「あぁ、そうか。こういうことだったのか!」
と何度も口走っている自分がいました。 -
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もういちど読む山川日本史
編:五味文彦・鳥海靖
本書は、以前高等学校の教科書として使われていた「日本の歴史」をベースにしており、一般の読者を対象として記述を全面的に見直し、時代に即応した簡潔かつ明確なかたちに改められている。誰にでも読みやすく、1冊で日本史の全体像を把握できる一冊となっている。
構成は以下の15章から成っている。
①日本のあけぼの
②大和王権の成立
③古代国家の形成
④律令国家の変質
⑤武家社会の形成
⑥武家社会の転換
⑦下剋上と戦国大名
⑧幕藩体制の確立
⑨幕政の安定と町人の活動
⑩幕藩体制の動揺
⑪近代国家の成立
⑫大陸政策の展開と資本主義の発達
⑬第一次世界大戦と日本
⑭軍部の台頭と第二次世界大戦
⑮現代世界と日本
学生時代どちらかというと、マイナス寄りな気持ちで手に取っていた教科書。あのオレンジ色の教科書的な一冊を自らが進んで読むことになっているとは学生時代の自分から想像もつかなかった。
義務感寄りの感情ではなく、興味から読む学ぶ歴史はとてもおもしろく、今の自分になって見えてくることも多く、今まで学んできた歴史以外の地理や他科目や分などの知識もあいまって、わくわく感を得ながら楽しく読むことができた。
時代もさることながら時代ごとの歴史や文化や美術作品等の点がつながったり流れに触れることで違った奥深さにも触れることもできた。
学び直しの真髄を得るにはほど遠いものがあるかもしれないが、学び直しをすることで新しいことを吸収する器なり入り口が広がることを実感できる。 -
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とっつき辛かった日本中世史
日本史の中世の時代というと、皆さんは何が浮かぶでしょうか。
私は、武士、鎌倉幕府、守護地頭、鎌倉仏教、勘合符、蒙古襲来……。こんな感じでしょうか。
学生時代の日本史の授業では、源頼朝が鎌倉幕府を開いて(当時は大体このあたりからが中世)北条氏が実権を握り、蒙古が攻めてきて神風が吹き、守護地頭(このあたりでごちゃごちゃになる)が○△□◇…。テストで単語埋めるのがやっとでした。
何が分かり辛いかって、平安時代まで政治を行っていたのは朝廷だったのに対して鎌倉時代以降、つまり中世は武士が台頭して政治の実権を握り、統治の機構が複雑になったことです。
荘園制などの土地制度についても、もともとあまり得意じゃなかったところに、武士による統治が被さってきて、ごちゃごちゃになってしまったのですね。
学校で習う日本史のテストは基本的に単語や年表の暗記が中心だったので、覚えるべき単語がぐっと増えるのと、統治の制度が複雑化してきてボーっと授業を聞くだけでは私の頭では理解しづらくなってきたあたり、それが中世のあたりだったのです。
そういうことがあり、守護地頭、在地領主なんて言葉が並ぶと、「あー!訳わからんわー!」となってしまっていたのでした。
点から面へ誘った『中世史講義』
そんな私の中世史に対する認識ですが、その他は、大河ドラマのイメージというか記憶ですかね。「太平記」の高師直を演じていた柄本明さんや北条時頼を演じていた渡辺謙さん、北条時宗を演じていた和泉元彌さんが浮かびます。はい、それだけです。
武士、鎌倉幕府、守護地頭、鎌倉仏教、勘合符、蒙古襲来、柄本明、渡辺謙、和泉元彌。中世史で浮かぶものを挙げよと言われたらそれくらいしか浮かびません。
単語(点)でしか認識出来なかった程度だったのです。
そんな私がもう少し広いイメージ(面)が出来るようになりました。
カバーに書かれている、
「平坦な歴史叙述ではなく、政治・経済・外交・社会・文化など十五の重要ポイントを押さえる形で中世史を俯瞰する。」
の通り、様々な角度から掘り下げられていたので、全て何でも分かるようになったわけではないけれど、たとえば「鎌倉幕府」という単語だったら、鎌倉幕府がどんな流れで支配地域を広げていったかとか、「勘合符」だったら、室町幕府は具体的に明とどのように貿易をしたのかなどが、なんとなく見えたような気がします。
全体的には私の頭のレベルにはちょっと難しい本だったと思います。
でも、単語だけの認識しか出来なかった状態から、掘り下げてイメージ出来るようになっただけでも、本書を読んだ大きな収穫だったと思いました。 -
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ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 中世史総論
第2章 院政期の政治と社会
第3章 日宋・日元貿易の展開
第4章 武家政権の展開
第5章 鎌倉仏教と蒙古襲来
第6章 荘園村落と武士
第7章 朝廷の政治と文化
第8章 南北朝動乱期の社会
第9章 室町文化と宗教
第10章 中世経済を俯瞰する
第11章 室町幕府と明・朝鮮
第12章 室町将軍と天皇・上皇
第13章 戦国の動乱と一揆
第14章 戦国大名の徳政
第15章 中世から近世へ
<内容>
特に日本史中世史が今一番見直すべきところらしい。武士の起こりや発展、寄進地形荘園の展開、室町幕府の実態など、示唆されるところが多かった。 -
Posted by ブクログ
<目次>
第1部 古代
第2部 中世
第3部 近世
第4部 近代・現代
<内容>
高校日本史教科書のトップ採用社、、山川出版社の「もういちど読む」シリーズの最新刊。前回のものは、高校教科書をちょっといじっただけの感じだったが、今回は大幅リニューアル。大人が「学び直し」をするに最適な感じとなった。大人の時代と歴史研究もかなり進歩したのだが、そうしたことを盛り込んだ(しかも、変化した理由をわかりやすく明記)。写真もカラーページ(これは現在の教科書とよく似ている)増加。東日本大震災の年号を間違えるなど(2012年→2011年)ミスもあるが、高校で教えてる立場からすると
”大人”が常識を確認するのにいいのでは?
ページも300ページオーバーだが、拾い読みでいいから、ぜひ読んでほしいと思った。