【感想・ネタバレ】感動をつくれますか?のレビュー

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Posted by ブクログ

物語つくりたい期が来たので、作り手としてとても尊敬している久石譲さんの本が家にあったので再読。
感動をつくる=感性をとぎすます(日常の環境+大量のインプット)+5%のひらめき(直感力)

本は短いけど、音楽を通じて映像に唯一無二の世界観を与えた作品づくりの過程が言葉として記されている私にとってとても良書だった。

やっぱり、異次元なアウトプットを生み出すには超大量のインプット(知識/体験の集積、それを論理立てて再構築する力)が大事だと。センスは知識から始まるという本でもにたことを言ってておもしろかった。

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2022年08月25日

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プロフェッショナリズムの本だこれ!この本もプロジェクト開始毎に読み直す

・いい仕事であるかどうかの評価を下すのは発注者であり世の中の需要
・その時々の自分の限界まで行ききり、行ききった先に何か新しい魅力が待っている
・自分が興奮できないようなものではダメ
・物事には時勢の流れが有る
・いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切
・自分を客観的に見ることに努める、第三者のように冷めた目線で客観的に構えている自分が自身にアドバイスをする
・自身がおかしたミスをまず認める、そして即座に気持ちを立て直す
・原因は必ず自分の中にある
・仕事はまず核心を突く、一番大事なところからやる
・楽な人生などない、みんな何かしら人知れず苦労している、だから自分から進んで苦労する必要はない
・苦労自慢をする人には自分を冷静に見つめる第三の脳、客観視能力がない、知性を感じない
・幅を広げたかったら知性を磨き、修羅場をくぐり抜ける
・沈黙の間を恐れない

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2019年07月29日

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ネタバレ

これしきのミスで僕の音楽はダメになったりしない(69頁)

カッコいい。

こないだ、弾き込んだつもりの曲を披露する機会があり、見事に出来は悪く、しょげていた。良くなったと評価してくれた人もいたのに、受け取ることもできずに。本気度が、足らなかった。年末にもう一度やる。本気で行こう。

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2018年09月02日

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久石譲さんの仕事への向き合い方が伝わってきた。創意工夫はしながら仕事していきたいし、そのためにも経験と知識をたくさん積みたい

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2024年02月12日

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自分の考えと監督の考え、どちらも大切でバランスを取りながら作っていくことが大切だと知りました。どこに焦点を当てて作るのか、考えたことがない視点でとても面白かったです。

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2023年05月10日

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仕事への姿勢について、会社員でも見習いたいと思うところがいくつもありました。
久石さんのような素晴らしい音楽を作られる方でも毎回、自分の限界に挑戦しているのだから、自分はなおのこと頑張らなければ、と思わされました。

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2020年04月28日

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ネタバレ

フォトリーディング後、熟読。しばらく積ん読した理由は、後半になって創造性よりも映画音楽の話になったため。それも面白かったが、創作に関するヒントは前半のほうが多かった。

星四つ。

クリエイティビティーを要する仕事はプロとして意識して行うこと。感情ややる気に左右されてはならない。さもないと、気分の乗っていないときには生産性を落とすことになる。プロはどんなときにも一定の生産物を出すこと。

そのためにはインプットを怠らないこと。
考えることも重要だが、著者は考えが煮詰まるまで考え、その後にアイデアが与えられるという経験を披露している。

考えは煮詰まる。そして天啓のように閃く。そのためにはインプットという、内面の蓄積物が必要。
とはいうものの、とにかくなんとかアウトプットしているだけで、これが創造の秘訣だ、としっかりと定義できないほど、著者も苦しみつつアウトプットしているとのこと。

しかしながらその天啓の瞬間がすばらしいので、創造はやめることができない、というようなことも言っている。

大いに参考になったし、芸術、特に映画やクラッシック音楽についての興味深い話も知れて面白かった。

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2019年06月03日

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気分の波に流されない
時間軸と空間軸の中で創造されるものは、みな論理的構造を持っている。音楽・文学・映画は時間の経過の上で成り立っているので論理的構造を持っている。絵画は感覚的に直に訴える。だから画家は行動も感覚的なものが突出しやすい。
20世紀はポップスの時代。その特徴はリズム。黒人からもたらされたもの。
型や道は日本人に合っている。とりあえずそれに従っていれば大きな失敗はしない。

