長嶋修のレビュー一覧
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昨年(2024)末から読み始めて読みかけとなっていた本でした、他に読みたい本もあり途中でやめようかなと思っていましたが、後半部分をパラパラめくって興味が湧き、最後まで読み通すことにしました。
以下は気になったポイントです。
・不動産市場は三極化する、1)現状維持あるいは上昇の地域(10-15)、2)なだらかに下落を続ける(70)、3)限りなく無価値、あるいはマイナスの地域(15-20%)(p23)人が集まるところ、徐々に減少していくところ、無人化するところ(p43)
・首都圏の新築マンション市場は、ピーク時の2000年に9.5万戸の供給数、約3.5兆円の販売総額を誇っていたが、現在の供給 -
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長嶋修さんご本人を、YouTubeで知り、ついつい見てしまう魅力があります。彼の世界観やニュースの読み解きが、とても興味深い。
応援で購入(笑)。
ほぼ、読み終えました。(主に一戸建ての部分)
今回の豪雨災害でも思ったのですが、水害可能性のある場所に、自治体が誘致し、国は認めていた背景があります。
根本的な、都市計画自体が、人命や安全重視に改善されると良いなと思いますし、最近のニュースで、そういった流れを拝見しましたので、変化している最中かなと思います。
この本では、最初にがっちり「災害リスクは自己責任」と書かれており、切ないけれど、その通りだな、と思います。自分の住む土地や場所を知る -
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そろそろ住宅用の不動産を持つべきか持たないべきか迷っているときに参考として手にした一冊。
マンション、一軒家の不動産価値について、バブル期、不況期のデータを元にしながら世界基準で今の日本の不動産の価値について論理的に説明されている。
この手の本は現役不動産会社に属している人が著者であり、所謂ポジショントーク的に不動産のメリットを主に書かれてことが多いのだが、本書は不動産を購入しない生き方として、一生賃貸で過ごすメリットについても書かれているのに好感が持てた。
空き家問題から高騰しすぎるタワーマンションなどの説明もあれば、具体的に割安感のある穴場スポットについての説明まであり参考になった。
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この本の著者である長嶋氏の本は、これで4冊目となります。マンションに住んでいる私には、彼が述べている内容は興味がありました、この本では日本全体の不動産が2030年に向けてどのように変化するかが解説されています。
特に最近、SDGを背景に様々な法律ができていて、それらが住宅業界にも大きな影響を及ぼすこと(下がる不動産は無価値に近くなる)が理解できました、このような事実を知っておくことは重要だと感じました。
以下は気になったポイントです。
・公的年金や生活保護のシステムが廃止されて、代わりにベーシックインカムのような制度が導入される可能性もある、ベーシックインカムとは、国・自治体が全国民を対 -
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東京周りでは、住居として集合住宅を選ぶことが多いだろう。というより、現実的にはそれ以外の選択肢が、ほぼ無いという状況かもしれない。
だが、一部の人の、集合住宅での生活に憧れるという感覚には、共感しかねる。建物の新しさや、フロアプランの見せかけの機能性だけに惹きつけられているのか? 実家暮らしや、若い時の節約生活があまりに暗黒すぎて、とにかくMY空間を手に入れることを希求しているのか? 共有ということに付随する諸々の嫌らしい問題はどうするの? まさか管理会社に丸投げで済むと思っていないでしょうね。公的な責任や手間を極端に嫌う人も多いのに大丈夫? 規格化されたコミュニティー、上下前後左右が同質の空 -
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良い本!
営業として、お客さん目線の提案やコンサルティングのストーリーを見れるのはありがたい事。
2010年を基準とした、不動産価格指数は、マンションに至っては1.8倍、需要過多なのになぜ売れないのか?
不動産屋の言う、「不動産業界とはそういうものだ。」はなんの説得力もない
売却【購入】のプロセスを楽しんでもらうと言う感覚を誰よりも意識して、楽しむ
本当にお客様にとって大切なことを本音で話していくこと。仲介しなくても仕事を賞賛してもらうのがこの仕事
大切な要素
1倫理観
2専門性
3個性
バブル当時、日本の土地総額は2000兆円、今は1000兆円、いずれも日経平均3万円台
本当の -
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ちきりんさんのブログで紹介されていたので読みました。
まずは災害に強い土地に住宅を建てることの大切さ。そして、そうでない土地に住宅を建てる場合でも、対策によって災害による被害を最小限に防げることを学んだ。
例えば屋根の形ひとつとっても外壁の劣化具合が変わったり、ベランダの排水溝を定期的にきれいにしておくことで漏水を防いだり、マンションであれば管理組合で防災マニアルを制定し、定期的に防災訓練を行う事が重要であるなど、参考になる情報がたくさんあった。
この本を読むと、マイホームを持つ事の責任を重く感じた…。しばらくは賃貸住まいの予定だけど、マイホームを考えるときにはもう一度読み返したいと思った -
Posted by ブクログ
ネタバレチェックするべきもの
①重なるハザードマップ
→洪水、高潮、土砂崩れ
②わがまちハザードマップ
→内水氾濫
(最大雨量は、何年に一度レベルのものを想定しているかチェック)
→液状化
③過去の災害情報を役所に問い合わせる
④河川整備計画
→過去の治水対策から今後の整備計画が網羅
⑤国土地理院地図
→標高(相対的な高さを知り、冠水のリスクを知る)
→地震に強いかどうか(地図→その他→ベクトルタイル提供実験→地形分類、で調査)
⑥市区町村役場の都市計画課、建築審査科などで問い合わせ
⑦大規模盛土造成地マップ
→盛り土か切り土か
⑧地震調査研究推進本部
⑨地盤ハザードステーション
⑩不動産屋に聞く
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ちきりんさんがブログの中でお勧めしていた本。
施主として一戸建ての注文住宅を建てて以来、住宅に関する本を読むことも多くなった。「住まいの解剖図鑑」などは間取りなどを考える上で非常に役に立ったが、この本にも重要なことがコンパクトにまとめられており、有用な本であると言える。
私自身のことで言えば、購入予定地の「ハザードマップ」は確認しており、少し危険土地は避けていたことを思い出した。幸い、水害や土砂崩れのリスクの低い土地が見つかったので今はそこに住んでいる。
ただ、国土地理院が発行している地図のことなど、当時知らなかったことも多く、知っていたらそれらも参照していたであろうことは間違いない。