奥村章子のレビュー一覧

  • マクマスターズ殺人者養成学校

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    ネタバレ

    3.5くらい。面白かったが、やっぱちょっとだるい。

    そもそも、この作品がいつの時代の設定なのかわかってなかった。最後の解説で1950年代だと知った。なんとなくその頃かなと思ってたけど。
    最初のほうに、第二次世界大戦が終わってほどなく、とあった。

    最後まで読むと、この学院長死んだな、と思った。戻ってきたら続きを書くよ、で続きが無いし。

    この学校自体の経営は危うそうだけど、資金調達として保険金殺人もやってそうだなと思った。

    全体的な話の運びとしては、やっぱ学校を出てからみんなどうやって殺すのかわからないまま読む楽しさがあり、引き込まれる。
    学校内の話はもう少し緊張感があれば良かったのかな。

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    2024年09月04日
  • 死への旅

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    1954年発表のノンシリーズものの一作。クリスティ初期の作品ではお馴染みのスパイ・冒険ものが帰ってきた。とはいえ、スパイ・冒険はあくまでも味付け、純粋なミステリーとしても控えめで、骨子は人生を悲観した女性ヒラリーの波乱に満ちた旅物語。それ以上のものはないが、なくてもよいそれがクリスティ。

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    2024年08月30日
  • マクマスターズ殺人者養成学校

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    登場人物たちが失敗するか成功するかどきどきしながら読めた クリフの自己評価と周りの評価がずれてる感じがして最後までうまくイメージが結べなかった 全体的に注釈がたくさんついている絵コンテを読んでいる感じで没入できない

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    2024年08月05日
  • 死への旅

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    クリスティー文庫その90。冒険スパイ小説と謳われてるけど、かなり冒険寄りだった。しっかりとミステリー要素も加えてるところは流石だと思った。

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    2024年07月19日
  • ユー・アー・マイン

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    イギリスの作家「サマンサ・ヘイズ」の長篇ミステリ作品『ユー・アー・マイン(原題:Until You're Mine)』を読みました。

    「ディック・フランシス」(「フェリックス・フランシス」との父子共著含む)、「ミネット・ウォルターズ」に続きイギリスのミステリ作品です。

    -----story-------------
    夫、妻、双子の男児、そしてもうすぐ女児が生まれる幸せな家。
    そこに一人のベビーシッターがやってきた―33歳の「ゾーイ」は、巧みに反抗的な双子をてなずけ、夫は彼女を信頼するようになる。
    が、妊婦の「クローディア」には何かがひっかかる。
    ひそかに家の中の何かが微妙に変わっ

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    2022年12月26日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

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    わりと最後は読めたので若干冗長すぎた。
    中弛みしてた割には最後が短いというか、盛り上がりに若干欠けるというか。

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    2021年07月25日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    著者はロンドン在住で本作はデビュー作になります。
    ポケミスは文庫本より少し背が高く本棚での納まりが悪いので購入は敬遠しがちだったのですが小説の舞台がヴェネチアとの事でなかなかこの地を描いた小説が少ない事とつい最近出張で現地を訪れて事もあって衝動買いしました。

     物語は運河で流されたと思われる女性司祭の死体をきっかけに殺人が次々と発生し現地の憲兵と駐アメリカ軍少尉が事件の真相を明らかにするという単純なストーリーですが、舞台のヴェネチアの静かで優雅な雰囲気や事件の背景には国際的な紛争やネット上のバーチャル世界が絡んでおり主人公である二人の女性が陰謀に迫る様は欧州を舞台とした”ダビンチコード”や”

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    2021年04月17日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

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    舞台はニューヨーク郊外の小さな街、高校生と中学生の二人の男の子を育てるシングルマザーが主人公。この街でスクールカーストの上位にいる人気者がひき逃げで亡くなってしまう。このひき逃げが普通ではなく落ちぶれたポップスターの車が強奪された時に起こった事件という設定。SNSの投稿などから主人公の長男が犯人とみなされ、この長男が芸術家肌でちょっと変わってることもあっていわばネットリンチのような状態になり一家も村八分になっていく。親として息子を信じたいのだが確かに怪しい言動が多くて…。一方で警察側にはやはりトラウマを抱える女性警官がいて、ということでちょっと登場人物を盛りすぎかな、という印象。警官側のトラウ

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    2020年11月17日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

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    エドガー賞受賞作品には
    ハズレが少ない

    と 信じています。

    十代の若者が もともと
    持っている 自己顕示欲に

    現代のSNSが絡むと
    どういうことになるのかー。

    高校の人気者の死は

    なぜ 引き起こされたのか。
    なぜ 自分の息子を
    怪しいと感じてしまうのか。

    シングルマザーである
    母親の視点から 描かれています。

    登場人物が なぜか
    女性は 共感しづらい
    エキセントリックな人が多くて
    ちょっと 辟易。

    ほろ苦く 
    ほんの少しの希望の光

    という 読後感は
    好きなスタイルです。

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    2020年08月13日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

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    思春期の息子を持つシングルマザー。幼少時に誤って母親を殺した女性巡査。其々の視点で話が進む。ある部分は詳細に書かれてるのに肝心なところが描かれない、ムズムズ感。そして今やお決まりのネットリンチ。回想ばかりでリアルに前に進まない主人公は嫌だった。

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    2020年06月17日
  • その部屋に、いる

