久石譲のレビュー一覧
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何度も読み返したい本
久石さんの音楽をもっと知りたいと思った。
音楽のさまざまな哲学や歴史について考えさせられる。基礎知識が浅い自分にはまだ全てを吸収できていないという感覚に陥る。かなりわかりやすく説明してもらっているが不甲斐ない限りである。
読みやすい口調の部分が多くスラスラと読める一方、興味がな...続きを読むPosted by ブクログ -
物語つくりたい期が来たので、作り手としてとても尊敬している久石譲さんの本が家にあったので再読。
感動をつくる=感性をとぎすます(日常の環境+大量のインプット)+5%のひらめき(直感力)
本は短いけど、音楽を通じて映像に唯一無二の世界観を与えた作品づくりの過程が言葉として記されている私にとってとても...続きを読むPosted by ブクログ -
プロフェッショナリズムの本だこれ!この本もプロジェクト開始毎に読み直す
・いい仕事であるかどうかの評価を下すのは発注者であり世の中の需要
・その時々の自分の限界まで行ききり、行ききった先に何か新しい魅力が待っている
・自分が興奮できないようなものではダメ
・物事には時勢の流れが有る
・いかに多くの...続きを読むPosted by ブクログ -
これしきのミスで僕の音楽はダメになったりしない(69頁)
カッコいい。
こないだ、弾き込んだつもりの曲を披露する機会があり、見事に出来は悪く、しょげていた。良くなったと評価してくれた人もいたのに、受け取ることもできずに。本気度が、足らなかった。年末にもう一度やる。本気で行こう。Posted by ブクログ -
脳に関する多数の著作を持つ解剖学者、養老氏と宮崎アニメなどの映画音楽を中心として知られる作曲家、久石氏の対談。
音楽が人々をとらえる仕組みを、人類や生物の起源までさかのぼる。視覚や触覚と比較しながら聴覚が脳に対して優位に働く様子が説明される。
お互いの立場で「いい音楽とは何か」に言及される。バ...続きを読むPosted by ブクログ -
物事の真理というものは、言葉だけでは説明しきれない。
芸術も言葉にできないものがあるからこそ、芸術として表現する。
オリジナルティとは、新しい共感を発見すること。
そして、良い音楽とは長く聴かれ、色褪せない。Posted by ブクログ -
「バカの壁」の作者 養老孟司さんと、
ご存知、宮崎アニメや「おくりびと」の作曲をした 久石譲さんが
耳、音、聴覚をキーワードに、語り合う対談です。
考えただけで、わくわくする方同士の対談!
いや~、一気に読んでしまいました。
「なぜ人は音楽で感動するのか」など
人間が音楽を美しいと感じるメカニズ...続きを読むPosted by ブクログ -
耳に聞える音と目に見える景色は別物だということは、映像や音楽に係わる世界に身を置いたことのある者なら誰もが痛い目に逢わされて、痛切に思い知らされたことが何度となくあるだろう。
ところが、目からの情報と耳からの情報、この二つの異質な感覚を連合させたところにつくられたのが「言葉」であり、人間は「言葉...続きを読むPosted by ブクログ -
養老先生の本の中で個人的にはベスト!
後半の「呪いのことば」のところはまさしくその通りだと思ったし,久石さんのその表現の仕方,養老先生との感性のリンク,読んでいて引き込まれる本だった。
すばらしい。Posted by ブクログ -
解剖学者の養老孟司と作曲家の久石譲の対談。
都会では人々は脳化しているそうで、田舎に参勤交代しようと言っています。ほかにもためになることをたくさん話しているので、お勧めです。ホイヘンスの振り子時計の話もおもしろいし、新書なのに読みやすい点も良いです。Posted by ブクログ -
おもしろい!!
色々な身の回りの事柄が、音楽や脳科学や体のつくりに絡めてあって、
へー!!っていう新しい発見がいっぱいあった。
養老孟司みたいに、もっとどっしりと構えて、ちょっとした世界の変化になんか負けないくらい客観的に物事をとらえられたら、楽しいやろうなーって思った。Posted by ブクログ -
自分の考えと監督の考え、どちらも大切でバランスを取りながら作っていくことが大切だと知りました。どこに焦点を当てて作るのか、考えたことがない視点でとても面白かったです。Posted by ブクログ
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仕事への姿勢について、会社員でも見習いたいと思うところがいくつもありました。
久石さんのような素晴らしい音楽を作られる方でも毎回、自分の限界に挑戦しているのだから、自分はなおのこと頑張らなければ、と思わされました。Posted by ブクログ -
フォトリーディング後、熟読。しばらく積ん読した理由は、後半になって創造性よりも映画音楽の話になったため。それも面白かったが、創作に関するヒントは前半のほうが多かった。
星四つ。
クリエイティビティーを要する仕事はプロとして意識して行うこと。感情ややる気に左右されてはならない。さもないと、気分の乗...続きを読むPosted by ブクログ -
気分の波に流されない
時間軸と空間軸の中で創造されるものは、みな論理的構造を持っている。音楽・文学・映画は時間の経過の上で成り立っているので論理的構造を持っている。絵画は感覚的に直に訴える。だから画家は行動も感覚的なものが突出しやすい。
20世紀はポップスの時代。その特徴はリズム。黒人からもたらされ...続きを読むPosted by ブクログ -
非常にインテリジェンス溢れる二人の対談。どちらかというと養老先生の方のウエイトが大きい。
対談だけに、もうちょっと説明が欲しいかなーってところが、さらりと流されていたりして理解がしにくい部分がある。
やや年寄りの説教じみた所が目につくが
、普段教授として学生に接していることで感じている憤りが根底に...続きを読むPosted by ブクログ -
作曲家久石譲さんの本。
久石さんは曲を作ることが仕事なだけに、話の中心は作曲するときのことだが、何かを生み出す仕事をしてる人にとっては、共感できる部分が多々あると思う。
一流とは、優れたプロとは結果を出し続け、毎回ハイレベルな仕事をする人。
いいものをつくるには、ニーズを無視してはいけないけど、迎...続きを読むPosted by ブクログ -
【選んだ理由】
感動をつくれますかという題に惹かれ、著者に興味があったから
【読んだ感想】
モノづくりへのこだわりと時代と向き合う感性の鋭さを感じた。Posted by ブクログ -
音楽とは?とか、クラシックと歌謡曲とは一体何がどう違うのか?という、取り付くしまもなさそうな疑問を持ち続けてきた。本書のような対談式の音楽論本を読み漁っているが、今だ満足のいく納得感が得られない状況。音楽家と解剖学者の対談、というちょっと変わった取り組みでの話の進行は非常に面白いものがあった。養老...続きを読むPosted by ブクログ