渡部潤一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
訳者後書きにあるように、薄い小冊子ながら知識の細切れというよりは著者のユーモアも交えながら天文学の歴史を感じることができた。
一貫して著者の念頭にあったのは
「地球でのふつうは宇宙でのふつうではない」
という言葉に集約できるだろう。
ただ、最終章には著者の想いが強く出てしまったのだろう。読んでいて非常に違和感を感じてしまった。
本書のタイトルが著者の想いであることから主旨としては良いのだが、これまでの宇宙スケールの話が極端に一個人のスケールにまで収束してしまい(書いてある内容は宇宙視点の話なのが皮肉である)、言い方は悪いが著者がアメリカ人気質が全面に出てしまった感が否めず、残念であった。 -
Posted by ブクログ
単行本『忙しすぎる人のための宇宙講座』から改題されたそうだけど、元のタイトルの方が良かったんじゃないか?しつこくつっこむなら「忙しい人のための」が。
確かに最後の部分は、価値観というか近視眼的なものの見方の変革を迫る感はあるけど、そこに辿り着くまでは、どうにもタイトルへの違和感がつきまとう。
このレベルの内容をさらっと理解できる人には、目新しいこと書いてるわけでもないし、この内容が人生変わるほど新しく感じる人は、多分内容を理解できない気がする。
あと、薄さから「このくらいなら読めるかも」と思うと、それなりに時間かかるかも。読みやすいことは読みやすいけど。
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Posted by ブクログ
本棚をぼんやりと眺めていて再び手に取ってみました。
「イトカワ」の話等既にその世界では当然のことだったのか、冥王星ニュースに飛びついただけのミーハーな当時も今も当方の浅さだけが際立っております。
その程度の当方の低さを差し置いて、この本を読んでいて感じたのは小保方問題。
彼女の最大の問題は、自らが正しいと思う「事実」を科学的方法で提示しなかった点かと。
結果として提唱理論が誤りだったということなどは科学の進歩の中ではよくある話で何も恥じることはない、とにかく何で論理だった(あるいはそのような体裁を整えた)説明をしないのかな?
組織による隠ぺい云々などこの問題には色々な圧力があるとは思うが、科学