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2017年11月23日

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作曲家久石譲さんの本。
久石さんは曲を作ることが仕事なだけに、話の中心は作曲するときのことだが、何かを生み出す仕事をしてる人にとっては、共感できる部分が多々あると思う。

一流とは、優れたプロとは結果を出し続け、毎回ハイレベルな仕事をする人。
いいものをつくるには、ニーズを無視してはいけないけど、迎合してもいけないこと。
自分自身が陶酔できないものをつくるなということ。
音を出すことを通じて何を伝えたいのかをしっかり考えること。

これからビジネスを興したいと思っている自分には響くところがたくさんあった。
また読み返したい1冊。

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2015年03月24日

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【選んだ理由】
感動をつくれますかという題に惹かれ、著者に興味があったから

【読んだ感想】
モノづくりへのこだわりと時代と向き合う感性の鋭さを感じた。

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2014年07月21日

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 ジブリものの音楽担当でおなじみの久石先生の仕事論および芸術論。そしてやはり行き着くところは人生論。かといって抽象的な論調ではなく、ご経験された仕事を例示しながらご自身の考え方を分かりやすく語っている。芸術家として生きつつも生計を立てるにはどうすればいいか、といった実生活に結びついた方法論は「好きなことを続けながら生きていきたい」という願望を持った若者に限らない老若男女すべての人にとても参考になる。

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2013年12月26日

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サラッと読める内容。
音楽と映画の相互関係、作曲家としての考え方、久石譲氏独自の日本やアジア・海外の音楽や文化、社会の在り方について。
ジブリ音楽やCMなどで数多く耳にする機会があるので読んでいくと、あぁなるほどな。と。
共感できる部分もあれば、えっ?という部分もあるので
読み手によって評価がバラけるだろうと思う内容です。
私は個人的に中国・韓国が嫌いなので、そこだけは共感出来なかった。
で、話は変わるけど
はぁ〜!と思ったとこを
一節抜粋する。
「普通の苦労は人間の幅を広げることにはならない。幅を広げたかったら、知性を磨くことと、本当の修羅場をくぐり抜けるとこである。」
んー深い。
オンリーワンよりナンバーワンを目指せ。と。
常に向上しろ。と。
久石譲氏は申しております。

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2013年11月12日

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大学入学時に購入し、感銘を受けた1冊。

久石譲氏のモノづくりに対する姿勢を知る事ができ、大変勉強になりました。

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2013年10月13日

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一昔前、「癒し系」という音楽が流行ったとき、
ごたぶんいもれず、久石譲の音楽も注目が集まった。
これまでたくさんの人々を感動にさそったジブリや北野作品の映画には
必ずこの人の名前があったからだ。

しかし、そういう言われ方ををする前からそういう音楽を
聴いてきたきた自分にとっては違和感を感じていた。
「癒し系」というのは、音楽自体の良さを讃える言葉でなく、
「聴けば効能がでる」という一種のツールのような言い方に聞こえるからである。

「癒された」というのは、人それぞれが音楽をきいて受け取った結果であって、
大衆全員が同じ目的をもってすることではない。そう思った。
同じく区別用語である「ヴィジュアル系」とニュアンスが近い。

何かのインタビューで久石さんも「癒し系」という言葉は好きではない、
ということを言われていた。
やはり音楽とは本質的なズレを感じるからであると思う。

だから久石氏の音楽論や人生論には元々興味があった。
本を出されていたのは偶然別の本で紹介されたいたからであったので
この出会いには感謝したい。


しかも、音楽の内容がメインというより、ものづくりをどう進めていくか、
プロとはなにか、ということを主題に置かれていて、
自分の生活にもマッチしている内容だった。

さて、次は「トンマッコルへようこそ」を観ようかな。


【ココメモポイント】
・「作曲家として最もプライオリティを置いていること」は「とにかく曲を書きつづけること」

・過度な負荷をかけることで、翌日の効率が確実に落ちる

・実際には、僕がつくる曲は、僕の過去の経験、知識、今までに出会い聴いてきた音楽、 
 作曲家としてやってくることで手に入った方法、考えたこと、それらの蓄積などが基になって生まれてくるものだ


