倉田嘘のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
至高だと思う百合の世界、しかしながら、それは女子にしか許されぬ空間。男子には決して入り込めぬ世界。
しかしそのいばらの道を選ぶものが居た。彼は百合男子。
ヲタク用語で有名な「俺の嫁」すら言わず、「俺に嫁などおらぬ!」と断言する。非常に男前だ。
しかし百合世界、男子はハマると変態と言われるハードル高いのだなぁ。
それに比べると、女性陣はすごいなぁ、薔薇はBLという名を得、腐女子とも呼ばれ一般化している(実はそうでもないのかもしれないけれど)。
百合男子は己のアイディンティティを問い続けなければならないほど厳しい、マイノリティの中のマイノリティなのだなぁと思いました。 -
-
Posted by ブクログ
声優は特に好きな人でなかったので通常版で。
一巻ではほとんどわかる、と自分が嫌になったけれど、今度は分からな過ぎでついていけませんでした。ストーリーは入るんですけれど、あ、あの作品だ、というものがないです。コアです。
それはそうと、新キャラの魚屋さん、年季入ってるな。だけれど、秘密となるのがセオリーというのには断固意義を申し立てます。それにしても魚屋さんごついのに息子かわいい。どうしてこうなった。
二巻は読んでいて宮鳥は独占欲の強いノンケじゃないかな、と思ったり。9話の最初の、私も友達(絶対に恋愛感情はおこらない)相手に執着して急に引いたりするし。少なくとも最後のSSは勘違いに一 -
Posted by ブクログ
あらすじ…一見普通の眼鏡男子校生・花寺啓介。見たカンジは彼女とかいそうな彼なのだが、その正体は少女同士の恋愛を主に描いた"百合"に萌えてしまう"百合男子"だったのだ…!
百合が好きだ。しかしそこに男である自分は存在しない…いや、してはならない!!
…そんな、多くの人々にとっては心の底からどうでもよすぎる苦悩を描いた、1人の男子の残念な物語。
表紙買いしちゃいました笑)
自身は百合に興味はないですが、腐女子として、共通する部分があるのではないかと、そんな興味から読んでみました。
主人公が百合男子を謳うだけあってリアル(3次元)の女子同士をそんな目線か -
Posted by ブクログ
一言で言うと「嫌いではない」
倉田さん作品は以前「リンケージ」を買って自分には合わないなーと感じたので今回も迷ったのですが、どうしても気になって買ってしまいました。
百合大好きな主人公・花寺(高校生♂)が同級生に萌えたり暴走したりなもり先生(ゆるゆり作者)で妄想したり同志と語り合ったりする話。表紙は硬派(?)に見えますが中身はギャグです。倉田さん的には真面目に作ってらっしゃるそうですが、ギャグです。
嫌いではないのですが、求めてるものとはちょっと違ったかなーと思いました。
作中に出てくる武蔵野君の「女性作家の(百合)作品を読むことが多い」「女子特有の心理の掘り下げやリアリティーを求めるとどうし