私の少女漫画のバイブル。
コンプレックスの塊のような主人公・古屋二太郎と姉の一姫、
親友の太、クラスメイトの野沢ひとみ、電車の中で一目惚れした
マリコさん、そして物語の中心的な存在、犬のみかん。
毎回読み切りのような形で二太郎の高校生活から大学生まで、
波瀾万丈に、かつ作品の雰囲気は優しいまま進んでいきます。
伏線の活かし方やモノローグのひとつひとつが素晴らしく、
読む度に二太郎や一姫、ひとみやマリコさん達に感情移入して
しまいます。
心からの悪人はいません。そこが泣ける少女漫画に必要な要素なのかも。