久石譲のレビュー一覧

  • 脳は耳で感動する

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    リズムの良い文章ですらすらっと読めてしまうが、話の内容は奥深い。

    「見て感動するより、聴いて感動する方がよっぽど多い」に最初はそうだっけ?と思ったが、耳が持つ「遠心性」と「求心性」で映画なんかでもグッとそこに惹きつけられるし、歌を聞いてるだけで泣けることもあるなぁ、と。

    巨匠2人の深い知見や様々な経験から見える世界をお聞きするだけでも面白かったが、「根本的に人と人が理解するのは『共鳴』だけ」というフレーズはとても腑に落ちて、自分がああ、これだな、というときには聞いた言葉からどんどんイメージが立ち上がっていく感覚があるので、それこそが、共鳴=響き合うなんだろうなぁと改めて認識した一冊。

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    2025年12月06日
  • 感動をつくれますか?

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    クリエーターとしての姿勢がとても印象的だった。思想の視点を気づかせてくれたり、視野を広げてくれる本。

    久石さんは、頭の中で思い浮かんだことを言語化するのがとでも上手いんだなと思った。

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    2025年08月11日
  • 感動をつくれますか?

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    最後に読んだのは5年以上前だが、あらためて読んでも屈指の名著。ストイックな姿勢を叩きこまれた。今の時代に合わないかもしれない。それでも、私はこれで行きたい。

    ・気分・体調にとらわれず、決まったルーティンでひたすら曲を作る(質より量)
    ・リラックスした瞬間、興味もないのに見に行った映画からアイデアが降りてくる(無意識がアイデアを生み出す)。
    ・No.1にならないと見えない世界がある。
    ・もがき、苦しむ。

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    2025年08月10日
  • 感動をつくれますか?

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    想像力の源である感性、その土台になっているのは、自分の中の知識や経験の蓄積。サロンストックを絶対量を増やしていくことが、自分のキャパシティ需要力を広げることにつながる。

    言葉はあだけでは意味をなさない。ありがとう。とつられることで初めて意味を持つ。本も文字、言葉、文章、そして文脈の連続性のもとに書かれる音楽も同じですし、映画も1個1個の映像のシーンが連なることで意味を持つ。つまり、音楽も文学も映画なども時間の経過の上で成り立っているものは論理的構造を持っている。それに比べて、絵は作品が表現するものが見た。瞬間にわかる瞬時に世界表現できる。力上がる。時間の経過は伴わない分、論理的なものより

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    2025年08月03日
  • 脳は耳で感動する

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    養老孟司×久石譲 対談集!
    脳科学と音楽が織りなす驚きの世界へ、あなたを誘います!

    このキャッチ通りだ。
    中身を要約したり、どうのこうのいうのは筋違いな気がする。
    巨匠二人が知的に、しかしそれでいて原始的感覚的に語る。

    それでいいんではないか

    キーワードは

    言葉 空間 時間 リズム 共感 意識 からだ 
    不経済・非合理・非効率

    てなとこだろうか

    第一章 なぜ人は音楽で感動するのか
    第二章 感性の土壌
    第三章 いい音楽とは何か
    第四章 意識は暴走する
    第五章 共感性と創造
    第六章 人間はみな芸術家
    第七章 「もののあわれ」とAI

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    2025年05月20日
  • 脳は耳で感動する

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    あれもこれもと、器用に全能であろうとせずに自分の適所をコツコツと磨いてきた人たちの言葉を焼き付けて生きたいと切に思う。

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    2025年05月10日
  • 脳は耳で感動する

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    話は四方八方へ行き来するが、散りばめられてる2人の言葉、思考は本当に面白い。しかし、感覚的に語る部分もあり2人の言いたいことを、まだ理解できないな〜とも思いながら読み進めた。

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    2025年02月01日
  • 久石譲 音楽する日乗

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    何度も読み返したい本
    久石さんの音楽をもっと知りたいと思った。
    音楽のさまざまな哲学や歴史について考えさせられる。基礎知識が浅い自分にはまだ全てを吸収できていないという感覚に陥る。かなりわかりやすく説明してもらっているが不甲斐ない限りである。
    読みやすい口調の部分が多くスラスラと読める一方、興味がない部分や読んでも読んでも内容が入ってこない部分は飛ばして読んだ。それでも得られたものは多い。

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    2023年02月26日
  • 感動をつくれますか?

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    物語つくりたい期が来たので、作り手としてとても尊敬している久石譲さんの本が家にあったので再読。
    感動をつくる=感性をとぎすます(日常の環境+大量のインプット)+5%のひらめき(直感力)

    本は短いけど、音楽を通じて映像に唯一無二の世界観を与えた作品づくりの過程が言葉として記されている私にとってとても良書だった。

    やっぱり、異次元なアウトプットを生み出すには超大量のインプット(知識/体験の集積、それを論理立てて再構築する力)が大事だと。センスは知識から始まるという本でもにたことを言ってておもしろかった。

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    2022年08月25日
  • 感動をつくれますか?

