友野詳のレビュー一覧
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魔女・ダイアンさんの孫で学校の“王子様”にして“天才”で、見習い魔法使いとして修業中!なレオンと、(実は)レオンの幼馴染で一緒に前の事件を解決した怪力無表情少女・サオリ。地下街で街の人が行方不明になる事件が起こり、それにサオリの親友・かめちゃんもどうやら関わっているらしい。魔法は使っちゃだめ、と真相を探る旅に出たダイアンさん。だからレオンは魔法なしで謎に迫る! 今回もハラハラドキドキなクトゥルフ神話ジュブナイル第二巻。
今回もさくさく読めました♪ レオンは天才天才って豪語してるけどやっぱ結構抜けがあってかわゆい^^ サオリとの、まだまだラブに至らない(そもそもこの話の“ラブ”はラヴクラフトだw)友情というか微妙な距離感も可愛い~ 勿論サオリとかめちゃんの女子の友情もきゅんときましたっ
このお話のクトゥルフもの要素はまずピックマン!壁画ですからね。きたぁーしかし私はピックマンのモデル読んでなかったのだ…(´・ω・`) 未知なるカダスを~は読んだので、食人鬼になって出て来たのは知ってる。あとレオンの詠唱する呪文がちょっと危ないw ないあーらとほてっぷ…! それと魔術書の無名祭儀書とか。でもwikiだと「祭祀書」なんだよなどっちなんだろ。あとセラエノが出てきたりね! キザイアの使い魔? のネズミのジェンキンも出てきたー フライングポリプってのは知らなかったです。ググったけどうー気持ち悪いぜさすがクトゥルフもの 矢鎌先生とか、これも元ネタあるのかなあ。
異界の法則にしたがった絵を描けばもう二度と普通の絵は描けなくなるかもしれないって言われても「やりたいと思ってることをやる。誰かの為じゃなくて」ってきっぱり選択したレオンがかっこよかったです。台詞は引用に書いておきます~ これを言ったレオンは魔法使いとして世に名前をのこせなくてもいいって思ったんじゃないかなあ。
書くのが楽し過ぎて後書きがたった1ページ、って書いてますが、こちらも面白かったです! クライマックスすぐに終わっちゃうのでページ短いよ~!ってハラハラしましたw そういう意味でハラハラかいっ -
Posted by ブクログ
サオリ住むマンションの屋上にある妖精館は、みんなが魔女だと言うダイアン・カーターさんのお屋敷。そこから聴こえてくるヘンな音楽が気になったサオリは、ダイアンさんの孫・レオンと出逢う。学校ではみんなの王子様、だけどサオリにだけはチョーオレ様!なレオンは、あのヘンな音楽をどうしても自分の曲にしたいと言って……
小中学生向けのクトゥルフものがある!? と、スチームパンクシリーズでお馴染みの桜井先生のRTで知りまして早速調べて、ずっと読みたい読みたいと思っていましたが、著者の友野先生から直接ツイッターでリプ頂いたことにびっくりしちゃって、勢いでポチッてたぜ! 書店にある時からどうクトゥルフなんだ? とぱらぱらめくったら、フルートのような音とか、エーリッヒ・ツァンとか、カーターとか…うほう! ドリームランドものだぜえ! 読むの楽しみでした。ここんところつばさ文庫続きだから、レオンもいっちゃおう! と。
「小中学生向けのレーベルでクトゥルフものを書いて、将来のクトゥルフ神話クリエイターを育てたい」という友野先生の目論み通り、確かにやさしいクトゥルフものという感じでした。私もクトゥルフ神話の知識はせいぜいデモンベイン・スチパンシリーズ・全集1と6を読んだくらい、だったんですが、それでも「あー、わかりやすい~!」って思ってしまった。そして勿論面白いのだ。まんまとはまっちゃってる。特に旧支配者かな? 外なる神々とかかかな? それらのいる世界のことを説明したダイアンさんの言葉がすごくわかりやすかったので引用します。「宇宙は、地球とくらべものにならないくらいに大きくて、その宇宙より、もっともっと大きな世界が存在している。わたしたちなんて小さすぎて、かかわることさえ出来ないような、大きな世界」 そしてその彼方の世界から身を遠ざけておく守りの手段がダイアンさんの使う魔法、と。
