金子みすゞのレビュー一覧

  • 金子みすゞ名詩集

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    美しき言葉に触れ、心の栄養素としてバランスが良い本。
    詩は完成形ではなく、読み手の解釈力が合わさって、世界に一つの「詩」となると思います。

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    2020年07月28日
  • つたえたい美しい日本の詩(こころ)シリーズ 金子みすゞ詩集 こころ

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    私は毎朝、詩を伝える活動をしているけれど、
    金子みすゞでさえ、伝えていかないと
    いまの子どもたちはまったく知らないで大人になっていく。
    信じられないかもしれないけれど
    石川啄木も、寺山修司も、谷川俊太郎すら知らない現代っ子
    中原中也、西城八十、萩原朔太郎も、知らない

    きっと知っていたら、理解していたら、本も読むだろうし、
    絵本も手に取るはず。

    ヨシタケシンスケさんの絵本も、実際に売れているわけだし。

    伝えていく努力を、わたしは続けます。

    いいものは、何年経っても色褪せない。

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    2020年02月10日
  • 永遠の詩01 金子みすゞ

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    ネタバレ

    「おはじき」
    空いっぱいのお星さま、
    きれいな、きれいな、おはじきよ。

    ぱらり、とおはじき、撒きました、
    どれから、取ってゆきましょか。

    あの星
    はじいて
    こう当てて、
    あれから
    あの星
    こう取って。

    取っても取っても、なくならぬ、
    空のおはじき、お星さま。


    <解説より>
    みすゞが瀬戸崎尋常小学校に入学した1910年(明治43)ハレー彗星がやってきた。大接近する5月19日未明、彗星の尾が地球の大気に影響を与えて、空気が十分間なくなる、といううわさが立ち、日本でも、空気をためるために自転車のチューブが飛ぶように売れたという。本好きのみすゞは、星や宇宙に関する本を読んで、想いを広げていた

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    2019年08月23日
  • 永遠の詩01 金子みすゞ

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    普通に過ごしているうちは目に入ってこないものたちに向ける、優しい眼差し。
    金子みすゞの詩は、そんな慈しみに溢れています。

    日常の風景を美しく切り取る作家の言葉も好きだけど、こんな風に見えなかったもの達の素朴な美しさや佇まいをたった数行で示してくれる詩人の言葉にも、いつの間にか胸を突かれる歳になったんだなァ(笑)。

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    2017年01月12日
  • 金子みすゞ名詩集

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    私と小鳥と鈴と、
    不思議、
    蜂と神さま、
    雀のかあさん、
    雪、
    星とタンポポ、
    露、
    美しい町、
    などなど
    とても良い詩集です。

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    2016年11月24日
  • 金子みすゞ 海とかもめ

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    童謡のイメージが強い金子みすゞさんだけど、見ごたえのある鉛筆画と上品な詩で、大人の心にじんわりと語りかけてくる本になっている。懐かしく、温かな気持ちになりたい人にお勧めです。

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    2013年07月26日
  • 金子みすゞ おひさん、あめさん

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    金子みすゞさんの詩は、平易でいて深く、限りなくやさしい。この詩を理解できる心さえあれば、戦争も犯罪も、くだらない差別もなくなる気がする。もっともっとたくさんの人に読んでもらいたい。

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    2013年07月26日
  • 金子みすゞ ほしとたんぽぽ

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    いただきものです。
    お姉ちゃんがもらって、今はハヅキ(3歳3か月)が読んでます。
    CMに使われたり、講演で取り上げられたりして知ってる詩も結構ありました。
    あえて説明しないで、自分で感じ取ってくれたらいいな。
    今わからなくてもそのうち分かる日がくるよ。

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    2012年12月20日
  • 金子みすゞ ほしとたんぽぽ

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    繊細なイラストと共に綴られることで金子さんの詩の響きがとても沁みる絵本。きれいで、なつかしくて、でもどこか儚げな挿絵が魅力的。題名にもなっている「ほしとたんぽぽ」他、すこしかなしげな詩が収録されていますが、どれも青い雰囲気の絵と響きあっていてうつくしいです。大好き。

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    2012年12月16日
  • 金子みすゞ おひさん、あめさん

