前作「なぜあなたの仕事は終わらないのか」でも少し触れられていた著者のブログなど、情報発信についての考え方を説明した本。
最近よく見かけるようになった「アウトプット」テーマだが、著者の場合は一般にも知られるだけのアウトプット実績もあり説得力がある。
アウトプットの仕方や効用について、著者独特といえる
...続きを読むものは、あまり無かったように思う。ただ、これからアウトプットをしようとする人に向けて、非常に重要な気づきがひとつあった。
それは、この著者をもってしても「自分が熱くなるネタ」が最初はわからなかったということである。
アウトプットを続けるには、テーマは自分が継続して興味・関心を持てるものでなければならない。
それを発見するには実際に書いてみるしかない、とのこと。
新年、著者に倣って手探りを始めてみようかなと思った。
以下、メモ
-----
【アウトプットしないと無名のままに終わる】
現在、中島さんがWindows95の開発者として知られているのは、みずから行ったアウトプットのおかげ
小学校でおしえる感情、情感を伝えるような文章力をつけることは非常に難しい。
しかし、正確に情報を伝えるための文章の書き方は誰でも比較的容易に学ぶことができる。
おすすめ本
* 理科系の作文技術(中央公論新社)
* 頭の良くなる「短い、短い」文章術
* 文章表現 400字からのレッスン
日本人はプレゼンテーションもさることながら、ディスカッションスキルを子どものころから磨いてきていない。それがネックになっている。
【文章(特にブログ)によるアウトプットについて】
・アウトプットすることを意識することは学びにもつながる
文章としてアウトプットすることで、複数の情報を調べることになる
書くことで、関連情報へのアンテナもたつようになる
・書くなら、実名で書くほうが良い
ブランディングには実名のほうが効く
実名を出すことによって生まれる責任感もある
・仮説の段階でも書いて公開することで、議論を促したり、より深い知識を得られる可能性もある
【アウトプットを続けるには?】
・自分が熱くなるネタを探す
探すには、実際に書いてみるのが一番。(ここでは手探りすることになる)
セルフブランディング、プロデュース能力は後からついてくる
しかし、それも実際に書いてみてからわかること