久石譲のレビュー一覧

  • 感動をつくれますか?

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    ネタバレ

    作曲家という芸術を扱う仕事なので、普通の人とは大きく異る考え方で働いているのかと思っていた。
    読み終わった感想としては、人に受ける曲を安定して作り続けるビジネスマンと割り切っているということ。芸術家に対する捉え方が少し変わった。
    とはいえ、やはり純粋に芸術を突き詰めたい気持ちもあるようだが、そちらの話はまぁそうでしょうね、という印象。

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    2014年05月08日
  • 感動をつくれますか?

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    所謂プロ論。
    ヒット映画の音楽を担当してきたキャリアもあり、
    求められる音楽と自分がやりたい音楽の
    考え方の整理がされていると感じた。

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    2013年10月04日
  • 感動をつくれますか?

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    久石さんの音楽がいいなと思って、その思考や技を知りたくて読んでみた。芸術家ではない、職業音楽家のプロとはこういうものなのだなと面白かった。宮崎駿監督のエピソードなども面白く、さっくりと読めた。仕事において、求められる要望を限りなく組みつつも、その範囲を破った新鮮な驚きを与えるものを作るというスタンスは、全ての仕事において重要だなと思う。仕事を依頼する側も、要望は述べつつも実は、自分の思考の枠を超えたものを求めている。それに気がつき、実践できるかどうかが一流になる人間とそうでない人の違いの一つなのだろう。

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    2013年09月21日
  • 感動をつくれますか?

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    おもしろくて一気に読みきれた。久石譲がいい音楽を作れる理由が分かる一冊。彼のプロ意識と考え方は作曲家としてだけでなく、どんな職業でも通用するはず。感動はついてくるものじゃなくて、作るものなんだね。

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    2013年09月19日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    共感性と創造
    他者、時代、音…共鳴→ミラーニューロン、対話、リズム
    ・オリジナリティは共感性の中にある

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    2013年03月06日
  • 感動をつくれますか?

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    久石さんの音楽に対する意識の高さ。
    プロとしての意識の高さ。
    凄く厳格なイメージがあったが、人間味溢れる素晴らしい人物と改めて思う。
    一ヶ月足らずで、映画音楽を作りあげてしまうとは、想像以上の世界だった。

    最高のものを作るとはどういう事か?
    最高の仕事をすれば、感動はあとから必ず着いて来るって事かね。

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    2013年02月05日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    ネタバレ

    解剖学者の養老孟司さんと音楽家の久石譲さんとの対談集です。

    本書のタイトルや表紙、裏表紙そして帯に書かれている文章を読む限り、
    これは音楽や聴覚についての対談の本だと思ってしまいがちですが、
    読んでみるとそれだけではなく、
    現代の社会の話や意識というものの話(これは聴覚もつながっている)
    にも大分、時間を割いて(ページを割いて)話し合っておられる。

    まず、序盤の養老さんの、クオリアの話からして目からうろこでした。
    一つの言葉あって、それで表現したとたんにこぼれおちてしまうもの、質感、
    それがクオリアだというのですが、
    僕は20代の頃に音楽を作っていた時期がありますので、
    その音楽の源泉とし

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    2013年01月05日
  • 感動をつくれますか?

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    以前、人はふつう物事を考えるときに言葉を使うが、作曲家のようないわゆる芸術家と呼ばれる人たちは何を使って考えるのだろうかと疑問を持ったことがある。この本を読み自分が感じたところによれば、その疑問への回答は、やはり言葉を使って考えているということだった。

    曲というものを部分に分解し、それぞれの構成要素に何を使って、全体をどう組み立てるか。こういったものを作る基本的な考えが、作曲であっても使われると知ることができた。いいものを作る人は、やはり何かしらの論理構造や根拠にしたがって構成を考えアウトプットを出している。すべてが直感で作られてなぜそのアウトプットを出せたのか言葉で表現できない、なんてこと

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    2012年12月19日
  • 感動をつくれますか?

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    いろいろ、共感したり
    納得というか・・・腑に落ちるところがある。

    創造力をテーマに
    音楽家の視点から書かれているので
    おもしろい。

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    2012年08月21日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    学者と芸術家の融合♪
    耳で考える、
    って言葉では終わらない内容なので、
    理性派も本能派も読んでみることを
    オススメ♪

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    2011年09月28日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    当たり前といえば当たり前だけど、
    音楽を作る人は、他のいろいろなことにも考えを巡らせて生きていて、
    「音楽バカ」などというが、決して音楽だけではない。

    これを読んで、そういえば、久石氏が昔ミニマルをやっていたことを、
    久しぶりに思い出して、
    本文中に出てきた、新作を聴いてみようかと思う。

    養老先生の本は、もういくつか読んでみたい。

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    2010年12月20日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    古代ヨーロッパ人は数学、天文、幾何、音楽を四科として学びました。
    音の連続に法則を発見し数学的に捉える。
    それを革命的に再構築したのが音楽の父と呼ばれるバッハであり、現在のPOPミュージックもバッハの延長線にあるわけです。

    と薀蓄を書いてみましたが、音楽を元にお二人が色々なことを論じ合っています。
    音楽は学問でもありますからこういう学び方も面白いと思います。

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    2010年12月14日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    養老さんはクラシックをよく聴くそうです。モーツァルトが好きだそうです。理由は邪魔しないからだそうです。いかにも聴いてくれと言う音楽は好きじゃないらしいです。俺は常々モーツァルトのいいところは邪魔しないところだと思ってたんですが、まさか同じ感想を持つ人がいるとはね。どうりでこの人の言っていることが妙に納得出来るわけです。多分物事をまっすぐ、世間と同じ角度から見てないんでしょう。一度テレビでも言ってました。「私は、まずハイって言わない」みたいなことを。これをその辺の天の邪鬼がやってるのと同じレベルで見られるとアレですが、大事なことです。本の中身でも触れていますが、目は見るため耳は聞く為についてます

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    2009年10月07日