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    プロフェッショナリズムの本だこれ!この本もプロジェクト開始毎に読み直す

    ・いい仕事であるかどうかの評価を下すのは発注者であり世の中の需要
    ・その時々の自分の限界まで行ききり、行ききった先に何か新しい魅力が待っている
    ・自分が興奮できないようなものではダメ
    ・物事には時勢の流れが有る
    ・いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大切
    ・自分を客観的に見ることに努める、第三者のように冷めた目線で客観的に構えている自分が自身にアドバイスをする
    ・自身がおかしたミスをまず認める、そして即座に気持ちを立て直す
    ・原因は必ず自分の中にある
    ・仕事はまず核心を突く、一番大事なところからやる
    ・楽な人生

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    2019年07月29日
  • 感動をつくれますか?

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    ネタバレ

    これしきのミスで僕の音楽はダメになったりしない(69頁)

    カッコいい。

    こないだ、弾き込んだつもりの曲を披露する機会があり、見事に出来は悪く、しょげていた。良くなったと評価してくれた人もいたのに、受け取ることもできずに。本気度が、足らなかった。年末にもう一度やる。本気で行こう。

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    2018年09月02日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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     脳に関する多数の著作を持つ解剖学者、養老氏と宮崎アニメなどの映画音楽を中心として知られる作曲家、久石氏の対談。
     音楽が人々をとらえる仕組みを、人類や生物の起源までさかのぼる。視覚や触覚と比較しながら聴覚が脳に対して優位に働く様子が説明される。
     お互いの立場で「いい音楽とは何か」に言及される。バッハやモーツァルトが多作だった理由。「意識」を取り巻く情報化と情報処理に、言葉の働き。
     作曲にはオリジナリティだけでなく、根本に共感性が必要だという。多々あるロックやジャズの名演即興はそうなのかと、フッと理解したような気になるのである。

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    2018年02月20日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    物事の真理というものは、言葉だけでは説明しきれない。

    芸術も言葉にできないものがあるからこそ、芸術として表現する。

    オリジナルティとは、新しい共感を発見すること。
    そして、良い音楽とは長く聴かれ、色褪せない。

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    2017年09月12日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    ネタバレ

    「バカの壁」の作者 養老孟司さんと、
    ご存知、宮崎アニメや「おくりびと」の作曲をした 久石譲さんが
    耳、音、聴覚をキーワードに、語り合う対談です。
    考えただけで、わくわくする方同士の対談!

    いや~、一気に読んでしまいました。

    「なぜ人は音楽で感動するのか」など
    人間が音楽を美しいと感じるメカニズムについて徹底的に語り合っています。

    久石さんが音楽について感じていることを語ると、それは人間の脳がこんな風に働くから
    音に対してそう感じるんだね~と養老さんがメカニズムを解説する。

    そして、最終的には聴覚の持つ神秘の力を問い正す。

    面白くないわけがない!というのが感想です(笑)

    例えば、映

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    2015年11月18日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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     耳に聞える音と目に見える景色は別物だということは、映像や音楽に係わる世界に身を置いたことのある者なら誰もが痛い目に逢わされて、痛切に思い知らされたことが何度となくあるだろう。
     ところが、目からの情報と耳からの情報、この二つの異質な感覚を連合させたところにつくられたのが「言葉」であり、人間は「言葉」を持つことでこの二つの異なった「世界」を同じにしてしまうのだと言われると、思わずウーンと唸りたくなる。
     なるほどという思いと、どこかおかしい、騙されているのではなかろうかという思いがないまぜになってくるのである。これは養老先生の話を聞いた時にしばしば起こる感慨であるが、それだけ刺激的であるという

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    2013年09月29日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    養老先生の本の中で個人的にはベスト!

    後半の「呪いのことば」のところはまさしくその通りだと思ったし,久石さんのその表現の仕方,養老先生との感性のリンク,読んでいて引き込まれる本だった。

    すばらしい。

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    2011年04月05日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    解剖学者の養老孟司と作曲家の久石譲の対談。
    都会では人々は脳化しているそうで、田舎に参勤交代しようと言っています。ほかにもためになることをたくさん話しているので、お勧めです。ホイヘンスの振り子時計の話もおもしろいし、新書なのに読みやすい点も良いです。

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    2009年11月30日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    おもしろい!!
    色々な身の回りの事柄が、音楽や脳科学や体のつくりに絡めてあって、
    へー!!っていう新しい発見がいっぱいあった。
    養老孟司みたいに、もっとどっしりと構えて、ちょっとした世界の変化になんか負けないくらい客観的に物事をとらえられたら、楽しいやろうなーって思った。

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    2009年11月03日
  • 脳は耳で感動する

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    ネタバレ

    さすが養老先生の本。面白い。
    久石さんとの対談で、聴覚と視覚、音楽などの切り口で話が展開されていてよい

    メモ
    •視覚にないものは時間、聴覚にないものは空間
    •虫は想定外のことに対応できない。プログラムされている。人間は進化を待たなくても脳により環境適応できる
    •言葉で表現しようとすると落ちていく、比べようがないものを哲学ではクオリアという
    •言葉で表現できないものを表現するために芸術がある
    •耳は半規管と繋がっており、人間の中では比較的古い感覚機であるからこそ、聴覚は情動につながりやすい
    •そういうものだと思う は典型的な日本の考え方
    •プラグマティズム 何が真理かを理論や理念でなく、実際の

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    2025年11月30日
  • 脳は耳で感動する

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    とても難しいけど面白い話しで、私の理解力ではかなり難解なんだけど、こんな本こそ活性化になって、どんどん読みたくなる。

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    2025年09月14日