久石譲のレビュー一覧

  • 脳は耳で感動する

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    養老孟司×久石譲 対談集!
    脳科学と音楽が織りなす驚きの世界へ、あなたを誘います!

    このキャッチ通りだ。
    中身を要約したり、どうのこうのいうのは筋違いな気がする。
    巨匠二人が知的に、しかしそれでいて原始的感覚的に語る。

    それでいいんではないか

    キーワードは

    言葉 空間 時間 リズム 共感 意識 からだ 
    不経済・非合理・非効率

    てなとこだろうか

    第一章 なぜ人は音楽で感動するのか
    第二章 感性の土壌
    第三章 いい音楽とは何か
    第四章 意識は暴走する
    第五章 共感性と創造
    第六章 人間はみな芸術家
    第七章 「もののあわれ」とAI

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    2025年05月20日
  • 脳は耳で感動する

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    あれもこれもと、器用に全能であろうとせずに自分の適所をコツコツと磨いてきた人たちの言葉を焼き付けて生きたいと切に思う。

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    2025年05月10日
  • 脳は耳で感動する

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    話は四方八方へ行き来するが、散りばめられてる2人の言葉、思考は本当に面白い。しかし、感覚的に語る部分もあり2人の言いたいことを、まだ理解できないな〜とも思いながら読み進めた。

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    2025年02月01日
  • 久石譲 音楽する日乗

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    何度も読み返したい本
    久石さんの音楽をもっと知りたいと思った。
    音楽のさまざまな哲学や歴史について考えさせられる。基礎知識が浅い自分にはまだ全てを吸収できていないという感覚に陥る。かなりわかりやすく説明してもらっているが不甲斐ない限りである。
    読みやすい口調の部分が多くスラスラと読める一方、興味がない部分や読んでも読んでも内容が入ってこない部分は飛ばして読んだ。それでも得られたものは多い。

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    2023年02月26日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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     脳に関する多数の著作を持つ解剖学者、養老氏と宮崎アニメなどの映画音楽を中心として知られる作曲家、久石氏の対談。
     音楽が人々をとらえる仕組みを、人類や生物の起源までさかのぼる。視覚や触覚と比較しながら聴覚が脳に対して優位に働く様子が説明される。
     お互いの立場で「いい音楽とは何か」に言及される。バッハやモーツァルトが多作だった理由。「意識」を取り巻く情報化と情報処理に、言葉の働き。
     作曲にはオリジナリティだけでなく、根本に共感性が必要だという。多々あるロックやジャズの名演即興はそうなのかと、フッと理解したような気になるのである。

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    2018年02月20日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    物事の真理というものは、言葉だけでは説明しきれない。

    芸術も言葉にできないものがあるからこそ、芸術として表現する。

    オリジナルティとは、新しい共感を発見すること。
    そして、良い音楽とは長く聴かれ、色褪せない。

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    2017年09月12日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    ネタバレ

    「バカの壁」の作者 養老孟司さんと、
    ご存知、宮崎アニメや「おくりびと」の作曲をした 久石譲さんが
    耳、音、聴覚をキーワードに、語り合う対談です。
    考えただけで、わくわくする方同士の対談!

    いや~、一気に読んでしまいました。

    「なぜ人は音楽で感動するのか」など
    人間が音楽を美しいと感じるメカニズムについて徹底的に語り合っています。

    久石さんが音楽について感じていることを語ると、それは人間の脳がこんな風に働くから
    音に対してそう感じるんだね~と養老さんがメカニズムを解説する。

    そして、最終的には聴覚の持つ神秘の力を問い正す。

    面白くないわけがない!というのが感想です(笑)

    例えば、映

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    2015年11月18日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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     耳に聞える音と目に見える景色は別物だということは、映像や音楽に係わる世界に身を置いたことのある者なら誰もが痛い目に逢わされて、痛切に思い知らされたことが何度となくあるだろう。
     ところが、目からの情報と耳からの情報、この二つの異質な感覚を連合させたところにつくられたのが「言葉」であり、人間は「言葉」を持つことでこの二つの異なった「世界」を同じにしてしまうのだと言われると、思わずウーンと唸りたくなる。
     なるほどという思いと、どこかおかしい、騙されているのではなかろうかという思いがないまぜになってくるのである。これは養老先生の話を聞いた時にしばしば起こる感慨であるが、それだけ刺激的であるという

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    2013年09月29日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    養老先生の本の中で個人的にはベスト!

    後半の「呪いのことば」のところはまさしくその通りだと思ったし,久石さんのその表現の仕方,養老先生との感性のリンク,読んでいて引き込まれる本だった。

    すばらしい。

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    2011年04月05日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    解剖学者の養老孟司と作曲家の久石譲の対談。
    都会では人々は脳化しているそうで、田舎に参勤交代しようと言っています。ほかにもためになることをたくさん話しているので、お勧めです。ホイヘンスの振り子時計の話もおもしろいし、新書なのに読みやすい点も良いです。

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    2009年11月30日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    おもしろい!!
    色々な身の回りの事柄が、音楽や脳科学や体のつくりに絡めてあって、
    へー!!っていう新しい発見がいっぱいあった。
    養老孟司みたいに、もっとどっしりと構えて、ちょっとした世界の変化になんか負けないくらい客観的に物事をとらえられたら、楽しいやろうなーって思った。

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    2009年11月03日
  • 脳は耳で感動する

