荒山徹のレビュー一覧
-
著者の作品は、ほぼ必ず「かの国」が絡んでくるため食わず嫌いと云うか、素直に読めない気持ちが先行して、ヒット作を量産していた頃でも中々手を出せなかった。
そんな自分が「柳生十兵衛なら多少我慢すれば読めるかな…?」ぐらいの気持ちで手に取ったのが本作だった。
正直、「かの国」の呪術や何やかやは...続きを読む -
仏教導入を巡る倭国の内乱を背景に聖徳太子の冒険を描いた伝奇巨篇いよいよ完結!
若き聖徳太子の奇想天外な長い冒険も終焉を迎え、いよいよ仏教導入の政治的争いに突入し、これまでとはまた趣の違った展開に新鮮な面白さを感じました。
しかも、ただの政治的な駆け引きだけでなく、著者お得意の伝奇的要素が加...続きを読むPosted by ブクログ -
知られざる聖徳太子の若き日を描く歴史伝奇巨編第2弾。
いよいよ舞台は日本から中国、そしてインドへと移り、厩戸御子の一行の旅から目が離せなくなりました。
特にこの巻では、インドでの仏教修業が中心に描かれ、仏教の世界観を垣間見ることができました。
宗教とりわけ、仏教の不思議な魅力を感じるこ...続きを読むPosted by ブクログ -
古代日本、謎多き聖徳太子の少年・青春時代を描いた歴史スペクタクル第1弾。
厩戸御子のちの聖徳太子を主人公に多彩な人物たちが物語を彩り、古代日本の仏教布教の戦いが描かれています。
聖徳太子はあまりにも有名ですが、その人となりやその時代のことは歴史好きの私でもなじみがなく、この時代を知ることの...続きを読むPosted by ブクログ -
荒山徹 著「徳川家康トクチョンカガン」を読みました。
朝鮮の義勇軍に参戦していた元信は、豊臣秀吉率いる日本軍に捕らえられ、徳川家康の影武者に仕立て上げられる。豊臣に恨みを抱く元信は、怪しげな朝鮮忍者を駆使して豊臣滅亡をもくろむ。関ヶ原の戦いや大阪の陣の裏で一体何が起きたのか。そして、徳川秀忠...続きを読むPosted by ブクログ -
かなり大胆な話しを“軸”にしながら、所謂“時代伝奇”、「妖しいモノを含むアクションが入って来る時代劇エンターテイメント」として綴られている。なかなかに愉しい…Posted by ブクログ
-
聖徳太子をこんな風に描いて、大丈夫だろうか?と不安になったけど、凄く面白かった。これは、歴史小説なのか?SFと呼ぶべきか?Posted by ブクログ