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    金子みすゞ記念館でこの本に出会いました。もともと私は金子さんの詩が好きだったのですが、この絵本では挿絵のあたたかさと金子さんの詩がよくマッチしていて、何度も繰り返し読んでしまいました。特に、「ちゃわんとおはし」の絵が好きです。

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    2012年12月16日
  • 金子みすゞ名詩集

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    2020年16冊目。(再読)

    誰かが喜んでいる裏で、人知れず悲しんでいる人がいる。そういう「見えないけれど、たしかにある」ものへの繊細過ぎる感性が、人だけでなく、動物や植物、天体や自然現象にまで働いてしまう。大げさでなく、万物に耳を澄ませ、声を聴いていたのではないかと思う。

    だからこそこんなに素晴らしい言葉を紡げるのだと思うし、だからこそいろいろなものが見えすぎて苦しい面もあったのではないか、と想像してしまう。ときどき見せる茶目っ気のある詩はかわいらしいけれど。

    どの詩も、リニアに情景が動いていくというよりも、かなり構造化されている印象。A→B→C→D→E......ではなく、A→B→A

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    2020年05月17日
  • 金子みすゞ なしのしん

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    金子みすゞの詩を絵本に仕立てたもの。

    子どもにも手に取りやすいサイズ。

    詩の朗読会で読んだ後だったので、子供達は喜んでみていた。

    いい詩は、絵本にもなるのだ。

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    2012年09月18日
  • 金子みすゞ《南京玉》より ふうちゃんの詩

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    金子みすゞ が、詩を創作できなくなり、我が子であるふうちゃんの発する言葉を書き留めた、愛の日々の記憶。

    母として、同じような想いを持っているので、ふうちゃんの発する言葉が身に沁みて、泪が滲んでしまった。

    ふうちゃんは、母をどのように想い、感じて、その後を生きたのだろう、と、考えてしまう。

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    2012年08月19日
  • 金子みすゞ名詩集

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    金子みすゞ の詩集を衝動買いしました。
    今読んでいます。

    金子みすゞ の生涯って決して幸せではなかったようです。
    結婚した男は最悪。
    最愛の娘をその男に渡さぬ為にみすゞは自ら命を絶ち、究極の抗議をしました。

    金子みすゞの詩は、みずみずしい子供の感性と、びっくりするような意外性のある悲しみを見抜く目、どれもが光る作品が多い様に思います。

    僕の本棚から、また取り出して、時折眺めたい至極の言葉の達です。

    余計な解説が無いので自分の感性で読める、良書です。

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    2012年07月01日
  • 永遠の詩01 金子みすゞ

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    見たことのない視点から描かれる詩ばかりで、ハッとすることしばし。こんな風なやさしい心で世界を見つめていたい

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    2010年08月20日
  • 金子みすゞ ほしとたんぽぽ

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    童謡詩人・金子みすゞさんの詩の絵本。

    ひらがなでかかれた詩は、ほっこり あたたかです。

    上野紀子さんの描いた世界は淡い色あいなので、おとなのあなたに。

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    2010年04月01日
  • 金子みすゞ ほしとたんぽぽ

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    小学生の時に買ってもらって以来、私が一番繰り返して読んできたのがこの本。
    金子みすヾの優しい詩とイラストがよく合っていて、大好きな1冊です。

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    2009年10月04日
  • 金子みすゞ おひさん、あめさん

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    金子みすゞの詩をピックアップして、絵本調にまとめてある本。
    とても素敵な詩で子供に買ったけどいつも大人がよみふけってます。

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    2009年10月04日
  • 金子みすゞ名詩集

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    今まであまり読んでこなかった詩。恥ずかしながら知らなかった金子みすゞさんの作品。なんていうかとても澄んだ詩が多いと思った。中でも「雪」はとても心に沁みてきました。「ひよどり越」も【めざす平家は梨の芯】なんて比喩がとてもよかったです。

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    2025年04月26日
  • 金子みすゞ名詩集

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    明治時代の詩人なので、言葉に古さを感じるところもあるが、やはり言葉の使い方がうまいし、物ごとを捉える感性に驚かされる

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    2024年12月03日