久石譲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
音楽とは?とか、クラシックと歌謡曲とは一体何がどう違うのか?という、取り付くしまもなさそうな疑問を持ち続けてきた。本書のような対談式の音楽論本を読み漁っているが、今だ満足のいく納得感が得られない状況。音楽家と解剖学者の対談、というちょっと変わった取り組みでの話の進行は非常に面白いものがあった。養老先生のずばり言い切るところは小気味いいくらい。
しかし、読後、まだまだもやっとした感覚が頭から抜けずにいる。いましらばくこの道は続くのか、というところか(猛烈な解決要求があるわけではないが、興味がつきないので、類書は今後もあたっていこうと。本書はその意味で、また別の音楽への視点を得るきっかけをくれ -
Posted by ブクログ
サラッと読める内容。
音楽と映画の相互関係、作曲家としての考え方、久石譲氏独自の日本やアジア・海外の音楽や文化、社会の在り方について。
ジブリ音楽やCMなどで数多く耳にする機会があるので読んでいくと、あぁなるほどな。と。
共感できる部分もあれば、えっ?という部分もあるので
読み手によって評価がバラけるだろうと思う内容です。
私は個人的に中国・韓国が嫌いなので、そこだけは共感出来なかった。
で、話は変わるけど
はぁ〜!と思ったとこを
一節抜粋する。
「普通の苦労は人間の幅を広げることにはならない。幅を広げたかったら、知性を磨くことと、本当の修羅場をくぐり抜けるとこである。」
んー深い。
オンリー -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
わたしたちはなぜ“耳”の重要性を忘れてしまったのか?
聴覚の持つ神秘の力を、第一人者が問う。
[ 目次 ]
第1章 なぜ人は音楽で感動するのか
第2章 感性の土壌
第3章 いい音楽とは何か
第4章 意識は暴走する
第5章 共感性と創造
第6章 人間はみな芸術家
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
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Posted by ブクログ
音楽系の小説も好きですが、現役音楽家のエッセイも音が流れてきて素敵です。
視覚と聴覚は聴覚の方が早く脳に情報伝達する。同時に見えて聞こえても音の方が早く聞こえたように感じるらしい。
主体という言葉は「自分の意思や判断によって、自ら責任を持って行動する態度や性質」と、もう一つ「違うものを同じものだと固定する機能」つまり「
寝る前の私」と「起きた私」明らかに別人なのに同一人物であるとするのはこの主体性。
「自分のゴルフが〜」など二十歳やそこらで選手が言っているが、君たちの世界はそんなにそこが浅いのかと言いたくなる。本来なら、「自分はまだ何も分からないが、練習してきたことを精一杯出し切って頑張る -
Posted by ブクログ
ジブリの音楽を始め、久石譲さんの音楽は好きだし心に響く。
そんな音楽がどうやって生まれたのか少しでも知れたらいいな、と思って読んでみた。
直感や感覚が大事だというのは、自分でも最近よく思う。
頭でごちゃごちゃ考えてやったことってうまくいかない。
ごちゃごちゃ考える時間もきっと必要なんだけど、最後の最後、決断する時は直感を信じてやれば、割とうまくいく。というか、どんな結果であれ、納得できる。
p45 〜中途半端な決断で道を選ぶと、途中で大変な試練があったときに、気持ちが挫けやすい。〜腑に落ちた道を進んでいかないと、苦労や失敗を背負い込む覚悟もできないものである。