・結局いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切だということだ

・ものをつくる人間に必要なのは、自分の作品に対してのこだわり、独善に陥らないバランス感覚、そしてタフな精神力、この3つ

・譜面を書くことが作曲家の仕事なのではなくて、音楽を作る一プロセスとして譜面があるだけ

・感じる心が希薄であれば、どんな映画も、どんな事実もその人の頭と心を素通りしていくだけだ。それはすなわち無知となる

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2012年06月22日

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久石譲の音楽家としてのエッセイであり、一種のプロ論でもある。学生などが陥りそうな思考パターンに対し、ハッとさせられる指摘が多くて楽しい。

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2012年05月04日

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一流の人間の思考、行動力が見えた気がします。
ちょっと種類は違うけどものづくりをしてる人間として参考にしたい。

オンリーワンじゃなくてナンバーワンがいいに決まってる。
自分もあの歌嫌いです。

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2012年03月21日

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私はジブリが大好きなんですが、
その理由として久石さんの手がける素晴らしい音楽も含まれています。
そんな久石さんが書かれている本。
卒論も音楽関係のことをやるのでと購入。

正直言うと、立っている場所が私たちとは違うんだなと。
本当に感性や才能を持っている方だと思いました。
しかし「作曲家」という視点から日本の現状を説いた話はとても共感したし、実際そうなのだと考えさせられました。

自分の生き方にプラスになる本でした。

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2012年02月11日

Posted by ブクログ

作曲家・久石譲氏が自らの仕事に対する姿勢や心持ちを語ります。とにかくいい曲を書きたいという意欲が漲る内容でした。一級のひとの考えに触れられて良かったです。

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2018年07月07日

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ジブリの音楽を始め、久石譲さんの音楽は好きだし心に響く。
そんな音楽がどうやって生まれたのか少しでも知れたらいいな、と思って読んでみた。

直感や感覚が大事だというのは、自分でも最近よく思う。
頭でごちゃごちゃ考えてやったことってうまくいかない。
ごちゃごちゃ考える時間もきっと必要なんだけど、最後の最後、決断する時は直感を信じてやれば、割とうまくいく。というか、どんな結果であれ、納得できる。

p45 〜中途半端な決断で道を選ぶと、途中で大変な試練があったときに、気持ちが挫けやすい。〜腑に落ちた道を進んでいかないと、苦労や失敗を背負い込む覚悟もできないものである。

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2018年05月26日

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気軽な読みもの。2018年から見ると、やはり時代のギャップもある。でも全体に軽快、一本気な気持ち良さが楽しい感じ。
表現者が気持ちを拠り所にしないほうがよいという一文がちょっと意外で、でも確かにそういう考えもあるなと。あとバリ島のくだりが印象的。ひとつの理想的な生活のすがたについて

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2018年03月05日

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前半の一流とはみたいな話が良かった。
まあよくある話ではあるのだけど、著者のような人がいうのは重みが違うからね。

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2015年06月16日

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ネタバレ

作曲家という芸術を扱う仕事なので、普通の人とは大きく異る考え方で働いているのかと思っていた。
読み終わった感想としては、人に受ける曲を安定して作り続けるビジネスマンと割り切っているということ。芸術家に対する捉え方が少し変わった。
とはいえ、やはり純粋に芸術を突き詰めたい気持ちもあるようだが、そちらの話はまぁそうでしょうね、という印象。

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2014年05月08日

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所謂プロ論。
ヒット映画の音楽を担当してきたキャリアもあり、
求められる音楽と自分がやりたい音楽の
考え方の整理がされていると感じた。

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2013年10月04日

Posted by ブクログ

久石さんの音楽がいいなと思って、その思考や技を知りたくて読んでみた。芸術家ではない、職業音楽家のプロとはこういうものなのだなと面白かった。宮崎駿監督のエピソードなども面白く、さっくりと読めた。仕事において、求められる要望を限りなく組みつつも、その範囲を破った新鮮な驚きを与えるものを作るというスタンスは、全ての仕事において重要だなと思う。仕事を依頼する側も、要望は述べつつも実は、自分の思考の枠を超えたものを求めている。それに気がつき、実践できるかどうかが一流になる人間とそうでない人の違いの一つなのだろう。