ショゴスらしきうねうねべとべとしたものはテケリ・リと鳴き声を出してたり、シャンタク鳥が出てきたり、ナイトゴーントもいたり、猫が出て来たのはウルタールがあるから? レオンとサオリに襲いかかってきた円錐型のイソギンチャクみたいなのは何だろう? ダイアンさんはランドルフの血縁者なのよ~^▽^ と思い出せるだけでもこんなに! クトゥルフ好きの方にはたまらないのではないかとっ
あとそれからレオンとサオリがほんまにかわゆい~~!サオリは思ってたようなヒロインじゃなくてそれが逆に好印象でした。なんかこう、別のつばさ文庫で言うならサトミちゃんみたいな感じかなって思ってたんだけど感情を表すのが苦手で無表情で。レオンも天才って言うくらいだから完璧超人なんだろうなと思ったら結構いろんなところ抜けてて、なんか年相応で可愛いなって! なんかTRICKの奈緒子と上田を思い出す感じ。ダイアンさんは里見ママか。レオンも猫かぶりの自意識過剰なやつかと思ったらそうでもなくて、自分の才能を伸ばしていつか世に名を残す! だから頑張る! って言う偉い子でした。どっちにしろ不遜だけどw この二人が小さい頃会ってた幼馴染っていうベタな設定も萌えるわあ はあこの二人らぶらぶにならないかな、きゅんきゅんな展開も期待してます。
すぐに続き買ってきてしまったよ^▽^ 楽しみです~ -
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"熱烈なキスを交わした結果、ふたりは二度と会えなくなった"
"のろまを見捨てたため、彼女の出費は倍増した"など、12の謎めいたシチュエーションの真相を、イエス・ノーで答えられる質問だけで探り当てろ。
推理カードゲーム、「ブラックストーリーズ」が初の小説化。
「ブラックストーリーズ」というカードゲームを小説化したという、一風変わった本です。
出題者に、はい・いいえだけで答えられる質問をしていき、真相を突き止める「ブラックストーリーズ」。あるいは、「水平思考クイズ」や「ウミガメのスープ」と言ったほうがしっくりくる方もいるかもしれません。
いや、カードゲームの小説化ってどんな? と思いますが、それぞれの回答者や小説パートをそれぞれ別の著者が担当しているらしく、ちょっと不思議な話を集めたショートショート集としても読めますし、ゲームのリプレイ実況のように楽しむのもありかなと思います。不思議な読み心地。
ちなみに私この「ブラックストーリーズ」というカードゲーム持ってるのですが、友人がいないためプレイしたことがありません。悲しい。 -
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ネタバレレオンのおばあさんダイアンさんがめちゃくちゃ好きなキャラだった。
・レオンと主人公が同棲するの児童書あるあるの無理矢理なカンジなのかと読む前は警戒していたけど、自然に近い流れだったので不安にならずに読み終えることができた。
・これ!シナリオで出てきたヤツだ!というのが何匹か(匹でいいのだろうか?)出てきて、テンションが上がった↑TRPGがやりたくなった。切実に。
・主人公の怪力は面白いけど、物語の大きなキーポイントになるということもなく....。面白いよ。
・展開は、早くもなく遅すぎることもなく、物語が進んでいった。
・Twitterで作者の友野詳先生が「クトラルフ神話+ジュブナイル魔法冒険+ちょっとラブコメ」と呟いていたのを見て、クトゥルフ神話の部分が超超気になったので手に取った一冊。
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Posted by ブクログ
ネタバレ〇 概要
「熱烈なキスを交わした結果,二人は二度と出会えなくなった」,「のろまを見捨てたため,彼女の出費は倍増した」など12の謎めいたシチュエーションの真相を,イエスとノーでこたえられる質問だけで真相を当てる…というゲームを行う4人の男女。推理カードゲーム「ブラックストーリーズ」を小説化した作品
〇 総合評価 ★★★☆☆
非常に短いブラックなストーリーが12本書かれた作品。どこかで聞いたことがあるような話もあって,とても読みやすい。ただ,内容は非常に薄く,読んでいるときはそこそこ楽しいけど,後には何も残らない…ポテトチップスのような作品。★3で。
