奥村章子のレビュー一覧

  • カルニヴィア1 禁忌

    Posted by ブクログ

    んーー。私の好みではなかったというだけ。ただイタリアの警察の仕組み、アメリカ軍との関わり、辺りはとても興味深く読んだ。ミステリというものは、社会や風俗を切り取ってこそ、と思う。良作ではあるとは思うが、私には合わない。

    0
    2014年06月23日
  • カルニヴィア1 禁忌

    Posted by ブクログ

    ベネツィアを舞台にした華麗なミステリー。重厚なテーマで、独創的なキャラクターは登場するし、サスペンスたっぷりの展開だし、言うことなし!のはずなんだけど…。

    私はやっぱりミステリーは「娯楽」として読みたい。「ああ面白かった!」と言って本を閉じたいのだ。本書では、内戦下での女性への組織的で大規模な性的暴行が物語の中心となっていて、読んでいて辛い。

    0
    2014年01月11日
  • カルニヴィア1 禁忌

    Posted by ブクログ

    ハヤカワ・ミステリ創刊 60 周年記念作品ということで、
    大いに期待して読み始めた。
    実際、途中まではいい感じだったのだが、
    ラブロマンスな展開を挟んでこられたあたりから、
    ハリウッド映画みたいだなあと感じだし、
    全体的に人物の描写が浅く薄っぺらな印象持った。
    ドラゴンクエストで村人を片っ端からクリックすると、
    皆なんでもしゃべってくれるみたいに、
    捜査の過程で皆さん聞かれると簡単にしゃべりすぎ。
    ストーリー展開にハリウッド映画的安心感はあるのだろうが、
    続きのプロットは気になるが、3 部作の次を読むかどうかは微妙な感じ。
    それと巻末解説(?)で、ネタバレ詳細あらすじ必要なのでしょうか?
    読後

    0
    2013年11月23日
  • カルニヴィア1 禁忌

    Posted by ブクログ

    舞台設定、登場人物の配置、いずれも良好。夢中になって読んだ。カルニヴィアがヴェネツィアを舞台にしたSNSでなかったらもっとつまらない作品に堕していたのでは。
    個人的には、色恋要素は不要だったかも。ただ、全体的にそれが人間を描く一つの通奏低音として要素化されているのは事実。
    続編に期待!!

    追記
    本作を機に、海外ミステリにはまり、かなり色々読んでみたが、振り返ると本作の平板さが目立つ。夢中にさせる本であったことは事実だが、薄っぺらく、やはり色恋沙汰はもっと別の書き方があったように思う。
    売れる本であることは事実だろうが、深みがないのもまた事実。
    そういう意味でも次作に期待したい。

    0
    2014年04月15日
  • 死への旅

    Posted by ブクログ

    東西の冷戦でふたつに引き裂かれているヨーロッパ。その西側陣営で科学者たちが次々に失踪していた。いままた、めざましい成果をおさめた科学者ベタートンが行方不明となる。東側の陰謀なのか?英国情報部はベタートンの妻に瓜ふたつの女性スパイとして適地に放つが…会心の冒険スパイ小説

    0
    2009年10月07日