あらすじ
何でもアリ!大江戸エンターテインメント!
本当は獣医者だが数々の難事件を解決してきた正宗とお調子者の佐助が大活躍の大江戸エンターテインメント!
謎あり人情あり恋もあり。極上のミステリ連作をお楽しみください。
「そあ橋綺譚」
「蓮花蛭の猫」
「六つの鏡餅」
第一巻はこの3作を収録。
感情タグBEST3
江戸を舞台にした、獣医師正宗の推理漫画。ベースとなるミステリーのネタそのものはシャーロックホームズそのままで、名前なども蓮花蛭池とか全然隠す気もない堂々のオマージュっぷり。でも江戸で展開されるとまた独自の面白さがあり、ホームズファンもそうでない人も両方楽しめるのではないでしょうか。ある程度ホームズを知っていると、次何のネタやるのかなという楽しみもありますw
Posted by ブクログ
文句なしに面白い
有体に言っちゃうと、絵柄がちょい古臭いな、と感じはするけど、江戸を舞台にした推理劇に、よくマッチしている
基本的に、描写もマイルドなので、あまり陰惨な事件はちょっと、って人でも十分に楽しめる
また、ストーリーとトリックが、シャーロック・ホームズ関連なので、これまた、楽しめる
確かに、この事件を江戸風にしたら、こうなりそうだな、と納得させるだけのクオリティだ
しかも、そこに現代っぽい雰囲気も綯い交ぜにされており、そのバランス感の絶妙さにゃ、拍手してしまう
今も昔も、事件を発端となるのは、人の情なんだろうなァ、そう、しみじみさせる正宗の推理と解決には、読み応えが存分にある
これ、NHKでドラマ化してほしいなぁ
主人公の正宗は、加藤和樹さんにやってほしい。加藤さんは、間違いなく、イケメンだし、演技力も十分だ。アクションシーンはないけれど、推理シーンで、十分に女性ファンの心を掴める気がする
正宗の部下で、新しい商売に手を出すも頓挫続きの佐助は、濱田龍臣さんがピッタリだ、と思う、雰囲気的に
そして、事件の関係者に特撮ドラマ出身者が、次々と出てくれりゃ、嬉しい
どの話も、正宗の頭脳が冴え渡っている。その中でも、個人的に推しなのが、犯人が「まさか!?」と思う人物だった、第一話「そあ橋綺譚」だ
外部からの情報を鵜呑みはせず、被害者を増やさないために、真実の究明に努力は惜しまない正宗、ホント、名探偵の鑑だ
愛は時に、人を狂わせてしまう。ただ、狂うほど、人を想えたら、そう思う時はある
この台詞を引用に選んだのは、深いなぁ、と感じたので
上達するために、上手い先達の模倣をする、それ自体は悪いことじゃないし、間違っちゃいない
でも、その模倣を自分の味、と勘違いしてしまったら、成長は見込めない
模倣をする事で、自分ならこうする、こうできる、と考えて、自分なりのやり方を少しずつ見出して、それを極めてこそ、だ
パクった作品ってのは、一回目こそ面白くても、二回目以上は楽しんでもらえない
小説家を志す私としちゃ、気を付けねば、と自分を戒めさせてもらった
この名言をぶちかました鱗粉亭小蝶は、マツコ・デラックスさんに演じてもらいたいなぁ
Posted by ブクログ
シャーロック・ホームズのお話を下敷に、日本の昔話や古典を絡めて、獣医者正宗が同心として活躍するお江戸ミステリ。
無駄な線がなく、つるんとした絵がとても好み。
元ネタを披露したおまけページもあって、名前は有名で知っていても実は未読の原作を読んでみたくなるし、原作を知ってる方ならさらに楽しめるのでは!
そして何より洒落(言葉)が効いていて、短文の投稿ができる"トイッター"(戸板・たまに燃やされる)やら、若い男が女の人に給仕する星徒(ホスト)倶楽部やら出てきて面白い。さてさて2巻へ
Posted by ブクログ
楽しい!
古典の名作ミステリをもとに、日本の江戸時代を舞台に
見事なお色直し。
獣医と助手の探偵コンビがユーモラスでいいし、
英語を漢字に置き換えたあれこれも楽しい。
こういうの、大好き。
パロディ
シャーロックホームズのパロディを江戸時代でやってみたって感じか。
ツイッターやコミケを江戸時代にはめ込んでるのは上手いけどお話自体はイマイチ。