〇 サプライズ ★★★☆☆
作品全体に,「初対面」という問題の出題として,「運転手」が,実際に起こした誘拐事件の告白をしたという仕掛けが用意されている。ほかにも,「投資家」は,「ロンドン塔の少女」で,「詩人」は,「子ども殺し」で,それぞれ自らの体験を告白し,「船長」は「消えた拳銃」で,自分の部下の話を告白している。それほど大きなサプライズではなく,味付け程度。★3で。
〇 熱中度 ★★★☆☆
非常に短く,そして興味深くブラックな話が読めるので,読みやすい。読むのが止まらないという作品ではないが,最後までさらっと読める,読みやすさがある。電車の中で1つずつ読んでもよいかも。★3で。
〇 インパクト ★★☆☆☆
個々の作品は,そこそこブラックなんだけど,「消えた拳銃」など古典といってもいいようなトリック。ほかの作品も,読んでいるときは,そこそこ楽しめたけど,後に残らない。インパクトは薄いなぁ…。★2。
〇 読後感 ★★★★☆
「運転手」が誘拐犯であり,その罪を告白するという展開は,やや読後感が悪い。個々の作品も,全部ブラックな作品なので,トータルで見て,読後感は悪い。こういう作風は結構好き。★4で。
〇 キャラクター ★☆☆☆☆
「運転手」,「詩人」,「船長」,「投資家」はいずれもキャラクターとして弱い。「シスター」も,超常的な存在っぽく描かれているが薄い。総じて,キャラクターの魅力はない。ゲーム的な作品なので,人間が書けてないのは仕方ないところか。
〇 希少価値 ★★★☆☆
ゲーム的な内容の作品であり,ブラックミステリーズというゲームの紹介的な内容なので,再販などもなさそう。いずれは手に入らなくなる作品だと思う。★3で。
〇 トリックなどのノート
〇 プロローグ(出題者:シスター)
拳を握りしめたまま,男は道ばたで溺死した。
→ 漢は排水溝に落とし物をした。体は路上にあるまま,頭だけ排水溝に突っ込んだ。排水溝に詰まり,手を伸ばして落とし物をつかんだが,抜け出せなかった。やがて,雨で排水溝の水嵩が増して,溺死した。
〇 一生分の一分間(出題者:運転手)
熱烈なキスを交わした結果,二人は二度と出会えなくなった。
→恋人と交わしたキスによって,彼は一本遅い電車に乗ることになった。その電車が事故を起こしたせいで,彼は命を落とした。
〇 のろま(出題者:詩人)
のろまを見捨てたため,彼女の出費は倍増した。
→彼女はバスで試験会場を目指していた。だが,渋滞に巻き込まれ,仕方なく降車し,徒歩で目的地に向かい始めた。やがて渋滞は緩和され,先ほどのバスが隣を通りかかった。彼女はしぶしぶ二度目の運賃を支払い,同じ車両に乗り込んだ。
〇 消えた拳銃(出題者:船長)
ある男が頭を打ち抜かれて放牧地で死んでいた。拳銃は離れた小屋で見つかった。
→男は拳銃に長いテープをくくり付け,その端を離れた山羊小屋に垂らした。男が自殺をした後,山羊が紙テープを食べ,拳銃を引き寄せた。やがて紙はなくなり,拳銃は小屋に転がった。
〇 満杯の絶望(出題者:運転手)
倉庫にたくさんの食料が残されていたため,島は地獄になった。
→船は無人島に旅行客を運んだが,積荷を下ろさずに出航した。食料もないまま無人島に残された客たちは,地獄のような時間を過ごした。
〇 渾身のジャンプ(出題者:投資家)
タイミングを厳密に図り,彼は渾身の垂直飛びを行った。60センチをジャンプして,直後に死んだ。
→男はケーブルが切れて落下するエレベーターに乗っていた。彼は,着地の瞬間にジャンプすれば助かるという都市伝説に賭けてみた。だが,むろんそんなことはあり得なかった。男はちょうど60センチ飛び上がり,直後に死んだ。
〇 いつまでも赤(出題者:運転手)
赤,赤,赤。どこまでも続く赤に絶望して,男は死亡した。
→ルーレットで,男は黒に賭け続けた。だが何度繰り返しても,どこまでも赤が続いた。全ての金を使いきった彼は,絶望して,死んだ。
〇 やましい三人(出題者:詩人)
心にやましさを抱えた三人が,並んだ箱に入っている。
