友野詳のレビュー一覧

  • 【合本版】新装版 コクーン・ワールド 全3巻

    地底世界のほっこりファンタジー

    今でいうと、なろう的な空気感を持つ超マイルドファンタジー(まあ戦闘するし、敵キャラは死ぬんですが)
    友野詳は、なろう作家の居るところをこの時代から通過していた!?
    でもこれ、TRPGリプレイが原作なんですね。通りで会話シーンがそんな雰囲気だ。
    女魔術師タリアの「わたい」キャラが可愛いなあ。それ以上に...続きを読む
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    書店で勢いに任せて購入しました。
    結果、買って正解!普通のミステリは推理する事を放棄してしまいがちですがこれは違います。
    インパクトの強い短文のおかげで否が応でも状況を考え始めます。勿論、考えたところで解けるのかは別の問題です。短編集なのでかなり読みやすいのも素晴らしい点の一つ。最後の方の問題は登場...続きを読む
  • 新装版 ルナル・サーガ6 白い峻嶺
     四姉妹編完結。謎の解明に戦いさらに戦いと最終巻にふさわしい密度だった。とはいえまだ双子の物語は完結せず、むしろ始まったといえる。実際そういう締め方であったし……。この先の発刊予定は未定のようだが、せめて『完結編』は出してほしい。というのも記憶にある展開とかなり違っていて非常にモヤモヤしているからで...続きを読む
  • 新装版 ルナル・サーガ5 銀の深淵
     いよいよ大詰め。戦いは激しさを増し、パーティーメンバーも生きてはいるが”そのまま”ではいられない。5巻では異色の存在である<多足のもの>が登場。実際にキャラクターを作ってプレイしたこともあるほどルナルでは好きな種族。銀の月の種族だけのキャンペーンをやった時に作ったはず。どういうシナリオだったかは忘...続きを読む
  • 新装版 ルナル・サーガ4 緑の迷路
     なぜ旅をするのか、何をしたいのかを始まりの地でもう一度見つめなおし、新たな旅立ちが始まる。これまでは元のリプレイも含めてどこか世界観の紹介という側面があったが、ここからはまさに双子の物語。ここからはあっという間に終わってしまってあっけにとられたような記憶があるが、はたして再読してどう感じるか楽しみ...続きを読む
  • 新装版 コクーン・ワールド3 夜明けに笑う冒険者
     面白かった。人間関係とか色々複雑なことになってるのに相変わらずのノリで突っ走るし、ラスボスも主人公パーティー以外は真面目なのがまた面白い。次は続編のティルト・ワールドと行きたいところだが、どうやら復刊未定でしばらくお預け。
  • 新装版 コクーン・ワールド2 真夜中に騒ぐ冒険者
     本当はものすごいシリアスなことをやっているはずなのだが、キャラクターの言動のせいでそうは感じないが、それでもシリアスな展開で物語が進んでいくという絶妙なバランスが凄い。こういうことをやられるとたいていは滑ってしまい読んでいる方はつまらないのだが、物語のポイントとして押さえるべきところはきっちりと抑...続きを読む
  • 新装版 ルナル・サーガ3 黒の海流
     長いプロローグも終わりいよいよ四姉妹編に突入。あれの伏線はここだったか。もう少し先だと思っていた。そして書き下ろしはラナークとアードの出会い。これはこれでよかったけど、終盤のあのシーンの中に織り込んでも良かったかなとも思う。そしてあれの伏線がある本編にこの書下ろし。もしかして狙ってた?
  • 新装版 ルナル・サーガ2 青い聖堂
     魔法合戦のくだりで、そういえばGURPS MAGICにはえげつない魔法がたくさんあったっけ、「空気破壊」とか、などと思いだしたりしてちょっと違う方面から懐かしさを覚えた。そしてやっぱりこの『青い聖堂』が印象に載っているのはみんな同じかと妙に安心したりもした。この一巻だけで十分にひとつの作品として成...続きを読む
  • あやかし秘帖千槍組 妖貸し狐狸合戦

    本当に面白い

    登場人物がいい。
    ストーリーがいい。
    涙あり情けあり、久しぶりに面白い小説にであった。是非、是非 テレビドラマかして欲しい。
    友野さんって時代物ずっと書いて欲しい。
  • 新装版 ルナル・サーガ1 赤い瀑布
     コクーン・ワールドに続いてまた懐かしい作品を読むことができるとは。当時ガープスで遊んでいたこともあり、思い出深い作品の一つ。話の面白さよりも懐かしさのほうが先に立つ読後感が心地よかった。
  • クレイとフィンと夢見た手紙
    作者さん、話作りが上手いですね?
    世界観はSF。BLを臭わせるバディ。かわいい女の子と出会う一話完結の人情もの。
    ただ文章が少々読みづらくて…ラノベってこういうことがあるからなぁ。
    スオウさんの絵柄に合わせた小説を書くという企画だったそうで、バックに落ち着いた空気が流れているのはそのためだろう。『キ...続きを読む
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    水平思考クイズに興味があるので、読んでみました。
    1つのお話ごとに推理パートと小説パートに分かれていて解説としてはわかりやすいのかなと思いました。
    水平思考クイズだから仕方ないのですが、それはあり得ないでしょと思ってしまった部分があったので☆4です。
  • ソード・ワールドRPGリプレイ・アンソロジー デーモン・アゲイン
    GMとPLの読み比べがとても興味深い
    同じゲームシステム上で三者三様に個性が際立っていてまこと面白い
    こうしてみると前のある『バブリーズ』と比較されて
    他二編がそれほど霞んでいない
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    水平思考パズルで有名な「ウミガメのスープ」のミステリー版。

    ある古い洋館に集められた5人の男女。
    一癖も二癖もある彼らが出す問題は、全12問。

    不可思議な問題を出題者が提示し、回答者が出来るのは、イエス、ノーで答えられる質問のみ。
    果たして、真実に辿り着く事は、出来るのか。

    カードも小道具も、...続きを読む
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    面白い遊びだなと。
    でも問題にできるシチュエーションを探すのは大変そうだ。
    シスターと大旦那様とは何者なのだろうか??
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    「ウミガメのスープ」、それをカードゲーム化した「ブラックストーリーズ」、の小説化です。
    アナログゲーム好きなので以前から興味がありましたが、期待と不安を軽く飛び越えていて楽しく読めました。
    水平思考遊びの入門書的にも読めそう。

    内容的にブラックでないもの、突飛すぎない問題集(?)があるなら、家族で...続きを読む
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問
    推理カードゲームの小説化らしいけど、それを知らなくても小説として面白かった。ブラックな謎解きゲームそれぞれも面白かったし、参加者の過去が謎につながるのもよかった。
  • 新装版 コクーン・ワールド2 真夜中に騒ぐ冒険者
    リィズちゃんは昔のほうがかわいかったと思う。
    あざとかったとも思う。イラストは。

    理想を語るギスカールを、論破していくところが今も昔も好きですね。まったく違うテンションの両者だけど、
    相手にはしてないんだけど、結果論破になっているという。
    真剣な相手を、ゆる~く流す、っていう態度が好きですね。
    ...続きを読む
  • 新装版 コクーン・ワールド3 夜明けに笑う冒険者
    地下世界での冒険も終幕。続きのティルトやアビスも出てほしいけどね。
    いや、旧盤で持ってるんだけどさ。

    語り部がラストで登場人物と交錯するという形が、昔は衝撃だったんだよなぁ。今でこそ、漫画や小説の登場人物が、自らに突っ込みを入れるというのはよくある手法だけど。
    自分としては、初体験だったのですよ。...続きを読む