久石譲のレビュー一覧
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ジブリものの音楽担当でおなじみの久石先生の仕事論および芸術論。そしてやはり行き着くところは人生論。かといって抽象的な論調ではなく、ご経験された仕事を例示しながらご自身の考え方を分かりやすく語っている。芸術家として生きつつも生計を立てるにはどうすればいいか、といった実生活に結びついた方法論は「好きな...続きを読むPosted by ブクログ
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サラッと読める内容。
音楽と映画の相互関係、作曲家としての考え方、久石譲氏独自の日本やアジア・海外の音楽や文化、社会の在り方について。
ジブリ音楽やCMなどで数多く耳にする機会があるので読んでいくと、あぁなるほどな。と。
共感できる部分もあれば、えっ?という部分もあるので
読み手によって評価がバラけ...続きを読むPosted by ブクログ -
一昔前、「癒し系」という音楽が流行ったとき、
ごたぶんいもれず、久石譲の音楽も注目が集まった。
これまでたくさんの人々を感動にさそったジブリや北野作品の映画には
必ずこの人の名前があったからだ。
しかし、そういう言われ方ををする前からそういう音楽を
聴いてきたきた自分にとっては違和感を感じていた。...続きを読むPosted by ブクログ -
一流の人間の思考、行動力が見えた気がします。
ちょっと種類は違うけどものづくりをしてる人間として参考にしたい。
オンリーワンじゃなくてナンバーワンがいいに決まってる。
自分もあの歌嫌いです。Posted by ブクログ -
私はジブリが大好きなんですが、
その理由として久石さんの手がける素晴らしい音楽も含まれています。
そんな久石さんが書かれている本。
卒論も音楽関係のことをやるのでと購入。
正直言うと、立っている場所が私たちとは違うんだなと。
本当に感性や才能を持っている方だと思いました。
しかし「作曲家」という視...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルからもっと音楽に特化したものかと思っていたけど、そんなことなくて日本社会の様々なことに触れていた。
養老さんの白熱具合に久石さんが少し引いてる感じがおもしろかった。
脳化の箇所で自分もほんとに「ああなれば、こうなる」って考えてばっかで、そら色々つまらんわと思った。
田舎と自然との触れ合い...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
わたしたちはなぜ“耳”の重要性を忘れてしまったのか?
聴覚の持つ神秘の力を、第一人者が問う。
[ 目次 ]
第1章 なぜ人は音楽で感動するのか
第2章 感性の土壌
第3章 いい音楽とは何か
第4章 意識は暴走する
第5章 共感性と創造
第6章 人間はみな芸術家
[ POP ]
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音楽系の小説も好きですが、現役音楽家のエッセイも音が流れてきて素敵です。
視覚と聴覚は聴覚の方が早く脳に情報伝達する。同時に見えて聞こえても音の方が早く聞こえたように感じるらしい。
主体という言葉は「自分の意思や判断によって、自ら責任を持って行動する態度や性質」と、もう一つ「違うものを同じものだ...続きを読むPosted by ブクログ -
作曲家・久石譲氏が自らの仕事に対する姿勢や心持ちを語ります。とにかくいい曲を書きたいという意欲が漲る内容でした。一級のひとの考えに触れられて良かったです。Posted by ブクログ
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ジブリの音楽を始め、久石譲さんの音楽は好きだし心に響く。
そんな音楽がどうやって生まれたのか少しでも知れたらいいな、と思って読んでみた。
直感や感覚が大事だというのは、自分でも最近よく思う。
頭でごちゃごちゃ考えてやったことってうまくいかない。
ごちゃごちゃ考える時間もきっと必要なんだけど、最後の...続きを読むPosted by ブクログ -
気軽な読みもの。2018年から見ると、やはり時代のギャップもある。でも全体に軽快、一本気な気持ち良さが楽しい感じ。
表現者が気持ちを拠り所にしないほうがよいという一文がちょっと意外で、でも確かにそういう考えもあるなと。あとバリ島のくだりが印象的。ひとつの理想的な生活のすがたについてPosted by ブクログ -
オーケストラの指揮を考えるとき、大事だと思うのは、演奏回数とレパートリー。若い時期から経験を積んで、1つの曲を何十回と振り、レパートリーも3 00曲、400曲と広げていってこそ、クラシック音楽の深みがめいてくるような気がする 21世紀は大同団結ではなく、違いを主張する時代だPosted by ブクログ
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作曲家という芸術を扱う仕事なので、普通の人とは大きく異る考え方で働いているのかと思っていた。
読み終わった感想としては、人に受ける曲を安定して作り続けるビジネスマンと割り切っているということ。芸術家に対する捉え方が少し変わった。
とはいえ、やはり純粋に芸術を突き詰めたい気持ちもあるようだが、そちらの...続きを読むPosted by ブクログ -
久石さんの音楽がいいなと思って、その思考や技を知りたくて読んでみた。芸術家ではない、職業音楽家のプロとはこういうものなのだなと面白かった。宮崎駿監督のエピソードなども面白く、さっくりと読めた。仕事において、求められる要望を限りなく組みつつも、その範囲を破った新鮮な驚きを与えるものを作るというスタンス...続きを読むPosted by ブクログ