渡部潤一のレビュー一覧
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ネタバレ賢治と「星」を見る
宮沢賢治の生涯や作品と星との関係に着目したNHKの番組の監修の際に書いたエッセイが書籍化されたものです。
章立ては以下の通り。
旅のはじめに
第一章 賢治の生きた時代へ
第二章 教師、宮沢賢治の星空
第三章 賢治、大地に根ざす
第四章 ふたたび石に向きあう
第五章 そして、宇宙へ
旅の終わりに―あとがきにかえて―
宮沢賢治に関しては、「銀河鉄道の父」を見てだいたいの生涯は知っていたのですが、賢治の人生の節目節目にどの作品が書かれたなど詳細は知りませんでした。この本は賢治の人生の節目となった出来事を概観しつつ作品に出てくる星や天体現象に関して天文学者の目から解説しています。
特に最後の章の「銀河鉄道の夜」に関しての解説を読みながら、この有名な物語もおぼろげにしか覚えていなかったことにちょっとショックを受けています。
宮沢賢治の作品をゆっくりと再読してみようかなという気にさせてくれました。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
「こわい」とはどういう意味か気になり、好奇心から読んでみましたが、扱われているのは現実に起こっているリアルな問題でした。
現実的な問題を身近なものとして考えるには素晴らしい本だと思いますが、タイトル通り「エンタメとしてのこわい本」を期待して読むと、少し肩透かしをくらうかもしれません。
児童書のためルビは振ってあるものの文字量が多く、それを読みやすくするためか各ページにおちゃらけた一言コメントが配置されています。しかし、内容の真面目さからすると、かえって邪魔に感じられました。
また、地球に関する部分は「自分の身に起こるかもしれないからこわい」と実感が湧きましたが、宇宙に関する部分はスケールが大きすぎて何が怖いのかピンとこず、地球と一括りにまとめない方がすっきりと理解できたように思います。
全体として、ターゲット層や狙いがイマイチ見えにくい本でした。表紙から期待していた方向性とは違いましたが、内容は勉強になりましたし、読みやすくて面白かったです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ月は大気がない。赤道では昼は110度、夜はマイナス170度。地球は大気のおかげで気候がおだやか。
地球の内部は金属が溶けている。これが動くことで磁気が発生して磁石になっている。この磁場が、太陽風や宇宙線をはじいて、地球を守る。
地磁気は変化したり逆転したりする。過去8300万年で183回。最後の逆転は78万年前。チバニアンは逆転する前の地層。
地球と太陽の距離は10万年周期で変わる。氷期と間氷期が生まれる原因。今は間氷期から氷期に向かう途中。
現在の大陸は2億5千万年前は、バンケアという一つの大陸。2億5千万年後は、また一つの大陸になるといわれている。
どんな生き物も絶滅に向かっている。人類も数千年の間には滅亡する。
地球の活動停止と太陽が徐々に明るくなることで、生命は終わる。
宇宙との境は、カルマン・ライン=高度100キロの熱圏内に存在する。ISSは、高度400キロ=東京大阪間の距離。
月は、毎年3センチ遠ざかっている。月が遠ざかることで地球の自転が少しずつ遅くなっている。
月がなかったら時点は一日8時間程度。風が強くなり天候が荒れる。傾きを保つ役割もある。月がなかったら予測不能。
月の表面はレゴリスという砂より細かい粒子で覆われている。
アルテミス計画=月へ人類を送る計画。エネルギー源としてヘリウム3が核融合の燃料になる。望遠鏡や裏面に電波望遠鏡を建設する。アルミ、チタン、鉄などが豊富。
太陽風は銀河の宇宙線から守っている。
主系列星=主な構成。寿命は100億~120億。内部の水素を使い果たすと、赤色巨星になる。その後白色矮星と惑星状星雲になる。
海王星は地球と太陽の30倍の距離にある。太陽系外縁天体は100枚より遠い距離にある。その外にオールトの雲があり彗星の期限。
金星は硫酸の雲が光を反射するため金色に輝く。
火星は赤錆を含んだ土や岩の色で赤い。
ほとんどの小惑星はいびつな形。小惑星から離れたものがイトカワやリュウグウ。観察しやすいが衝突の可能性がある。
木星はガス惑星。アンモニアやメタンで模様ができている。大赤斑は、小惑星が衝突してできたもの。地球に衝突しそうな小惑星を巨大な引力で吸い寄せている。
土星の北極には六角形の雲の模様がある。
土星の衛生エンケラドスは生命の存在が期待されている。水、有機物、エネルギーが揃っている。タイタンも移住先候補。大気がある。マイナス180度だが、太陽が大きくなるとちょうどいいかもしれない。メタンの雨が注いでいる。
天王星は横に倒れて回っている。
ペテルギウス(オリオン座の右肩)は終わりが近づいている星。赤色超巨星。超新星爆発を起こす寸前。
太陽の0.08倍以下の校正は、核融合反応が続かず、恒星が維持できない=褐色矮星になる。
太陽の8倍くらいまでは、水素を使い果たすと膨張して赤色巨星となり、その後惑星状星雲と白色矮星になる。
太陽の8倍以上の恒星は、水素を使い果たした後、赤色超巨星となり超新星爆発を起こす。中心は中性子星となり、太陽の30倍以上だとブラックホールができる。
イータ・カリーナ=りゅうこつ座η星。超新星爆発を起こすと有害な放射線が地球にまで届く。
かに星雲は超新星爆発の残骸。
太陽のとなりの星は、プロキシマ・ケンタウリ=ケンタウルス座のα星系にある。4.2光年の距離。
天の川銀河は局部銀河群に属し、乙女座超ギンガ団に属す。
アンドロメダ銀河と天の川銀河は時速40万キロの速さで近づいている。37億年後、衝突が始まる。星はぶつからない。通り抜けた後、再び引き寄せられて70億年後には合体する。
一等星は6等星の100枚の明るさ。その間を2.51倍ずつに分けている。マイナス1.5等のシリウス。満月はマイナス12.7、太陽はマイナス27。
銀河間にはダークマターがあり、重力で天体を引き寄せている。見えているものの質量は4%にしかならず、残りはダークマター。
膨張する宇宙のエネルギーは、ダークエネルギー。 -
Posted by ブクログ
子供の頃父にプラネタリウムに連れて行ってもらうのが楽しみでした。宇宙の話はロマンがあって良いですね。この著者さんは普段YouTubeで宇宙のお話を発信されているとのこと。確かに本で読むよりYouTubeで見る方がわかりやすいかもしれません。
壮大な宇宙の中で地球は本当に小さな惑星なんですね。そして色々な条件が重なり人類をはじめ約870万種もの多様な生物が存在している天体であるとのこと。少なくとも今の所は他の惑星の生命体は確認されていないようですね。
宇宙の話は数億年単位で変化していくので実感が持てないのですが、宇宙の始まりから地球の誕生、そして現在に至るまで、あまり知らなかった事を知ることが出来ました。
私の住んでる所は数える位しか星は見えませんが、それでもこれからは夜空を見上げる時間が増えそうです。