→下着泥棒が女子更衣室をあさっていたところ,外から足音が聞こえてきた。あわててロッカーに隠れた直後,入ってきた男女が過剰な愛情表現を始めた。さらに外から足音が聞こえ,男女もロッカーに飛び込んだ。女子更衣室に入ってきた別の女性は,人の気配に首をかしげた。その背後では,やましい男女が息をひそめている。
〇 ロンドン塔の少女(出題者:投資家)
少女はロンドン塔の前で,「はい」と答えた。男はテムズ川に身を投げることにした。
→男は莫大な借金を背負っていた。貸主は,返却期限の延長を賭けで決めようと持ち掛けた。観光客の東洋人女性の国籍を質問し,どう答えるかを賭けた。彼女は日本人であり,男は賭けに負け,破産した。
〇 子ども殺し(出題者:詩人)
男は自由と引き換えに,自分の子供を殺した。
→男は逃亡中の凶悪犯だった。顔を整形し,なにも知らない女と結婚し,子供を作り,幸せに暮らしていた。だが子供は整形前の男とそっくりに育った。このままでは警察にしっぽをつかまれると考え,男は自分の子供を処分した。
〇 列車の指跡(出題者:シスター)
たびたび人身事故を起こすその列車は,整備工場に戻るたび,一直線に並んだ指の跡が見つかる。
→列車が事故を起こした。切断された指が隙間に入り込み,見逃された。その指は列車用の洗車機ブラシにかきだされ,そのままはまりこんだ。列車が洗車機で洗われるたびに,回転するブラシについていた指が跡を付けていた。
〇 死はすばらしい(出題者:船長)
少女は死んだ。そしてとても喜んだ。
→少女は過保護な両親に地下室に閉じ込められて育った。「外に出ると死ぬ」と言い聞かされ,それを信じて疑わなかった。彼女は地下室を抜け出て,初めて外の世界を見た。彼女は死んだのだと思い,死後の世界はなんと自由なのだろうと喜んだ。
〇 初対面(出題者:運転手)
計画は予定どおりに完了した。最後に被害者の顔をみて,誘拐犯は絶望した。
→女は殺してしまった子供の死体を処理するために,嘘の狂言誘拐を計画した。仲間に引き込んだ実行犯に金を渡すふりをして,子供の死体を押しつけた。それは予定通りに進行し,実行犯の手元には,死体だけが残った。 -
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ネタバレ家の隅で眠っていたシリーズ群。コクーン3冊、続いてティルト2冊まで読みました。
小説なのに、お話の構造が物すごくTRPGセッションで、(ところどころセッションぽくないですが)、ああ、こうやって遊んだんだなあと思えるところは楽しいです。
反面、TRPGセッションの枠からどうしても出られないので、小説として読むにはとっちらかっている感じもあったり。「事件」がゲームの都合的な何かで展開して、「真相」が世界観の都合的な何かで集束する、そんなところ。
あと、登場人物が、好みとはちょっと外れてて……。
あ、TRPGセッションで同卓する分には楽しいキャラ達だと思うのですが。
小説として読む分には、自己中心的というか、自己完結的な部分が目につくのが、ちょっと苦手。
ティルトに入ると、ソアラまで短絡キャラの仲間入りしてるしなあ。あれこれ考えるセッションスタイルの人は遊びにくいマスタリングなのかな、とか思ってしまいます。
ただ、情緒あふれる世界感を素材にする友野GMの手法は、以前からとても好きで。
コクーンの後半、ティルト序盤の漫遊記的な描写は、とても楽しませてもらいました。
あと、続きはティルト1冊、アビス3冊、そして最終巻があるらしいのですが、入手が難しいので足踏み状態。 -
Posted by ブクログ
届けなければいけない手紙があれば
それを片手にどこへでも。
連続、といえば連続ですが、どこの話から読んでも
そう困った事にはならないかも?
人間ドラマ、というか、歴史の中での交差。
最後まで読むと、これはもしや…という接点が。
重要なのは手紙を届ける事。
なので、話によっては不思議状態で終わっていますが
どこかしらの話で、どこかしら顔をのぞかせています。
それを見つけるのが、ちょっと楽しかったですw
しかし…世界のどこかで暮らしている彼ら。
己の分屋に特化しすぎている輩というのは
それはそれで非常に…。
好きなのは4話目。
子供達わんさか、罠わんさか
分かりやすい大人わんさか♪