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    ネタバレ

    さすが養老先生の本。面白い。
    久石さんとの対談で、聴覚と視覚、音楽などの切り口で話が展開されていてよい

    メモ
    •視覚にないものは時間、聴覚にないものは空間
    •虫は想定外のことに対応できない。プログラムされている。人間は進化を待たなくても脳により環境適応できる
    •言葉で表現しようとすると落ちていく、比べようがないものを哲学ではクオリアという
    •言葉で表現できないものを表現するために芸術がある
    •耳は半規管と繋がっており、人間の中では比較的古い感覚機であるからこそ、聴覚は情動につながりやすい
    •そういうものだと思う は典型的な日本の考え方
    •プラグマティズム 何が真理かを理論や理念でなく、実際の

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    2025年11月30日
  • 脳は耳で感動する

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    とても難しいけど面白い話しで、私の理解力ではかなり難解なんだけど、こんな本こそ活性化になって、どんどん読みたくなる。

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    2025年09月14日
  • 脳は耳で感動する

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    本著は、養老孟司氏と久石譲氏との対談をまとめた一冊であり、読み手も対談を聴講しているような感覚に没入できる良書である。
    さて、音と記憶や体験は密接に脳内で聴覚を通じて結びつき感情に影響すると説く。「言葉」では表現しきれない感動や情動を、音楽や音が扱う点が強調されており、その通りだと思う。合わせて、創造性についても言及しており、耳(聴覚)は、単に情報を受け取るのではなく、脳のなかで様々な意味やイメージと結びつき「新しい世界」を作り出す働きを持っており、その過程を知ることで、音楽や音がもつ力、感じることの素晴らしさを再認識できると示唆している。
    創作をする、作家や音楽家についても、創作においては「

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    2025年09月06日
  • 脳は耳で感動する

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    アポロン的なものも大切だが、
    時にはディオニソス的なものに身を任せるのもいい。
    大学の先生の言葉がよみがえる。
    科学者、哲学者、社会学者という肩書きや枠組みを超越している養老孟司さんと芸術家久石譲さんの対談。
    面白くないわけがない。
    言葉で表現できない感覚「クオリア」を忘れがちな生活。現実よりも言葉を優先してしまっていた自分にも気づいた。
    言葉で表現できないものを表現するのが音楽であり、情報化と情報処理が決定的にちがうことが、認識できた。
    CDを聴き込んでチケット買って演奏会に行って、音楽と出会う。映画も然り。
    サブスク生活になれてしまって自分の気分でコントロールして、切れ切れデジタル生活して

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    2025年08月30日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    「情報化は現物を見て言葉にする作業」
    ・ものの特徴を説明するには違いを知る必要がある。何が情報化に値することなのか分かること。そのためにはたくさん見ておく必要がある。一匹の虫を見てどこを説明するか。何が他と違うのか。どこが他と同じなのか。どのような特徴があると言えるのか。他との違いを知らないと説明の要点が絞れない。
    ・情報化とは現物を見て情報に落とし込むこと。情報処理は情報を整理してまとめること。情報処理は2次情報を加工してるだけで現物は見ていない。クリエティブなのは情報化の領域で情報処理はつまらない作業になりがち。

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    2025年08月23日
  • 脳は耳で感動する

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    養老孟司氏と久石譲氏が交わす知の饗宴。解剖学者と音楽家が織り成すこの一冊には計り知れない発見が隠れていた。

    まず、書店で本書の表紙に目を惹かれて迷わず購入。今でもこの出会いは奇跡だと感じている。科学、哲学、社会学など多岐に渡りその知を発してきた養老孟司氏と音楽家として世界を感動の世界に導いてきた久石譲氏の対談。これ以上に面白い対談はないのではないか?

    冒頭から両者の知がぶつかり合い、新しい「知る」を目の当たりにした。現代社会にメスを入れる御二方の言葉には重みがあり、自分の奥深くに響いてくる。一度読んだだけでは到底、全てを受け止めるのは難しい。
    普段の生活の中で、何か些細なきっかけからまた御

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    2025年08月21日
  • 脳は耳で感動する

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    音楽が好き!久石さんが好きという理由だけで手に取ったが音楽に限らず多岐に渡る対談が非常におもしろかった。

    底本も読んでみたいなあと。 音楽と感動の話や日本人の特性、構築力について、螺旋活動など。

    特に、現実を豊かにするために言葉がある。には、ハッとさせられた。

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    2025年08月17日
  • 脳は耳で感動する

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    ネタバレ

    ★感想
    バランス、リズム、円、生きる力とは。
    それぞれのキーワードは点だが、
    人との関わり(自分の捉え方、互いが楽、楽しい生活など)、
    授業づくり等において、つながる感覚。
    ちょっと長いけれど、やっぱり読書はいい。

    ★好き 引用 一部変更
    ・作曲の胆も閃きにあらず
    P80 久石氏 いい音楽と悪い音楽はどこでわかれるんですか。
    養老氏 いいといわれるものには「持続的である」という要素が入ってくることでしょう。その場限りのものはやっぱりよくない。どのくらい尾を引くか、というところが大事なんじゃないかな。(聴く側にとって、脳みその中で、ピンボールがあっちこっちに跳ね返る感じ)
    久石氏 (作曲の仕事

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    2025年07月27日
  • 脳は耳で感動する

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    本書は2009年に刊行された『耳で考える——脳は名曲を欲する』を底本に、新装版として新たに2024年の対談を加えたものである。久石譲氏が自身のクリエイティブにおける認識や不思議に思うことなどを、養老孟司氏が読み解いていく。専門性が高い内容でありながら、養老氏の柔和な語り口と、久石氏の誠実な言葉によって読みやすく、和やかな対談となっている。

     養老氏は著書も多くyoutubeでも講演などを観ることができるが、久石譲氏は世界的に有名だがメディアの露出は少なく、その人となりにも興味があった。音楽に対する姿勢や、ちょっとした裏話も多く語られていて、まだまだ読み足りないくらい楽しめた。作品制作について

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    2025年05月22日