渡部潤一のレビュー一覧
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面白いっすねえ、太陽系。自分たちが暮らす地球が属する太陽系は、宇宙からみれば小さな存在ですが、それでも知っていることはホンのわずか。まだまだ夢がいっぱいです。地球の仲間たち=惑星について、最新の知見を踏まえて、すごくわかりやすく解説してあります。カラーの口絵も、太陽系惑星への興味を大いにそそるもので、すぐにでも天体望遠鏡を買って夜空を眺めてみよう!という気になります。
著者は、冥王星が惑星から準惑星へとカテゴリーを替える際に、アジアから唯一参加した識者です。その経緯や反響が細かく書かれていて、「冥王星、惑星から降格」という新聞の一面記事が実は適切ではない、ということもわかりました。新書で入門と -
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大好きだったNHKの宇宙番組『コズミックフロント』のホームページ連載をまとめた一冊
宮沢賢治の人生を振り返りながら、その不器用で献身的な人間性に科学がどう関わっていたのかを紐解き、彼が生み出した作品群に現れる星々や自然現象について分かりやすく解説してくれる
星そのものについて掘り下げるというよりは、なぜその星を賢治が選んだのか、賢治が書きたかった想いはなんなのか、といった文学方面での掘り下げに重きを置いている
宮沢賢治の概要として、とても分かりやすくまとまっていると思う
天文学知識を求めてというよりは、宮沢賢治は一通り読んだけれど、もう少し詳しく知りたい!という層におすすめ
先行研究につい -
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むかしから星や宇宙の話は好きで、小学生のころ町にできたプラネタリウムによく通っていた。今でも、プラネタリウムの解説員になれるならなりたいと思っているほど。同じころ、鉄道も大好きで、ふたつの要素が並んだ「銀河鉄道の夜」を初めて読んだのは確か小学6年生だった。宮沢賢治がどんな風に夜空を眺めていたのか知れるなら、と思って購読。
著者の渡部先生は国立天文台の所属。きっと、研究よりも発表や観察会によく出られる方なのだろう。とても取付きやすい語り口で、賢治の考え方の推論や彼が生きていた当時の天文界、科学界のトレンドを解説していて、読み飽きなかった。楽しみにしていた銀河鉄道の夜についての解説は後半からだが -
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Posted by ブクログ
天文学と考古学との分野間の関わりに焦点を当てた「古天文学」の概要について述べた本。
はじめにに「いにしえの人たちが星座をどのように眺め、何を見出してきたのか、歴史上の遺跡や個記録を手掛かりに読み解いてみる研究分野です」と、明確に書いてあり、テンション上がりました。
醍醐味だなと思った内容が、ピラミッドの東西南北を正確に測ると、少しずつずれており、いままではちょっとずつズレていることは何かで知っていましたが、実は歳差による天の北極の位置のずれを表した直線状に、それぞれのピラミッドの方向のズレが乗っていたので、古代エジプト人たちは星を使ってピラミッドの東西南北を計測していたことが考えれる、というも