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    ネタバレ

    『シャイニング』のアパルトマン版に『ペットセマタリー』を少しスパイスした感じのホラー。初読の作家だったけれど、なかなか面白かった。
    ただ、「あれ」の正体を蜘蛛の様な四つ足動物(だか昆虫)描写で表わしたのは少し興醒め。そこはぼかしたままでいて欲しかったし、むしろマーク視点で描かれるだけのゾーイの死の真相は、私の読みが足りないのかもしれないが、もうちょっとはっきりさせて欲しかった。
    呪いのような元凶を別の誰かに押し付けて回避、でも災いは繰り返す…な終わり方は『リング』っぽく、もやもやエンドが苦手な人には向いていない。

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    2019年04月13日
  • その部屋に、いる

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    夫が狂っていく心理描写は秀逸だが、心霊現象が弱いせいか読んでいてハラハラしないし怖くない。スピルバーグが映画化の権利を買い取ったと謳われていたので、期待して読んだが残念。

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    2018年11月16日
  • カルニヴィア1 禁忌

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    ネタバレ

    いろんな要素てんこ盛り系ですね。ディティールが書き込まれていて切れ味もよい。イタリア・クロアチアという地理感覚は今まであまりありませんでした。3部作ですが1作目は切りがいいところで一旦終わってます。2部以降で1部の登場人物がどう関わっていくのかは楽しみ。

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    2018年07月23日
  • 第五の福音書 下

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    下巻はスピーディに読めた!
    カトリックへのある程度の興味と知識がなければチンプンカンプンだろうけど…私だって『エンディミオン』とダン・ブラウンなくしては…、それでも家族愛には打たれるし、「神」という絶対存在のもとに自分の存在のすべてを寄せることのできるあり方が、うらやましくなることもあるな。

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    2017年07月29日
  • カルニヴィア2 誘拐

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    イタリアが舞台の、濃~い国際謀略ものアクション・ミステリ。
    三部作の二作目です☆

    1作目で知り合った憲兵隊の女性大尉カテリーナ。
    駐留米軍の少尉ホリーという二人の女性。
    くわえて、SNS「カルニヴィア」の創始者ダニエーレ・バルボが再び活躍します。

    米軍少佐の娘ミアが誘拐される事件が発生。
    憲兵隊の大尉カテリーナは、前作で起きた問題で隊のなかで孤立していましたが、この捜査に加わることに。
    ホリーもまた、少佐の家に急行。
    軍人の家庭によくある、厳しい仕付けを受けて育った様子に気がつくホリー。

    ミアが誘拐されたことに、カルニヴィアでの連絡が関係しているかもしれないと、協力を求められたダニエーレ

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    2017年01月23日
  • カルニヴィア3 密謀

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    ネタバレ

    これまでで一番分かりやすくて面白いです。
    ただどうしても、最後の運びにちょっと不満なので。
    キャラクター小説のようで一歩届かない海外の作品に、もやもやしてしまうようです。

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    2016年04月11日
  • カルニヴィア3 密謀

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    三部作の完結編。カテリーナ、ダニエーレ、ホリーがそれぞれ自身の過去と対峙し、大きな決断を下すというテーマは完結編にふさわしい。

    三者三様のスタートから始まり、後半でひとつの線に繋がるまで、別々の視点でストーリーは進む。歴史的背景とノンフィクション的な内容というのは前二作と同様だが、今回が一番ややこしかったかも。秘密結社という謎めいた組織を糸口にして陰謀の深部に迫っていくのだが、二重三重のからくりがしっかり描いてあるので、それが逆混乱する要因になってしまった。謎解きよりも背景部分での色合いが濃いので、歴史の闇で胃もたれした感が強い。作者ってイギリス人でしたよね? アメリカに対してよく思ってない

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    2015年11月17日
  • カルニヴィア2 誘拐

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    二巻目。
    あとがきにもあったけれどもこの作者はCIAとアメリカ軍に何か思う所があるのだろうか?確かに今の中東対策にもNATOの空爆もどうなの?と思ったけれども。というか自分があまりこだわらなさすぎるのか。

    という訳でやっぱりカタリーナと大尉は良いコンビだ。不倫しなければよかったねえ。そしてホリーは今回大変な目に。彼女は軍隊に居続けるんだろうか… 難しいだろうなあ…。今回は誘拐という事で中々にツライ話でした。続きも…気になるからそのうち読もうかな。

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    2015年09月11日
  • 米中対決―見えない戦争―

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    経済戦争っぽい始まりだけれど、もっと広範な情報戦争の話。
    予想より単純でわかりやすい話でした。
    登場人物もそれぞれに好感が持てて良かったです。
    ただ、なんていうのかな、一部のプロットに見覚えがあるというか、アメリカのシリーズものの小説の 1 巻に良くあるパターンで。
    これって、小説教室かなんかで教わるパターンなんだろうか?
    「またこれ?」って感じがちょっとするかも。

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    2015年07月04日
  • 米中対決―見えない戦争―

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    米中対決、しかも、見えない戦争だなんて、
    まさにUP TO DATEな話。

    ありそうな話で、ガクガクブルブルです。
    ただ、ギャレットの階級とかが、ちょっとあり得ん。
    著者は、ハリウッドで脚本を書いていたらしいので、
    そう言う味方をすると、まぁ、ハリウッド映画的な
    感じがしますね。

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    2014年06月30日