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2013年09月21日

Posted by ブクログ

おもしろくて一気に読みきれた。久石譲がいい音楽を作れる理由が分かる一冊。彼のプロ意識と考え方は作曲家としてだけでなく、どんな職業でも通用するはず。感動はついてくるものじゃなくて、作るものなんだね。

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2013年09月19日

Posted by ブクログ

久石さんの音楽に対する意識の高さ。
プロとしての意識の高さ。
凄く厳格なイメージがあったが、人間味溢れる素晴らしい人物と改めて思う。
一ヶ月足らずで、映画音楽を作りあげてしまうとは、想像以上の世界だった。

最高のものを作るとはどういう事か?
最高の仕事をすれば、感動はあとから必ず着いて来るって事かね。

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2013年02月05日

Posted by ブクログ

以前、人はふつう物事を考えるときに言葉を使うが、作曲家のようないわゆる芸術家と呼ばれる人たちは何を使って考えるのだろうかと疑問を持ったことがある。この本を読み自分が感じたところによれば、その疑問への回答は、やはり言葉を使って考えているということだった。

曲というものを部分に分解し、それぞれの構成要素に何を使って、全体をどう組み立てるか。こういったものを作る基本的な考えが、作曲であっても使われると知ることができた。いいものを作る人は、やはり何かしらの論理構造や根拠にしたがって構成を考えアウトプットを出している。すべてが直感で作られてなぜそのアウトプットを出せたのか言葉で表現できない、なんてことはないのである。

あと印象に残るのは、一流と呼ばれる人たちは、一定の期間内で価値あるアウトプットを常に出し続けられる人たちだということだ。むしろ一生の時間をかけて、一つの価値あるものを作ることはたいていの人にはできるのだ。その認識にプロの意識を感じた。

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2012年12月19日

Posted by ブクログ

ジブリ映画でおなじみ、久石譲氏の著書。自分のワークスタイルの紹介だけでなく、芸術家として社会で生きていくことの難しさ、筆者が考えるクリエイティブの大切さが音楽をやっている自分にとっては非常に感銘を受けた。

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2014年09月29日

Posted by ブクログ

いろいろ、共感したり
納得というか・・・腑に落ちるところがある。

創造力をテーマに
音楽家の視点から書かれているので
おもしろい。

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2012年08月21日

Posted by ブクログ

久石譲と言えば、ジブリの「となりのトトロ」や「もののけ姫」の音楽を手掛けた作曲家である。そう言われれば、顔は思い出せないとしても、彼が生み出したメロディーはすぐに思い出せるのではないだろうか。そこに作曲家としての久石譲の凄さがある。本書は、常にクリエイティブな仕事が要求される作曲家としての仕事論をまとめた一冊である。

まず、著者は「日本人は、漠然としたイメージだけで「感性」という言葉を大事にしすぎている」(p.29)と指摘する。本書の姿勢として、著者が自分なりの“感性”や“直感”をどう考えているのかを明確にした上で、それらを磨くために必要なことを論じている。巷の「漠然としたイメージ」による仕事論ではなく、あくまで「久石譲」の仕事論が語られているところに好感が持てる。

例えば、題名にもなっている「感動」できる音楽をどう作るのか。著者は、作曲には「論理的な思考と感覚的なひらめきを要する」(p.31)という。前者は「自分の中にある知識や体験などの集積」であり、実に「感性の九五パーセント」を占める。しかし、肝心なのは「残りの五パーセント」にあたる「感覚的なひらめき」である。著者は「自分でつくってやろう、こうしてやろうといった作為のようなものが意識から削ぎ落とされたところに到達すると、人を感動させるような力を持った音楽が生まれてくる」(p.32)と結論付ける。

本書の目的語は-久石譲が語る仕事論であるため-全て「音楽」になっている。しかし、これを別の目的語(「商品」とか「研究」など)に置き換えても、十分通用する内容である。もちろん、中には腑に落ちない部分もあるだろう。それでも、クリエイターとして第一線で活躍する者の仕事論として、読むに価する一冊である。

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2012年02月18日

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